2024年12月11日
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【訂正】2024年3月12日
【ご参考】に「※2」を追記いたしました。
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、1台の照明器具で複数の対象物を照らすことをはじめ、スマートフォンやタブレット等を活用した操作端末を通して、使用者の簡単かつ自由な光のコントロールを可能にする、マイクロLEDを活用した次世代照明器具を開発、2025年以降の製品化を目指します。
この次世代照明器具は、日亜化学工業株式会社(以下:日亜化学)が開発したμPLS™※1(マイクロPLS)を活用し、これに当社が長年培った照明制御技術や高速信号処理技術などを組み合わせて開発されました。この次世代照明器具は、1台の器具で複数の対象物を照らしたり、文字やサインなどを光として照射することができます。また、直感的に操作できるユーザーインターフェースにより、誰にでも簡単かつクリエイティブに光を扱うことができるようになります。
近年、照明器具がLED化されたことで、瞬時点灯~消灯、多彩な色演出が可能となり、商業施設や公共施設をはじめとしたさまざまな場所で、ライトアップやプロジェクションマッピングなどのライティング演出や、サイネージなどと連携した複雑な演出が実施されてます。しかしながら、今までの照明器具では、基本的に照射したい部分に1台の器具が必要になり、複雑な演出を行う場合には、多数の照明器具や、プロジェクター、ムービングライトなどの専門的な機材が必要でした。
今回開発した、マイクロLEDを活用した次世代照明器具では、1台の器具で複数の対象物を照らすことをはじめ、スマートフォンやタブレットを活用した操作端末を通して、使用者が簡単かつ自由に複雑な光をコントロールすることが可能となります。光源は、日亜化学の開発したμPLSで、16,384個の微細なLEDが実装されています。その一つ一つを当社の照明制御技術で高速に制御し、個々のLEDの光を照射面に投影することで、これまでにない様々な光のデザインが可能となりました。このマイクロLEDを活用した次世代照明器具を使用すれば、店舗の売り場では、動的な光による多彩な商品演出や、改装時の照射変更を簡単に行うことができます。また、ホテルなどでは、あかりとサインを兼ね備えた照明で宿泊客を客室に案内するなど、今後さまざまな用途での活用が期待できます。
当社は、このマイクロLEDを活用した次世代照明器具の2025年以降の製品化を目指します。また、今後センサーやAIを組み合わせた光のパターンの自動最適化やサービス提供も検討していきます。
※1 μPLS:マイクロPLS:micro Pixel Light Source
エレクトリックワークス社 ソリューション開発本部
電話:06-6908-1131(代表 受付 9:00~17:30)
※2 プロジェクターには光源を調整する機能を有するものもあります。
所在地:徳島県阿南市上中町岡491番地
代表者:小川 裕義
HP:https://www.nichia.co.jp/jp/
記事の内容は発表時のものです。
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