2022年1月18日

新開発の同軸ユニットや「重心マウント構造」をコンパクトに凝縮

テクニクス スピーカーシステム SB-C600を発売

明瞭な音像定位を再現し、立体的な音場を実現するブックシェルフスピーカー

画像:「スピーカーシステム」SB-C600

品名 スピーカーシステム
品番 SB-C600
-K(ブラック)
メーカー希望小売価格(税込) 110,000円(2本1組)
発売日 2月25日
月産台数 100セット

パナソニック株式会社は、テクニクスブランドにおいて、プレミアムクラスのスピーカーシステム SB-C600を2月25日より発売します。

本製品は点音源・リニアフェーズ思想を受け継いだ2ウェイ2スピーカー構成のブックシェルフ型のスピーカーシステムです。新開発の同軸ユニットを採用し、明瞭な音像定位と広いサウンドステージを実現しました。また、フロアスタンド型スピーカーSB-G90M2で採用した「重心マウント構造」を当社ブックシェルフ型として初めて採用し、振動解析技術や筐体最適化設計により、不要な振動を抑制し、粒立ちの良い音・立体的な音場を実現。さらに流体解析に基づき新たに設計したポートを採用し、低ノイズでレスポンスの良い低域再生を実現しています。

当社は本製品を、コンパクトで本格的なスピーカーとして、こだわりの音を追求するオーディオユーザーに提案していきます。

<特長>

1. 新開発の同軸ユニットにより、明瞭な音像定位と広いサウンドステージを実現

2. 不要な振動を抑制し、音の粒立ちに優れ、立体的な音場を実現する
「重心マウント構造」を採用

3. 流体解析に基づくポート設計により、低ノイズでレスポンスの良い低域再生を実現

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【特長】

1. 新開発の同軸ユニットにより、明瞭な音像定位と広いサウンドステージを実現

テクニクスが追求する点音源・リニアフェーズ思想を踏襲する同軸2ウェイユニット「Advanced Phase Precision Driver」を開発しました。この「Advanced Phase Precision Driver」は「Linear Phase Plug」(※1)や「Smooth Flow Diaphragm」を新たに導入することで、明瞭な音像定位と、コンパクトながら広いサウンドステージを実現しています。

●高域の位相ずれに起因する特性の乱れを補正する「Linear Phase Plug」(※1)

ツィーターの前方に高域の位相特性を補正する「Linear Phase Plug」(※1)を配置。振動板のドームの高さに起因する位相差を補正する機能、到達時間の速い振動板中心部の波面の進行を遅らせ、振動板周辺部の波面と揃える機能、生成した球面波を整える機能の3つの機能を持つ独自形状となっています。同軸ユニットの位相ずれを補正し、指向性が広く透明感のある高域再生を実現しました。

画像:Linear Phase Plug、同軸2ウェイユニット、Linear Phase Plug

  • ※1:特許出願中

●広いサウンドステージと滑らかな中高域を実現した「Smooth Flow Diaphragm」

音波は、伝達する面に凹凸があるとその形状によって波面が乱され周波数特性の劣化にもつながります。特に波長の短い高周波ほど特性が影響を受けやすい性質があります。そこで、同軸2ウェイユニットのウーハー部には浅型振動板を採用するとともに、エッジの形状によって高域の波面が乱され周波数特性が劣化することを抑えるために、ウーハーの振動板からバッフルまでがスムーズにつながる形状としました。浅型振動板には振動モードや周波数応答解析に基づき、外周部に折り返しの補強構造を設けたり中心部にサブコーンを追加したりするなどの工夫を加え、低い周波数で分割共振が発生しにくい構造にしています。この「Smooth Flow Diaphragm」により、広いサウンドステージと滑らかで透明感のある中高域を実現しました。

画像:SB-C600の同軸ユニット周囲の断面図

●振動板素材をアルミニウムとし、音色を統一

同軸2ウェイユニット「Advanced Phase Precision Driver」のウーハーとツィーターの振動板素材は、どちらもアルマイト処理されたアルミニウムを採用し、音色の統一を図っています。リニアフェーズ思想と相まって、2ウェイスピーカーでありながらフルレンジユニットのようなまとまりの良い音に仕上げました。

