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2014年10月22日
サステナビリティ / トピックス
パナソニック株式会社は、ニュージャージー州ニューアーク市の北米本社PNA(Panasonic Corporation of North America)にて現地時間10月15日17時より「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)グローバルコンテスト2014」の表彰式を行い、ドイツのイマニュエルカント中学校の作品「つまずきの石」がグランプリに選ばれました。表彰式には、最終審査に残った7校の代表が集まり、グランプリの他にベストコンセプト賞などの各部門賞が発表されました。
最終ノミネート7校の作品は環境問題や友人との絆など様々なテーマを扱っています。グランプリを受賞したイマニュアルカント中学校の作品は、第二次世界大戦時のドイツでのホロコーストの歴史を振り返るというシリアスなテーマを扱った作品です。私たちは歴史から学ばなければならないというメッセージと彼らが抱いた強い思いを表現しています。
▼速報映像:25周年を迎えた「パナソニック キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」
(日本語字幕をオンにしてご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=P2SVX9hlr6Q
KWNはパナソニックが次世代育成支援活動の一環として、世界各地の小中学校を対象にビデオ機材を提供し、ビデオ制作を通じて子ども達の創造性や表現力を育成する教育支援プログラムです。1989年に米国で始まったKWNは、これまでの25年間に、延べ17万人以上、年間約1万人の子ども達や先生が参加しています。
25周年を記念して、KWNプログラムの発祥地であるアメリカで開催した表彰式では、PNAのジョゼフ・テーラー会長兼CEOが、「25年前にKWNを始めた時はこれだけ多くの国の子ども達に影響を与えるようなプログラムになると誰が想像したでしょうか。このような素晴らしい映像を制作した子ども達を表彰できる事を大変誇りに思います。この創造性、前向きな姿勢とコミュニケーション能力で、彼らは明日のリーダーになる事は間違いないと確信しています。」と述べました。
KWNグローバルコンテストは、「環境」と「コミュニケーション」をテーマに5分以内のビデオ作品を募集し、各国・地域のコンテストで優勝した代表作品を集めた中からグローバル審査を実施しています。テーマの選択、企画、撮影や編集など全て子ども達が実施。今年のKWNグローバルコンテストは世界23の国と地域から548校が参加しました。
▼KWNの公式WEBサイトでは、今回の最終ノミネート7作品がご覧頂けます。
KWNグローバルコンテスト2014特設サイト
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/
キッド・ウィットネス・ニュース
http://panasonic.co.jp/kwn/
KWNグローバル表彰式2014写真閲覧・ダウンロードサイト
http://mm.gettyimages.com/mm/nicePath/gyipa_public?nav=pr248391616
KWNグローバル表彰式2014動画視聴・ダウンロードサイト
https://vimeo.com/kwnglobal
【受賞作品一覧】
●グランプリ/グローバルシチズン賞(グローバルな視点を持ち合わせた作品)
<ドイツ> Immanuel-Kant-School Bremerhaven(ブレーマーハーフェン イマニュエルカント中学校)
『つまずきの石』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie02.html
ホロコーストの犠牲者の名前などが刻まれたプレート「つまずきの石」。生徒達の住む街の舗道にも数多く埋められているこの「石」を起点に、彼らが歴史を調べ、考えたことを印象的な映像表現で訴えかける作品。
●ベスト・シネマトグラフィー賞(優秀な映像表現の作品)
<タイ> Montfort College School(モントフォートカレッジ校)
『希望のブタ』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie06.html
少年の住む村では養豚が盛んで、ブタの糞による悪臭が問題となっている。大学の協力のもと、糞を環境にやさしいエネルギーガスに変え、悪臭問題の解決と村のさらなる発展を図る取り組みを紹介。
●ベスト・ウィットネス賞(ドキュメント視点を持った作品)
<日本>福島県いわき市立
勿来第一中学校 『昔ここに戦争があった』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie03.html
太平洋戦争中、爆弾が付けられた巨大な風船でアメリカを攻撃した作戦が題材。風船爆弾の基地となった場所を取材し、当時を知る方々へのインタビューを通して平和の尊さを訴える作品。
●ベスト・ストーリーテリング賞(脚本が素晴らしい作品)
<ニュージーランド>Mount Aspiring College(マウントアスパイアリングカレッジ中学校)
『サマーを探して』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie04.html
里親の元で育った16歳の少女サマー。自分が誰なのかという疑問の答えと本当の居場所を求めて、実の母親を探す旅に出るストーリー。
●ベスト・フレンドシップ賞(優れた友情表現の作品)
<チェコ>Primary School of Josef Bublik, Banov(バノブ ヨセフバブリック小学校)
『僕の親友カミール』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie01.html
主人公の少年がプールでの事故をきっかけに、障害を持つ少年カミールと知り合う。交流する中で友情を深め、かけがえのない存在となっていく姿を描くストーリー。
●Kファクター賞(Kids Factor, 子どもらしい目線で描かれた作品)
<パナマ>Victoria D' Spinay Elementary School(ビクトリアディスピネイ小学校)
『「I can」 夢は叶う』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie05.html
憧れる身近な大人たちの姿に自分の将来を重ね、困難があっても夢は叶うというメッセージを子ども達の希望に満ちた言葉で語りかける作品。
●ベスト・コンセプト賞(優れたコンセプトの作品)
<アメリカ>Lincoln Park Academy(リンカンパークアカデミー校)
『世界飢餓は救える!』
http://panasonic.co.jp/kwn/contest2014/movie07.html
世界中で問題となっている飢餓。先進国も含む国別の飢餓情勢を紹介するとともに、サポート団体を通じて飢餓に苦しむ人々を誰でも助けることができることを提案する作品。
【KWNとは】
KWNは1989年にパナソニックの米国現地法人が米国の公立小中学校を対象にビデオ撮影と編集機器を提供し、子どもの視点でニュースを制作するという教育プログラムとしてスタートしました。その後グローバルに展開し、現在では世界の23の国と地域から548校が参加しています。
KWN活動の狙いは、ビデオ制作を通じて子ども達の創造性と表現力を育てる事にあると同時に、環境問題や地域社会の問題などを取り上げる中で、子ども達の社会意識が高まり、作品制作過程を通じてチームワークが育まれるといった教育的価値も現場から報告されています。さらに、世界に広がるKWN参加校のネットワークを生かして、参加校同士の国際交流も活発化しています。
※参加国:全23の国と地域(国名は五十音順)
北米/アメリカ合衆国、カナダ
中南米/チリ、パナマ
欧州/イタリア、ウクライナ、オーストリア、スロバキア、ドイツ、チェコ、ロシア
中近東/アラブ首長国連邦、イラク、レバノン
アジア/インドネシア、シンガポール、タイ、中国、日本、ベトナム、香港、マレーシア
オセアニア/ニュージーランド
<関連情報>
KWNを含めたパナソニック次世代育成支援プログラムサイト
http://panasonic.co.jp/citizenship/child/
パナソニックキッズスクール
http://panasonic.co.jp/ad/pks/
記事の内容は発表時のものです。
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