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2024年8月1日

小規模共同住宅用エレベーター「リベルタージュ™Ui」を発売省スペースな躯体納まり寸法を実現

ハウジング

パナソニックハウジングソリューションズ株式会社グループのパナソニックエレベーター株式会社（代表取締役社長鮫島隆博本社：大阪府門真市以下当社）は2024年10月1日より新たに、省スペース設置が可能な小規模共同住宅用エレベーター^（※1）「リベルタージュ™Ui」の受注を開始します。

製品名	リベルタージュUi
定格積載量（定員）	250 kg（3名）
ルーム内サイズ（開口 x 奥行 x 高さ）	最大950 mm x 1,150 mm x 2,000 mm
昇降行程^（※2）（停止数）	最大13 m（4カ所）
希望小売価格^（※3）（税込）	5,610,000円～
受注開始日	2024年10月1日

■背景

昨今、住宅の価格高騰^（※4）や少人数世帯の増加^（※5）を背景に、賃貸住宅に住み続ける人が増えています。特に、賃貸住宅に住む高齢者の単身世帯も増加しています^（※6）。
その一方で賃貸住宅市場においては、差別化を図り、老若男女様々な方に入居してもらうために、設備、デザインなど多様なトレンドやニーズにも対応したものが顕著になってきています。
そのため、高齢者や子育て世帯の入居を目的に、小規模な賃貸住宅でもエレベーターを設置するケースが増加しています^（※7）。
このような中、エレベーターには今まで以上に快適性、デザイン性が求められており、このたび当社はそのニーズに応えるべく、小規模共同住宅用エレベーター「リベルタージュ™Ui」を発売します。イタリア語で自由を意味する「リベルタ」とフランス語で階を意味する「エタージュ」を組合せ、階を自由に行き来できる『フロアフリー®』で快適な暮らしを提供するという意味を込めて「リベルタージュ」と名付けました。
当社グループは『くらしの「ずっと」をつくる。“Green Housing”』を事業スローガンに、変化する価値観や社会課題に向き合い、持続性のある豊かな社会をつくっていきます。

＜特長＞

1. 省スペースな躯体納まり寸法

2. 共同住宅用エレベーターに求められる仕様・機能を搭載

3. 洗練された空間を演出するカラーバリエーションと照明

※1 平成12年建設省告示第1415号第4号「小規模共同住宅等に設置するエレベーターの積載荷重」の規定に準拠するエレベーターのこと。

※2 昇降行程とは、エレベーターが走行する「最下階の床面～最上階の床面まで」の高さです。

※3 メーカー希望小売価格は、エレベーター本体（標準装備）と参考据付費の税込価格を足した額です。消費税率を10％として算出。「メーカー希望小売価格」以外に、「諸官公署等手続費」が別途必要です。建物側工事費、オプション装備品、遠隔地費用は含まれません。その他、メンテナンス契約料金が継続的に必要です。

※4「不動産価格指数」（国土交通省）より。2010年の平均値を100とした場合、2024年3月の不動産価格指数（住宅総合）が137.4。

※5 総務省統計局「日本の統計2024」より。平成27年の単独世帯が約18.4百万世帯であるのに対し、令和2年が約21.2百万世帯。

※6 総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」より。65歳以上の高齢単身世帯が2013年約1.9百万世帯であるのに対し、平成30年が約2.1百万世帯。

※7 一般社団法人日本エレベーター協会調べ。「昇降機設置台数等調査結果報告」より。2019年度の2・3人乗りの小型エレベーター市場のうち、「住宅」に設置した市場台数が452台であるのに対して、2023年度が1,202台。

・製品紹介ページはこちら：https://sumai.panasonic.jp/elevator/kyodo-elevator/

【お問い合わせ先】

パナソニックエレベーター株式会社戦略企画部事業企画グループ
電話：06-6908-4818（代表受付 9:00～17:30）

1. 省スペースな躯体納まり寸法

駆動方式に巻胴式を採用し、昇降路最小寸法1,300 mm x 1,325 mmを実現。ルーム内広さは業務用エレベーターの6人乗りとほぼ同等の広さにも関わらず、コンパクトに設置ができます。平面だけでなく、断面的にも省スペースで、建物の間取りや設計の自由度が向上し、建物全体の有効利用が可能です。また、建物への荷重が少ないため、木造建築物にも直接設置できます。基礎工事も浅くて済み、エレベーター専用の鉄塔が不要なため、建築費を軽減することができます。

※8 イラストはイメージです。

※9【出典】「エレベーターのかご及び昇降路の寸法 JIS A 4301-1983」「エレベーターの制動装置の構造方法を定める件建設省告示第1423号」

2. 共同住宅用エレベーターに求められる仕様・機能を搭載

乗り場ドアには、中から外、外から中が見やすい幅100 mm x 高さ700 mmの窓や、万一の緊急時、ルーム内の「非常通報ボタン」を押すと通話が可能になるインターホンを標準搭載。さらに、ルーム内や乗り場に昇降方向や階数を表示するインジケーター付操作盤を標準装備しました。子育て世帯や高齢者の方に限らずあらゆる年代の方が、快適に使用できるような仕様を搭載しています。小規模な賃貸住宅においても、エレベーター設置により週末のまとめ買いや旅行・出張時のスーツケース、宅配の段ボールの持ち運びや、引っ越しなど、日常の様々な場面での役立ちが可能です。

3. 洗練された空間を演出するカラーバリエーションと照明

乗り場のドアカラーに、従来の当社のカラーバリエーションに新柄として下記の3柄を追加。

しっくいホワイト：純白系の白で明るさと清潔さを演出
パールグレー：トレンドカラーのグレーで落ち着きのある空間を演出
ソイルブラック：マット仕上げによる深みのある黒で高級感を演出

計9柄の展開で、多様な賃貸住宅のデザインに合わせてコーディネートできるようにしました。
ルーム内カラーについては、新柄のしっくいホワイト、パールグレーと人気の木目柄のチェリー柄の3色をラインアップ。
また、新たにライン型のLED間接照明を採用した天井オプションを設定。間接光によりホテルや店舗のような上質な空間を演出します。この天井オプションを採用した場合、昇降中に停電になっても、ライン型のLEDを通常時と同じ明るさで点灯させたまま、最寄り下方階まで運転します^（※10）。万一の場合も安心して利用できます。