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画像:KAIROS イメージ

2025年1月29日

製品・サービス / プレスリリース

Panasonic IT/IPプラットフォームKAIROS

1台のパネルからより多くの映像ソースを扱える新機能や16:10など多様な解像度に対応する、ソフトウェアバージョン1.8提供

Singular.liveやViz Flowicsなどアライアンスパートナーとの連携性も向上

画像:KAIROSソフトウェア1.8、Multiple Core Control

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(本社:大阪府守口市、CEO:豊嶋 明、以下、パナソニック)は、業務用ライブ映像制作・配信システム「IT/IPプラットフォームKAIROS」の新ソフトウェア「バージョン1.8」を2025年2月に提供開始いたします。

KAIROSは、新機能のKairos Core複数台制御やグラフィックプラットフォームであるSingular.liveやViz Flowicsとの連携、16:10や5:4などのより多様な解像度への対応が含まれるバージョン1.8によって、大型ライブイベントや放送局など、高クオリティでリッチな映像演出を様々な現場で求めるお客様に、負担・負荷を抑えつつ、自由度の高い映像制作と映像制作システムを提供いたします。

バージョン1.8より、コントロールパネルKairos Control1台に対して、最大2台のメインフレームKairos Coreを接続できるようになり、最大2台のKairos Coreの同時制御が可能になります。これまではKairos Core側からは最大8台までのコントロールパネルの登録が可能でしたが、コントロールパネル/Kairos Creatorは特定のKairos Core1台に対してしか登録できない為、複数台のKairos Coreを運用する場合はそれに応じた数が必要でした。バージョン1.8から、最大2台のKairos Coreを1台のパネルで操作することができるため、より多くの映像ソースを扱うことが可能になり、大型イベントなどでのKAIROSを用いた運用の効率化を促進します。

バージョン1.8では、HTML5グラフィックスにも対応し、Singular.liveやViz Flowicsで生成したグラフィックスをKAIROSへ直接入力できるようになりました。これによりKAIROSへ入力する前にファイル変換する必要がなくなり、スコア表示やステータス、テロップなどのグラフィックスを、Kairos Painterからより容易に使用いただけるようになります。KAIROSアライアンスパートナーでもあるSingular.liveのCEOスティーブン・ハインボルド氏とVizrt社のガブリエル・バニョス氏は今回のアップデートを受けてそれぞれ「KAIROSとの統合により、エミー賞を受賞したSingular.liveグラフィックス・プラットフォームへのアクセスが拡大し、ライブ制作がよりシンプルで、手頃な価格で、スケーラブルになります。」、「Viz FlowicsのグラフィックをKAIROSのワークフローで直接使用することで、ライブ・プロダクションを簡素化、合理化するだけでなく、クリエイティブな可能性を高めることができます。」とコメントを寄せています。

<左からPanasonic特別モデルのWave Board、Quick Shot Pro、Quick Shot>

同じくKAIROSアライアンスパートナーであるSKAARHOJとの連携も進化しています。バージョン1.7よりSKAARHOJのRaw Panelモードに対応したため、KAIROSのバージョンアップのみでSKAARHOJ社のコントロールパネルを弊社純正パネル同様に新機能など使用いただけるようになっております。バージョン1.8では、SKAARHOJ社のオーディオコントロールWave BoardおよびQuick Shot ProとQuick ShotもKAIROSとのRaw Panelモードに対応し、同時にそれぞれのPanasonic特別モデル「PAN-WB-V2B-BU」と「PAN-QSP-V1B-BU」、「PAN-QS-V1B-UB」が発売開始されます(※1)。Wave Boardへの対応により、Kairos Audio Mixer(※2)使用時に複数のフェーダーを同時に動かすことが可能になりKAIROSでのより容易なオーディオ操作を提供いたします。SKAARHOJのCEOカスパー・スカホイ氏はPanasonicとの連携に関して、「パナソニックとは、KAIROSアライアンスパートナーとして、長年にわたってライブ・プロダクションのための革新的なツールを開発してきました。今回の1.8リリースでは、パナソニックとのネイティブな統合とKAIROS専用の新しいパネルシリーズを提供することで、次のレベルへと進化し、さらにパワフルなソリューションをユーザーの皆様にお届けできることを大変嬉しく思っています。」と期待を寄せています。KAIROSアライアンスパートナーを担当するプロAV技術部技術三課課長藤本景之氏は「これからもお客様の使用環境に合わせたシステム設計や映像演出に必要なことを、KAIROSアライアンスパートナーとの連携を通じて実現することで、お客様の要望に応えつつ、KAIROSの可能性を広げていきたい」と語ります。

ほかにも、バージョン1.8では、16:10やDCI(2K/4K)などより多くの解像度でのST 2110の入出力への対応を行います。KAIROSはこれからも、より様々な機材が使用される映像制作現場、大型から小規模までさまざまな規模の撮影に臨機応変に対応する放送局大や型LEDスクリーンを使用するライブイベント会場などでも、これまでに以上にKAIROSの自由な映像制作を活用いただけるようアップデートを続けてまいります。

