2024年10月10日
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【訂正】2021年8月24日 新「ナノイー X」の効果/カビ菌の抑制時間:試験室の容積を訂正
(訂正前)試験室:23 m3
(訂正後)試験室:30 m3
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、山形大学 東山禎夫名誉教授と共同で、OHラジカル生成量が「ナノイー※2」の100倍※1の新「ナノイー X※3」デバイスを開発しました。これにより、室内空間における空気の浄化効果や脱臭効果の、さらなる向上を実現します。
昨今、外出自粛の広がりや、テレワークの浸透など生活様式の変化に伴う在宅時間の増加により、より良い空気環境への関心がますます高まっています。
当社は、2003年、空気環境の改善を目的とした「ナノイー」デバイスを開発。2016年にはOHラジカル生成量を「ナノイー」の10倍※4に高めた「ナノイー X」デバイスに進化させるなど、長年にわたって「ナノイー」技術を追求してきました。そして、エアコンや空気清浄機など家電製品への搭載にとどまらず、自動車や鉄道などの移動空間、病院やホテルなどの公共空間へと「ナノイー」「ナノイー X」デバイスの活躍の場を広げ、空気質の改善による清潔で快適な空間を提供してきました。
この度開発した新「ナノイー X」デバイスは、従来の「ナノイー X」デバイスが採用する4本針形状の対極板を用いた集中放電「マルチリーダ放電」から、円周状に放電してOHラジカル生成領域を増加させた「ラウンドリーダ放電」へと進化しました。これにより、「ナノイー」の特長である弱酸性と長寿命はそのままに、 OHラジカル生成量が「ナノイー」比100倍※1、48兆個/秒に増加し、
・スギ花粉の抑制時間1/8(「ナノイー X」比)
・加齢臭の脱臭時間1/8(「ナノイー X」比)
・カビ菌の抑制時間1/4(「ナノイー」比)
と、さらに清潔効果を向上させた新「ナノイー X」を実現しました(今回の検証は試験室で実施したものであり、時間は実使用空間の検証とは異なります)。
パナソニックは、今後も「ナノイー」技術の可能性を追求、進化させ続け、家電分野、車載分野、住宅関連分野など、くらしや社会のさまざまなシーンにおいて、清潔で快適な空間を提供していきます。
「ナノイー」の特長である弱酸性、長寿命はそのままで、 OHラジカル量が「ナノイー」と比較して、100倍に増加※1。清潔効果がさらに向上しました。
霧化電極をペルチェ素子で冷却し、空気中の水分を結露させて水をつくり、霧化電極と向き合う対極板の間に高電圧を印加することで、OHラジカルを含んだ、約5~20 nmの大きさの「ナノイー」が発生します。
従来の「ナノイー X」デバイスは4本針形状の対極板を採用し、針の先端部に向けて集中的に放電する「マルチリーダ放電」でしたが、新「ナノイー X」デバイスでは、ドーム形状の対極板を採用。放電距離を短くすることで、円錐状に無数のリーダ放電を形成する「ラウンドリーダ放電」によるデバイスを開発しました。これにより、電子密度の高いOHラジカル生成領域が拡大し、「ナノイー X」の10倍のOHラジカル量を実現しました。この新「ナノイー X」デバイスの開発は、山形大学の東山名誉教授と共同で行ったものです。
東山 禎夫(ひがしやま よしお):国立大学法人 山形大学 名誉教授
23 m3の試験室の中央に、日本でもっとも主要な花粉(スギ)を設置し、新「ナノイー X」を搭載した送風機器を所定時間運転して、ELISA法にて抑制を確認。
3時間で99%以上の花粉(スギ)の抑制を確認。
23 m3の試験室の中央に、体臭(加齢臭)を付着させた試験布を設置し、新「ナノイー X」を搭載した送風機器を所定時間運転して、脱臭効果を確認。
体臭(加齢臭)に対し、15分で自然放置との臭気強度に差を感じるレベルとなることを確認。
30 m3の試験室の中央に、カビを付着させた試験布を設置し、新「ナノイー X」を搭載した送風機器を所定時間運転した後、試験ガーゼを回収し、温度:25℃、湿度:90%で培養し、カビの発育の抑制を確認。
付着したカビ菌(クロカビ・ススカビ)に対し、2時間でカビ菌の発育の抑制を確認。
パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・パーソナルケア事業部 デバイス商品部
TEL:0749-27-0485〔お問合せ受付時間:9:30-17:00(土日、祝日除く)〕
以上
記事の内容は発表時のものです。
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