2022年1月12日

業界初(※1)温湿度と気体状次亜塩素酸濃度を制御できるBiosafety Level 2試験室

実使用環境で次亜塩素酸の効果を検証するIAQ検証センターを設立

業界初(※2)10~132 m2まで可変で、温湿度制御が可能な検証施設

画像:IAQ検証センター

パナソニック エコシステムズ株式会社は、空質関連機器の製造開発拠点である愛知県春日井市に次亜塩素酸の効果を検証する「IAQ(※3)検証センター」を設立し、2022年4月より順次稼働します。投資金額は約14億円です。

近年、除菌や換気など空気質に対する関心が世界中で高まり、室内空気質関連機器の需要が増大しています。当社は、次亜塩素酸が持つ強い除菌・脱臭力に着目し、次亜塩素酸のさまざまな効果を外部機関と連携して検証するとともに、次亜塩素酸を活用した室内空気質関連機器を提供してきました。

今回、さらに次亜塩素酸の研究を進め、効果や安全性に関するレベルの高い検証を行うために、「IAQ検証センター」を設立します。当センターは、愛知県春日井市で従来事業に使用していたビルを改修し、各種検証室を備えた施設で、敷地面積2,033 m2、延べ床面積3,422 m2の3階建です。
センター内には、業界初の温湿度と気体状次亜塩素酸濃度制御ができる「Biosafety Level(バイオセーフティレベル)2(※4)試験室」や10~132 m2(6~80畳)まで可変の「実空間除菌試験室」、「空質空調検証室」など複数の設備を備えています。これにより今までは実現できなかった実使用空間での効果や浮遊菌への効果など、より高度な検証を行えるようになり、次亜塩素酸が持つ可能性をさらに広げていきます。また、外部の研究機関などと連携する検証施設としても活用していきます。

当社は「IAQ検証センター」設立により次亜塩素酸技術を高め、さらなる室内空気質の向上に貢献します。

■IAQ検証センターの概要:

  • ・所在地:愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017番
  • ・敷地面積:2,033 m2/延床面積:3,422 m2
  • ・投資額:約14億円

■検証施設

1. 業界初(※1)温湿度と気体状次亜塩素酸濃度制御ができる「Biosafety Level 2試験室」

温湿度と気体状次亜塩素酸濃度の制御が可能なBiosafety Level 2を実現した設備で、エアロゾル(浮遊菌)に対する除菌効果の測定や実環境影響の基礎評価などが可能です。同じ設備を2室用意し、試験条件を変えた比較試験や、次亜塩素酸の有無による同時試験などが可能です。

2. 業界初(※2)10~132 m2(6~80畳)まで可変の「実空間除菌試験室」

10~132 m2(6~80畳)の実空間の広さに変更可能な除菌脱臭試験(付着菌除菌、空間臭脱臭、付着臭脱臭)を行う設備です。室内外の温湿度の設定も可能で、外部条件の影響を受けない、精度の高い試験を行うことができます。

3. 各種機器を実際の設置状況に近い環境で評価する「空質空調検証室」

全館空調熱交換気システムや設備向け次亜塩素酸 空間除菌脱臭機などを、実際の設置状況に近い環境で評価する設備です。戸建、マンション、非住宅など、自由に間取りを設定できる試験住宅を、恒温恒湿槽の中に設置。様々な外気温度・湿度条件で、IAQに関する評価を行うことができます。

  • (※1)国内の空調・換気業界で、Biosafety Level 2を備え、室内の温湿度と気体状次亜塩素酸濃度を制御できる設備として。(2022年1月12日現在。当社調べ)
  • (※2)国内の空調・換気業界で、室内外の温湿度を制御できる設備を備え、10~132 m2(6~80畳)まで室内サイズを変更できる設備として。(2022年1月12日現在。当社調べ)
  • (※3) Indoor Air Quality・室内空気質
  • (※4)細菌・ウイルスなどを取り扱う実験施設で、扱えるウイルス・細菌の危険度に応じて1から4の4段階で分類される。4が最も厳しい基準。
    レベル2は、一般医療、診断、検査、研究用途として、はしかウイルスやインフルエンザウイルス等を取り扱うことができるレベルの安全性を備えている。

以上