2022年3月3日
トピックス
社会課題の解決策を生み出すために、オープンイノベーション型の事業開発および新規事業のインキュベーションを組織的に推進
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、イノベーション創出加速を図る取り組みに挑戦しており、2021年10月1日にグループCTO傘下の事業開発室に、BTCイノベーション室を新設し、新規事業の企画・創出、ならびに育成(インキュベーション)、それに加えて組織能力の強化を進めています。新規事業への新たな活動として、プロスポーツチームと連携した地域とくらしへの貢献を目指した取り組み「ホームタウンDX」をこのたびスタートさせました。こうした活動全体を「イノベーションの循環」としていくことに取り組んでいます。
<事業開発室 BTCイノベーション室について>
事業開発室は、ソフトウエアやサービス・ソリューション系の新規事業を短期で立ち上げをしていく上での知見やノウハウを組織として蓄積し、社外のオープンイノベーションの知見を持っている方々とのネットワークのハブにもなる役割を有しています。この組織の傘下には、取り組みの初期の段階から、コーポレートで推進している複数のプロジェクトがあります。 この中でBTCイノベーション室は、事業開発室のミッションを実践する組織として、新規事業のインキュベーション(企画創出~企画育成)と組織能力の強化・蓄積の活動を推進しています。
<具体的な取り組み事例>
重点領域として、「ホームタウンDX」を定義した上で、スポーツチームとの共創型事業で、地域とくらしのWell-beingへの貢献を目指す活動をスタートしています。スポーツチームや地域の企業様と共に、地域の課題を理解し、解決するための方法を検討~実証をする取り組みになります。
【新規事業のインキュベーション 1:企画育成】
・CHEERPHONE(チアホン)
スマートフォン1台で始められるスポーツチームとファンとをつなぐ音声のライブメディアプラットフォームです。新たな観戦体験の創出と定着を目指し、すでにガンバ大阪を含むさまざまなスポーツチーや団体へ提供しています。ファンエンゲージメントを大幅に向上させることが確認できており、事業開発を進めています。
https://www.cheerphone.jp/
https://news.panasonic.com/jp/topics/204449.html
・ENY feedback(エニーフィードバック)
スポーツチーム向けの集客効果の測定ソリューションとして提供をしています。ID化が困難なライト層の声を収集し、ファン基盤の拡大に向けたマーケティング施策の効果検証~効果最大化に貢献します。チームのホームタウンへの設置も可能で、ソーシャルヒートマップを作成し、チームと地域のエンゲージメントの見える化なども可能です。
http://eny-fb.com/
https://news.panasonic.com/jp/stories/2021/86101.html
・Uttzs(ウツス)
展示会のオンラインアーカイブ・コミュニケーションツールです。複数のユーザーへサービス提供をしながら、バーチャル展示空間でのコミュニケーションや購買も可能なプロダクトを目指しています。メタバース関連のプロジェクトとして、新しい企画への可能性も検討しています。
https://www.about.uttzs.art/
https://gccatapult.panasonic.com/stories/story111.php
【新規事業のインキュベーション 2:企画創出】
・スポーツ×地域のプロジェクト
ホームタウンDXの先行取り組みとして水戸ホーリーホック様と活動しています。お困りごとを抽出し、地域の企業様とともに、地域にマッチしたビジネスモデルでの課題解決を実証していきます。
https://news.panasonic.com/jp/topics/204501.html
・スポーツ×サステナビリティのプロジェクト
SDGsに対する貢献を目的にコミュニティを立ち上げました。スポーツチームによるSDGs活動の課題や事例共有により、スポーツチームがハブになるSDGsへの貢献を進めていきます。定期的なオンラインセミナーの開催などを実施していきます。
https://news.panasonic.com/jp/topics/204504.html
・デザインシンキングワークショップのサービス
企画検討や協業検討などの第一段階として「具体的に何から始めていいかわからない」というお困りごとに対して、共感から課題を定義して解決策を構築するデザインシンキングワークショップのサービスを提供しています。ビジネス化に向けた検討フェーズでは、リーンスタートアップの手法も織り交ぜながら、当社での成功、失敗の具体例を踏まえて支援していきます。
https://plat.meijo-u.ac.jp/news/detail_24960.html
さらに本活動では、新規事業の事業開発プロセス全体のDXにも取り組んでいます。新規事業のマーケティングプロセスや、B-T-C(Business-Technology-Creative)/ジョブ型チームのエンゲージメント向上などにつながるソフトウェアテクノロジー、データ活用を推進しています。すでに、今回の事業開発プロセスの社内既存組織への展開もスタートしています。今後もこうした取り組みを通じて、パナソニックグループにおける事業創出活動を加速させていきます。
【お問い合わせ先】
パナソニック株式会社 コーポレート戦略・技術部門 事業開発室
BTCイノベーション室 contact_btc-innovation@ml.jp.panasonic.com
<関連情報>
・CHEERPHONE(チアホン)
https://www.cheerphone.jp/
https://news.panasonic.com/jp/topics/204449.html
・ENY(エニー)
http://eny-fb.com/
https://news.panasonic.com/jp/stories/2021/86101.html
・Uttzs(ウツス)
https://www.about.uttzs.art/
https://gccatapult.panasonic.com/stories/story111.php
・スポーツx地域のプロジェクト
https://news.panasonic.com/jp/topics/204501.html
・スポーツxサステナビリティのプロジェクト
https://news.panasonic.com/jp/topics/204504.html
・デザインシンキングのサービス(名城大学様の事例)
https://plat.meijo-u.ac.jp/news/detail_24960.html
記事の内容は発表時のものです。
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