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2021年3月30日
製品・サービス / プレスリリース
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、セルラー方式のLPWA(Low Power Wide Area)通信機能※1を標準搭載し、寒冷地向けモデルとして業界最高※2の総合効率100%※3を達成した家庭用燃料電池「エネファーム※4」(以下、エネファーム)の戸建用 本州寒冷地向け新製品(LPガス用)を開発し※5、2021年10月1日より順次発売します※6。
本製品は、2021年4月発売の戸建て住宅向けエネファームをベースとし、凍結予防仕様の強化によって設置環境温度下限-15℃の寒冷地でも使用可能としたモデルです。さらに、各補器の制御動作の改良により設置可能な標高を従来の700 mから800 mに引き上げました。その結果、約2割※7、設置可能世帯数の増加が見込まれるなど、これまで標高の関係で使用できなかった地域でも、エネファームの設置が可能となります。
また、ベースモデルと同様、株式会社ウェザーニューズが提供する「停電リスク予測API※8」を受信すると自動的に発電モードを切り替えて停電に備え※9、停電発生時には最長で8日間発電を継続するほか、ハイブリッド蓄電システムとの連携により停電時でもリビングやキッチンなど、あらかじめ指定した屋内空間への電力供給が可能になるなど、お客様ニーズが高まる「もしもの時の備え」としてのレジリエンス機能を、寒冷地向けモデルにも搭載しました。
さらに、LPWA通信機能を活用して特別なネットワーク設定を行わなくても機器の遠隔監視を実現。例えば、営業拠点から離れた地域や豪雪地帯に設置された機体の状態を現地確認しなくても把握できるようになるなど、保守点検の効率が格段に向上しました。
パナソニックは、本製品の普及拡大を通じてエネファームの設置可能地域を広げるとともに、常時クラウド接続による新たな価値を提供。カーボンニュートラルを見据えた持続可能な社会の実現に貢献していきます。
適用ガス種 | LPガス | |
---|---|---|
適用地域 | 本州 | |
発売予定日 | 2021年10月1日 | |
設置条件 | 設置環境温度 | -15~40℃ |
設置可能高度 | 800 m | |
性能 | 発電出力 | 300~700 W |
定格発電効率 | LHV 39.0% HHV 35.9% | |
定格熱回収効率 | LHV 61.0% HHV 56.2% | |
定格総合効率 | LHV 100.0% HHV 92.1% | |
貯湯タンク容量 | 130 L | |
寸法 | 燃料電池ユニット | 高さ1650 mm 幅400 mm 奥行350 mm |
貯湯ユニット | 高さ1650 mm 幅560 mm 奥行400 mm | |
バックアップ熱源機 | 高さ750 mm 幅480 mm 奥行250 mm (強制排気方式(RF式)) | |
質量 | 燃料電池ユニット | 59 kg |
貯湯ユニット | 48 kg | |
バックアップ熱源機 | 38 kg | |
停電時発電出力 | 最大500 W |
本リリースの製品は開発中のものであり、仕様は予告なく変更される場合があります。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。