2024年12月23日
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2024年7月18日
製品・サービス / プレスリリース
真空断熱ガラスを使用した独自構造のガラス扉を搭載
パナソニック株式会社 コールドチェーンソリューションズ社は、スーパーショーケース「REシリーズ」のラインアップを拡充し、2024年9月より、業界初(※1)となる「VIG(※2)省エネ扉搭載冷凍リーチインショーケース」2機種の販売を開始します。
今回の新製品は、真空断熱ガラス(VIG)ともう一枚のガラスを複層化した独自構造のガラス扉を搭載しています。従来製品の冷凍リーチインショーケースと比較し、保冷効率が向上したほか、ガラス表面の結露防止のためのヒーター通電を抑制することで、約33%(※3)の省エネを実現しました。また、所要冷凍能力の削減により冷凍機のランクダウンも可能となり、店舗運営におけるランニングコストの低減も見込めます。
冷凍食品の需要拡大で、店舗における冷凍ショーケースの比率があがっており、また、昨今の電気代高騰で、省エネ性の高い冷凍リーチインショーケースの採用が増えています。
当社は、今後も食品小売業界の課題やニーズに対応した製品・ソリューションの提供を通して、店舗運営の効率化に貢献していきます。
今回採用した真空断熱ガラス(VIG)は、家庭用テレビのプラズマディスプレイ事業で培った真空ガラスパネル製造技術が活かされています。現在はパナソニック ハウジングソリューションズ株式会社が住宅用の窓ガラスへ応用して引き継いでおり、「グラベニール」という名称で展開しています。
コールドチェーン製品においても、2017年より同社と共同でVIG搭載を検討しており、この度、業界で初めて(※1)冷凍リーチインショーケースへの実装が実現しました。
今回採用した真空断熱ガラス(VIG)は、真空層のもつ断熱特性を応用したもので、約6 mmの薄さと高い断熱性を実現しています。その性能は、トリプルガラス(3枚のガラスを使用した高断熱ガラス)と同等以上で、一枚ガラスの約7.5倍です。またガラスの接合部分には鉛フリーの真空封着材を使用しているため、食品を陳列するショーケースにも安心して使用できます。
「VIG省エネ扉」は、真空断熱ガラス(VIG)ともう一枚のガラスを複層化した独自の扉構造です。高い断熱性により保冷効率が向上するだけでなく、霜の発生を抑制し、ヒーター通電を減らすことが可能です。「VIG省エネ扉搭載冷凍リーチインショーケース」は、前シリーズの冷凍リーチインショーケースと比較して約33%(※3)の省エネを実現しました。
実店舗において、標準扉(トリプルガラス)搭載機種5台をVIG省エネ扉搭載機種に入れ替えて検証した結果、1台あたりの所要冷凍能力が約36%(※4)削減されました。これにより冷凍機のランクダウンが可能となり、店舗運営におけるランニングコストの低減だけでなく、省スペース化も見込めます。
※1 真空断熱ガラス(VIG)を採用した冷凍リーチインショーケースとして。2024年7月時点、パナソニック調べ
※2 Vacuum Insulated Glassの略、真空断熱ガラスのこと
※3 EVシリーズ(トリプルガラス搭載機種)と「VIG省エネ扉」搭載機種との比較
ショーケース:FLD-EV0377LA x 4台、冷凍機:OCU-NL1501F 6,300 W(蒸発温度-40℃、50 Hzの冷凍能力)、
ガラス面ヒーター ガラスの曇り防止のため霜取り時のみ通電(霜取り時間1日30分 x 2回)
※4 FLD-EV0377LABK x 5台をFLD-RE9377LVGB x 5台へ入れ替え、同条件で1台あたりの所要冷凍能力を比較
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。