本日、パナソニック株式会社のチーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)に楠見雄規が就任したことをお知らせします。
なお、楠見は代表取締役社長に内定しており、2021年6月24日に開催予定の定時株主総会および取締役会で決定されます。
楠見はCEO就任にあたり、下記のとおりコメントしています。
- ・CEOという重責を担うこととなったが、引き受けた以上は精一杯努めたい。従業員と力を合わせて前進していきたい。
- ・昨年発表したように、パナソニックは全ての事業において、攻めるべき領域に集中し、徹底的に競争力を高める、すなわち「専鋭化」を目指すために、持株会社制に移行することを決断した。この再編を経て、全ての事業をし烈な競争の中でも勝ち残ることのできる強い事業にしていく。この姿に向けて、「自主責任経営」のもと、事業の特性に合わせた施策をとりやすい体制を構築していきたい。
- ・そもそも、なぜ今改めて事業競争力を高める必要があるのか。それは、創業者の理念に立ち返れば明らか。パナソニックは綱領で「社会生活の改善と向上」と「世界文化の進展」に寄与することを、社会に対してお約束している。この高い理想は時代の経過とともに社会が進展してきた現在も変わらない存在意義。ただし、我々が社会に対し貢献を果たすには、お客様に選んでいただける力を身に着け、日々磨き続けていくことが不可欠。それを成し得てこそ真のお役立ちが叶い、当社事業のたゆまぬ発展を社会から認めてもらえる。
- ・誰よりも良い商材を、より早く、より多くのお客様にお届けし、理想的なくらし、社会の実現を目指す。地球環境保護など、グローバルな課題解決に大きな貢献を生み出す。こういった高い目標を設定し、知恵を出しあってスピードを上げ、そこに近づけていくことを目指していきたい。オペレーション力強化、ブランド力向上、デザイン経営の推進などの取り組みも今後行っていくが、まずはお客様や社会への「貢献」では誰にも負けないという志を持ち、全従業員一丸となって前進していきたい。
- ・私は、松下幸之助創業者によって設立されたパナソニックという会社を心より誇りに思っている。いま一度、創業者の理念に立ち返り、皆が誇りと夢をもって集える会社にしたい。