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2024年11月15日

  • パナソニック ホールディングス株式会社
  • 合同会社シーベジタブル

技術・研究開発 / プレスリリース

パナソニックHDとシーベジタブル、海藻養殖を通じた社会課題の解決に向けた可能性を検討する共同実証契約を締結

パナソニック ホールディングス株式会社(以下、「パナソニックHD」)と合同会社シーベジタブル(以下、「シーベジタブル」)は、海藻養殖を通じた海の生物多様性の保全・回復に加え、食料問題、健康維持、CO2削減といった社会課題解決に向けた可能性を検討する共同実証契約(以下、本契約)を締結しました。
本契約により、製造業として長年培ってきたロボット技術やIoT技術などの知見・ノウハウを有するパナソニックHDと、天然の生産量が極めて少なくなっているすじ青のり(※1)や、準絶滅危惧種のとさかのり(※2)などの陸上や海面養殖の成功など海藻養殖技術、養殖施設を有するシーベジタブルとで、両社の強みを融合し、環境負荷の低減や食料供給の安定化に向けた可能性検討を協働で実施します。本実証実験を通じて、生物多様性の保全・回復を図るネイチャーポジティブへの企業としての実践事例として、取り組みを推進いたします。

本契約に基づく共同実証実験の概要は以下の通りです。

【実証実験の内容】

  • ジーベジタブルが保有する養殖施設での、パナソニックHDが保有するロボット技術・IoT技術の適用可能性と養殖海藻の生産効率向上の可能性検討
  • シーベジタブルの養殖海藻などの生産物の特性を活用した、パナソニックHD従業員を対象とした受容性・行動変容の調査・分析
  • 生物多様性の保全・回復を含めたネイチャーポジティブに対する意識向上ならびに起業家マインドの意識変革を図るための人材交流

【役割分担】

○パナソニックHD:

  • 生産効率向上に貢献する技術の海洋養殖現場への適合、実験の実施
  • 生産物に関する、従業員の受容性・行動変容の調査

○シーベジタブル:

  • 技術適用可能性検討実施するための実験場所の提供、生産効率推定に必要となる情報提供
  • 養殖生産物に関する、受容性・行動変容促進に貢献が可能となる情報提供

【実施期間】

2024年11月15日(金)~2025年11月14日(金)の1年間

※1 すじ青のり
天然での生産量が極めて少なくなった海藻。かつては、高知県四万十川が生産地であったが、水温上昇により収穫量が激減し、2020年には出荷量が0 kgとなっていた。

※2 とさかのり
栄養価が高く、さまざまな料理に利用できる海藻として知られている一方、天然ものがとれにくくなっており、準絶滅危惧種にもなっている。

【関連情報】

自然に返るモノづくり~ネイチャーポジティブの実現を目指して
https://news.panasonic.com/jp/group-magazine/articles/16214

企業の社員食堂に海藻を。パナソニックグループで海藻の食材試食会を実施
https://seaveges.com/blogs/news/company-cafeteria_panasonic

【お問い合わせ先】

■パナソニック ホールディングス株式会社 コーポレートR&D戦略室 技術広報担当
crdpress@ml.jp.panasonic.com

■合同会社シーベジタブル 広報担当
press@seaveges.com

記事の内容は発表時のものです。
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パナソニックホールディングス株式会社
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