2024年11月20日
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パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社(以下「パナソニック」)は、大阪ガスマーケティング株式会社(以下「大阪ガスマーケティング」)と共同で、EV(電気自動車)普及時代に有効なエネルギーマネジメントの実現に向け、EV充電器やエネファーム(※1)等を制御対象とした実証を開始します。
近年、太陽光発電の余剰電力の出力抑制や電力需給ひっ迫時の節電要請対応の社会課題が顕在化しています。今後、EV普及という電力需給の変化が加わることで、電力需給調整の必要性はさらに増すことが予想され、EVそのものも分散型リソースとして活用する方法やその制度整備の議論が進められています。
また家庭においては、EV導入後の自宅充電による電力需要の増加が予想されますが、太陽光発電やエネファームなど家庭で所有する分散電源をうまく組み合わせることで、系統に負荷を与えないエネルギーマネジメントが期待されています。
そこで、エネルギーサービスに対する知見を持つ大阪ガスマーケティングとエネルギー商材を豊富に持つパナソニックが、新たな顧客価値・サービスの創出を目指し共同で実証を行います。
EV充電器・エネファーム等を制御対象としたエネルギーマネジメントの実証を共同で実施し、制御対象リソースの効果的な活用方法や今後のバリエーション拡充を検討します。これにより、電力需給の平準化や系統電力への依存低減の知見を得て、現在両社が手掛けるエネルギー商材やエネルギーサービスの価値向上に役立てるとともに、新たなソリューションサービスの創出を検討します。
パナソニックは、EV普及時代を想定したエネルギーマネジメント共同実証を通じて、低炭素・脱炭素社会の実現に貢献します。
※1 開発にあたっては、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の結果得られた成果を一部活用しています。また「エネファーム」は、東京ガス株式会社、大阪ガス株式会社、ENEOS株式会社の登録商標です。
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社 電材&くらしエネルギー事業部 環境エネルギーBU
メール:ml_sebu@ml.jp.panasonic.com
実証期間 |
2024年8月~2025年3月 |
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実証対象 |
EV・EV充電器および他エネルギーリソースを所有する家庭(戸建住宅) |
エネルギーリソース |
EV・EV充電器、太陽光発電、家庭用燃料電池エネファーム |
制御対象 |
EV充電器、家庭用燃料電池エネファーム、エアコン |
主な実証内容 |
(1)住戸単位での最適制御:個別住戸のピーク電力抑制、太陽光発電自家消費最大化 |
Step0:対象住宅のエネルギー需要および機器の稼働状況のデータを収集
Step1:収集したデータをもとに個別最適化に必要な制御計画を立案、個別制御を実施
Step2:群制御の計画を立案、上げ/下げDR(※2)など最適な制御を実施
※2 ディマンド・リスポンス。電力の需要を減らす(抑制する)「下げDR」と、電力の需要を増やす(創出する)「上げDR」の二つに区分されます。
記事の内容は発表時のものです。
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