2024年12月17日
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【訂正】2021年1月27日ギネス世界記録再認定日を以下に訂正
(訂正前)8月17日
(訂正後)9月2日
※ギネス世界記録の注釈を記載
2020年10月5日
製品・サービス / プレスリリース
パナソニック株式会社は、乾電池のグローバルでの累計出荷数量が2020年9月末をもって日本企業としては初めて2,000億個を達成しました。1931年に乾電池の自社生産を開始して以来、70年目の2001年に1,000億個、89年目の本年に2,000億個を達成したものです。当社は1931年に、「ナショナル」ブランドを初めて採用した「角型電池式ランプ」の本格的な普及を図るため、乾電池の自社生産を開始しました。1939年には当社で初の海外生産拠点となる上海工場を開設するなど、海外工場進出の先駆けとして、その国々の生活の向上および産業の振興に貢献してきました。タイ、ペルー、コスタリカ、ブラジル、ベルギー、インド、インドネシア、ポーランドなどにも工場を開設し、海外で累計約1,500億個を生産してきました。
乾電池の進歩は、使用する機器と深い関わりがあります。国際規格のもと、1954年に当社は国産初の完全金属外装の「ハイパー」を発売。「ハイパー」は、主に懐中電灯やランプに使用されました。1963年には「ハイパー」と比べて2倍長もちする「ハイトップ」を、さらに1969年には「ハイパー」の3倍長もちする「ネオハイトップ」を開発、このときの使用機器の主役はテープレコーダーやラジカセでした。1995年には強負荷放電性能を大幅にアップした大電流パワーアルカリ乾電池を開発し、普及が進むデジタル機器の特性に合わせ性能を高めてきました。機器の進歩に伴い、乾電池の大電流化が求められ、この頃からマンガン乾電池からアルカリ乾電池への移行が加速していきました。
2008年にはアルカリ乾電池「エボルタ」を発売し、日本国内では業界初の使用推奨期限10年を実現しました。2017年にはアルカリ乾電池「エボルタNEO」を発売。従来の「エボルタ」から長持ち性能を約10%アップさせるだけでなく、長期保存後の長持ち性能向上や過放電後のガス発生を約30%削減するなど、さらに長持ちで安心・安全な乾電池を実現しています。2008年「エボルタ」発売以来、2017年以降は「エボルタNEO」が「世界一※長もちする単3形アルカリ乾電池」としてギネス世界記録™※に認定されており、9月2日には13年連続となる2020年度の認定を受けました。また、ギネス世界No.1長持ちのエボルタシリーズの性能を訴求するため、2008年から2019年まで「エボルタチャレンジ」を毎年実施し、「エボルタ」「エボルタNEO」を用いたさまざまなチャレンジを行ってきました。このチャレンジを通してこれまでに4個のギネス記録を樹立しています。
近年頻発する自然災害時の備えとしても、長期保存後も「エボルタNEO」は安心して使用できます。また、「いつもの便利×もしもの備え」をコンセプトに、普段は日常使用をしながら、自然災害が発生した際には「備災グッズ」として使用できるライト商品、モバイル充電器等の乾電池使用機器を提供しています。
今後の事業活動では、乾電池需要の大きな成長が見込まれるアジア・中南米市場を中心に販売を強化していきます。これらの地域は、当社ブランドの認知度が高く、市場は今後マンガン乾電池から性能の高いアルカリ乾電池への切り替わりが期待されます。こうした市場変化を捉え、当社が日本で培ってきた高性能、高品質のエボルタシリーズを中心としたアルカリ乾電池を積極的に供給し、事業成長をめざしていきます。また、アジア・中南米を中心とした海外市場の販売促進活動では、当社乾電池の「長持ち」、「お役立ち」、「親しみ」を象徴する海外向けオリジナルマスコットの「Panasonic LEO」を活用した宣伝を行い「パナソニック=高品質・安心・安全」というブランドイメージの定着を図ります。
また、持続可能な社会の実現のために、全ての生産工場においてCO2排出削減を進めています。すでにコスタリカ・ベルギー・ブラジルの3工場ではCO2ゼロエミッション化を実現しました。コスタリカ工場においては、2019年にコスタリカで初めての「カーボンニュートラル工場」に認証されました。
当社は、長年培ってきた技術をベースに、これからも高品質で安心・安全な乾電池をグローバルに供給することで、人々のより豊かな生活の実現に貢献します。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。