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2023年10月31日
企業・経営 / プレスリリース
欧州地域のスタートアップに対するファンド初の出資
パナソニック株式会社(本社:東京都港区、CEO 品田 正弘、以下、パナソニック)は、SBIインベストメント株式会社と共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド(通称:パナソニックくらしビジョナリーファンド)を通じ、クラウドを活用してAIビルエネルギーマネジメントサービスを提供するR8 Technologies OÜ(アールエイト テクノロジーズ オーユー、本社:エストニア、CEO Siim Täkker、以下、R8tech)への出資を決定しました。同ファンドは昨年7月の設立以来、4社への出資を行ってきましたが、欧州地域のスタートアップに対しては初めての出資となります。
ビルエネルギーマネジメントシステム市場は、太陽光・風力など再生可能エネルギーの利用拡大やカーボンフットプリントへの注目の高まりなどを背景に、2022年から2028年の間に10%を超えるCAGRで推移し、2028年までに約100億米ドルに達すると予測されています。R8techは、2017年にエストニアで設立され、環境意識が高くエネルギー価格が高騰している欧州を中心に、商業施設・商業ビルの快適性を損なわない省エネ・省人化に取り組んでいます。AIベースのHVAC(Heating, Ventilation and Air Conditioning)最適化ソフトウェアを通じて、建物のBMS(Building Management System)を制御することで、24時間365日、人の手を介さない、クラウドベースの高度なビルマネジメントを実現しています。また、省エネだけでなく、故障検知などによる管理業務の効率化機能も高く評価され、商業ビル市場が大きいドイツ、英国、フランスを中心に欧州全域で顧客基盤を構築しています。
パナソニックは、配線器具や照明などの電気設備、また空質空調設備などの各種機器やエネルギーマネジメントなどのソリューションを商業施設・ビル向けに展開しています。R8techへの出資を通じ、商業施設・ビルのさまざまな設備環境に合わせて、快適かつ省エネで環境負荷を低減するビルマネジメントソリューションの実現を目指します。
パナソニックは今後も、くらしに関わる「エネルギー」、「食品インフラ」、「空間インフラ」、「ライフスタイル」といった事業領域に強みを持つ国内外の有望なスタートアップへの投資を通じ、強固な関係にもとづいたオープンイノベーションの取り組みを強化していきます。
「エネルギー危機に直面する欧州で、評価の高いAIを用いたエネルギーマネジメントサービスを提供するR8techへの出資を通して、快適性と省エネルギーの両立に向けた当社の取り組みが加速することを期待しています」
「パナソニック株式会社と戦略的パートナーとなることを嬉しく思います。私たちは、AIを使ったビルの制御ソリューションを通じて、不動産業界の脱炭素化を目指しています。これは、パナソニックの目指すビジョンと完全に一致していると考えました。私たちは、AIとクラウドテクノロジーを用いたソリューションが、ビルエネルギーマネジメント業界を再構築し、大きな影響を与えると考えています。パナソニックの持つ幅広い専門知識と組み合わせる事で、日本とアジアの商業施設とビルに快適さとエネルギー効率をもたらすことが出来ると考えています」
会社名 |
R8 Technologies OÜ(アールエイト テクノロジーズ オーユー) |
---|---|
代表者 |
Siim Täkker(シーム タッカー) |
所在地 |
R8 Technologies OÜ, Lõõtsa 8a, 11415 Tallinn, Estonia |
設立 |
2017年3月10日 |
事業内容 |
クラウドAIビルマネジメントシステムの開発 |
URL |
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