2. 不要な振動を抑制し、音の粒立ちに優れ、立体的な音場を実現する
「重心マウント構造」を採用

●スピーカーマウントバッフルにユニットを重心位置で固定・支持

SB-G90M2と同様の「重心マウント構造」をブックシェルフタイプに初めて採用しました。エンクロージャー内部にスピーカーマウントバッフルを設け、ユニットを重心位置で固定・支持しています。これにより振動板が振幅したときのユニット自身の揺れを低減し、上下左右にブレの少ない正確な振動板のストロークを実現しました。さらに、スピーカーマウントバッフルは振動モード・応力解析などを基に、強度を保ちつつエンクロージャー内部の空気の流れを損なわない形状に最適化しています。これらによりレスポンスに優れた、粒立ちの良い音・立体的な音場を実現しています。

画像:重心マウント構造

画像:従来の固定方法と重心マウント構造(動作イメージ)、同軸2ウェイユニットの揺れ(振動)レベルの比較

●強固な構造を実現し、エンクロージャーの振動を低減

エンクロージャー内部に設けたスピーカーマウントバッフルにより、エンクロージャーの構造もより強固なものとなり、ユニット自身の揺れを低減する重心マウント構造と相まってエンクロージャー全体の振動を低減しています。これにより、従来のブックシェルフ型スピーカーと比べ、設置したラックなどへの振動の伝播も大幅に低減されるため、音や他の機器への影響が抑えられ、設置性を高めています。

画像:ボード上においてスピーカーから40cm離れた位置での揺れ(振動)レベルの比較、スピーカーマウントバッフル

3. 流体解析に基づくポート設計により、低ノイズでレスポンスの良い低域再生を実現

本製品はバスレフポートをフロント側に配置。壁などの反射影響を少なくし、壁際への設置などレイアウトの自由度を高めています。
バスレフポートの形状には風切り音などのノイズを徹底的に排除するために、新開発の「Smooth Flow Port」を採用しています。航空機の翼断面形状に着目して流体解析技術を基に空気の流れを最適化した断面形状は、出口付近の流速を均一にしノイズの発生源となる空気の渦の発生を最小限に抑えます。さらに、ポート表面の突起形状(フィン)は、航空機の翼面にあるボルテックスジェネレーターのように空気の渦を細かく分散することで、ノイズ発生や空気の流れの抵抗を低減します。これにより大振幅時のノイズを低減するとともに、クリアでレスポンスの良い低域再生を実現します。

画像:突起形状(フィン)、一般的なポート(シミュレーション画像)、SB-C600 Smooth Flow Port(シミュレーション画像)

【その他の特長】

●高品位パーツを厳選したネットワーク回路や真鍮製スピーカー端子を採用

ネットワーク回路には、メタライズドポリプロピレンフィルムコンデンサー、積層鋼板コア型コイル、OFC(無酸素銅)スピーカーケーブルなどの音質の劣化の少ない高品位なパーツを惜しみなく採用し、音の純度を高め、情報量豊かな音を実現しました。また、スピーカー端子には音質劣化を防ぐ金メッキ加工の真鍮削り出し品を採用するなど、細部に至るまで高音質を追求しています。

●マットブラックの仕上げと円形スピーカーネットなど、質感豊かなデザイン

コンパクトなボディはマットブラック仕上げとしました。フロントバッフルには艶消し塗料に粉末を配合したマット塗装を施し、インテリアともよく馴染む質感の高い外観としています。また、同軸2ウェイユニットを保護するスピーカーネットは円形を採用。ネットワークCDレシーバーSA-C600やターンテーブルSL-1500Cとも共通する四角と丸を組み合わせたデザインとすることで、組み合わせて設置したときのまとまりの良さを演出します。

画像:製品画像

画像:組み合わせイメージ(左:SA-C600、右:SL-1500C)

【主な仕様】

形式 2ウェイ2スピーカー バスレフ型
(同軸2ウェイ ウーハー/ツィーター内蔵)
使用スピーカー 15 cmコーン型×1(ウーハー)、2.5 cmドーム型×1(ツィーター)
クロスオーバー周波数 2 kHz
再生周波数帯域 40 Hz~100 kHz(-10 dB)
出力音圧レベル 83 dB/2.83 V(m)、80 dB/W(m)
インピーダンス 4 Ω
許容入力(IEC) 60 W(定格)、120 W(最大)
外形寸法
(幅×高さ×奥行)
173×293×283 mm
(ネット部8 mm、背面端子つまみ15 mm含む)
質量 約6.3 kg(1本、スピーカーネット含む)
付属品 スピーカーコード(約1.5 m)×2、スピーカーネット×2

以上