撮影・制作においては昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、人の移動や負担を減らすため、フルリモートでの撮影体制を新たに構築。映像監督の田中秀幸氏も撮影現地には一切行かず、事前の現地調査も東京からフルリモートで行いました。
課題となったのは、映像セットを動かす裏方のスタッフや振付師 JOE BROWN氏率いるダンサーたち総勢185人のスタッフ内での細かな演出の意図・イメージの共有でした。そこで効率的に情報共有できるオンラインのメリットを活かし、プリビジュアライゼーション(※1)を用いたシミュレーションや事前のテスト撮影などを何度も繰り返し、ダンス、セット、カメラワークすべてを緻密に計算して念入りに行うことでスタッフ全員のイメージを合わせていきました。