パナソニック株式会社は、国際オリンピック委員会(IOC)と、2017年から2024年の8年間にわたるオリンピックのワールドワイド公式パートナー契約「TOP IX(2017年〜2020年)」と、「TOP X(2021年〜2024年)」を締結しました。本日、ロシア ソチ市内で開催された調印式で、トーマス・バッハIOC会長と、当社社長 津賀一宏が調印を交わしました。
本契約により、当社は2018年平昌(ピョンチャン)(韓国)冬季大会、2020年東京夏季大会及び、2022年・2024年の冬季・夏季各大会(開催地未定)の4大会を始めとするオリンピック活動に、当社の最先端の技術や商品で貢献していきます。
なお、2021年以降のワールドワイド公式パートナーは当社が初めての契約企業となります。
今回の契約では、従来から当社のスポンサーカテゴリーであったテレビ、放送用・プロ用を含む音響・映像機器、AV記録メディア、カーナビゲーションシステムならびに関連のカーエンターテインメント機器、AVセキュリティー関連機器に加えて、白物家電*1と電動自転車*2が新たに対象カテゴリーとなりました。当社はこれらの商品において、グローバルでのマーケティング権利と、IOC及びオリンピック大会組織委員会への納入に関する第一交渉権を獲得し、これら対象カテゴリーの商品、サービス、技術サポートを通じて、引き続きオリンピック大会の運営を支援していきます。
特に、2020年東京オリンピックに向けては、当社内に「東京オリンピック推進本部」を設置し、オリンピックの運営に貢献する新しい技術・サービスの開発を行うとともに、オリンピック大会に関連したビジネス獲得の最大化を図ります。この活動により、日本国内での販売拡大だけでなく、グローバルにシステムソリューションビジネスの体制強化と事業拡大を目指していきます。
調印式にて当社社長 津賀一宏は、「パナソニックは1988年のカルガリー冬季大会より四半世紀にわたり、オリンピック活動に貢献してまいりました。この度、さらに2024年までの国際オリンピック委員会との長期パートナーシップを発表することを誇りに思います。今後も当社の最新技術と商品、および、運営スタッフなどオペレーションサービスで世界最高峰のスポーツイベントであるオリンピックを支えていきたいと考えています。」と、述べました。
国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長は「我々は長期にわたるパナソニックとのパートナーシップの継続について発表することができ、大変嬉しく思います。パナソニックは我々のグローバルスポンサーシッププログラム設立当初からのメンバーの1社であり、今回、さらに2024年までスポンサーを継続いただける最初のパートナーです。これは世界に向けてパナソニックがオリンピックの価値を評価し、かつオリンピック・ムーブメントに対する公約をした証です。」と、述べました。
IOCの「TOP」(The Olympic Partnerの略。最高位のオリンピックスポンサーの意。)プログラムは、オリンピック大会を始めとする様々な活動を、スポンサーカテゴリー別に企業が技術的・資金的な支援を行うことを目的としています。1988年カルガリー冬季大会、ソウル夏季大会を対象としてスタートし、4年単位の契約となっています。パナソニックは、最初のプログラム「TOP I」よりワールドワイド公式パートナーとして参画しており、今回「TOP IX」及び「TOP X」の契約締結に至りました。
- *1アジア(日本、中国含む)、欧州、中東、アフリカ、オセアニア(オーストラリアを除く)エリア限定
- *2米国を除くエリア限定