※1 Panasonic特別モデルのMaster Key One「PAN-MKO-V2B-BU」とMaster Key 48「PAN-MK48-V1B-BU」も発売済み。SKAARHOJ社製パナソニック専用モデルはパナソニック コネクト(株)の取り扱い製品ではありません。また仕様等について当社が保証するものではありません。製品の詳細はSKAARHOJ社<https://www.skaarhoj.com/>およびSKAARHOJ社取扱代理店にお問い合わせください。ご購入につきましては販売店にお問い合わせください。
※2 ご使用には別売のAT-SF005Gの購入が必要です。

<新規対応解像度表>

 

   

AT-KC2000TS1

AT-KC2000T

AT-KC200T

AT-KC200TL1(※3)

IP(※4)

SD(NTSC)

720 x 480i

59.94 hz

 

SD(PAL)

720 x 576i

50 hz

 

DCI

2048 x 1080p

60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.98 hz

 

4096 x 2160p

 

16:9

1366 x 768p

60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.98 hz

 

1600 x 900p

 

4:3

640 x 480p

60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.98 hz

 

1024 x 768p

 

1400 x 1050p

 

1600 x 1200p

 

16:10

1280 x 800p

60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.98 hz

 

1440 x 900p

 

1680 x 1050p

 

1920 x 1200p

 

3840 x 2400p

 

5:4

1280 x 1024p

60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.98 hz

SDI(※5)

FHD

1920 x 1080p-B

60、59.94、50、30、29.97、25、24、23.98 hz

 

4K

3840 x 2160p-2SI

 

4K

3840 x 2160p-SQD

スクロールできます

※3 AT-KC200TL1のST 2110入出力の使用については販売店・取扱店にご相談ください。
※4 IP出力のみ対応。
※5 SDI入出力ボード(別売AT-KC20M1G)により対応。取付けは販売店で行います。必ず販売店にご相談ください。

当社はIT/IPプラットフォームKAIROSを通じ、映像制作の現場を再発明することで、様々な場所で繰り広げられる感動や興奮の一瞬を「伝えたい人」と、それを視聴する「参加する人」をより多くの価値ある映像でつなぎ、多様な人々が幸せに暮らせるウェルビーイングとサステナブルな社会の実現を目指します。

なお、KAIROSバージョン1.8は、2025年2月4日から2月7日(現地時間)にスペイン・バルセロナで開催されるヨーロッパ最大のAV機器と統合システム展「ISE(Integrated Systems Europe)2025」のPanasonic Connectブース(3J500)にて展示/実演いたします。

■KAIROSバージョン1.8詳細

【対応商品】

  • メインフレーム:Kairos Core 2000(AT-KC2000T/2000TS1)、Kairos Core 200(AT-KC200T/200TL1)、Kairos Core 1000(AT-KC1000T)、Kairos Core 100(AT-KC100T)
  • ソフトウェア:Kairos Creator(AT-SFC10G)、タッチコントロールパネルソフトウェア(AT-SFTC10G)、Kairos Core Manager(AT-SFCM10G)
  • コントロールパネル:Kairos Control Panel(AT-KC10C1、AT-KC10C2)

【提供開始予定】

2025年2月

※最新の提供日程については製品ウェブサイトをご確認ください
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/proav_it-ip-platform

【主な機能】

  • 最大2台のKairos Coreの同時制御
  • HTML5グラフィックス対応
  • SKAARHOJネイティブサポート対応
    - Wave Board
    - Quick Shot Pro
    - Quick Shot
  • ST 2110出力での対応解像度拡大
  • EasyIP Setup Tool Protocol対応による、Media Production SuiteのDevice View対応
  • その他、各種アップデートおよび改善

詳細は、KAIROSメンバーズポータルよりご確認ください。
https://eww.pass.panasonic.co.jp/itip/guest/TopLogin.do?lang=ja

IT/IPプラットフォーム「KAIROS」について

KAIROS(ケイロス)は、ライブ映像制作・配信における「撮る・創る・映す」を革新するシステムです。IT(ソフトウェア)ベースにより、従来のハードウェアでは避けられなかった映像フォーマットやME数の制約から解放され、GPUの許容する限りシーンやレイヤーを際限なく合成でき、表現力豊かな演出を低遅延で実現します。またインターフェイスをIPベースとすることで、柔軟な入出力数、ネットワーク伝送、クラウドを用いたリモートワークが可能。現場リソースや時間・場所の制約を越え、中継車なし、少数スタッフ、遠隔地スタッフによるライブ放送・配信を実現します。

▼詳細についてはパナソニックのIT/IPプラットフォーム「KAIROS」のウェブサイトをご覧ください。
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/proav_it-ip-platform

【お問い合わせ先】

放送・業務用映像システムサポートセンター
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/proav/supportcenter

記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

配信元:
パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社

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