
2025年12月15日
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2025年5月28日
技術・研究開発 / トピックス
ハイパースペクトルカメラ試作機(可視光)
開発したハイパースペクトルカメラと従来品の感度比較:一般的な室内照明環境(約550ルクス)下で、従来のハイパースペクトルカメラのゲイン値0dBかつ露光時間20msでカラーチャートを撮影した例(下画像)では、画像が暗くなり色の識別ができないのに対し、試作機(上画像)では明瞭に撮影できています
開発したハイパースペクトルカメラと従来品の解像度比較:一般的な室内照明(約550ルクス)下で、従来のハイパースペクトルカメラで一般的なVGAの解像度で文字列を撮影した例(下画像)では、小さな文字が明瞭に見えないのに対し、試作機(上画像)は最大4Kの解像度を実現し、小さな文字まで識別できます
オートフォーカス(AF)機能の撮影画像比較:一般的な室内照明(約550ルクス)下でカラーチャートを撮影した例では、オートフォーカス機能をオフにした場合(左画像)は画像不鮮明ですが、オートフォーカス機能をオンにした場合(右画像)はカラーチャートが明瞭に見えています
ハイパースペクトル画像(可視光)を用いた分析・検査例
目視やRGBカメラでは、異物が付着しているのか、内部に混入しているのか判別が困難な場合があります。ハイパースペクトルカメラとAI画像検査ソフトを組み合わせることで、これらの違いを識別することが可能になります
RGBカメラ撮影画像(上画像)と、ハロゲンランプを用いた短波赤外ハイパースペクトルカメラ試作機で撮影しAI分析を行った画像(下画像)の比較。(左図)樹脂判定、(中央図)液体判断、(右図)半田ごての温度分布。短波赤外ハイパースペクトルカメラの使用により、目視やRGBカメラでは判別が困難な透明な物質の識別や、温度の推定が可能になります
記事の内容は発表時のものです。
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