2024年11月15日
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パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀一宏)の社内分社であるコネクティッドソリューションズ社(本社:東京都中央区、社長:樋口泰行、以下CNS社)は、東京本社の7階、15階、16階、17階の4フロアで、登録人数約8000名※1を対象に、顔認証での入退管理の運用を開始しました。本サービスは、ディープラーニングを応用した世界最高水準※2の顔認証技術を活用し、2019年2月に提供を開始した「入退セキュリティ&オフィス可視化システム KPAS(ケイパス)」を導入したものです。さらに、顔認証と勤怠管理システムとの連携も開始しました。顔認証を活用した入退管理・勤怠連携が可能になることで、オフィスワーカーの利便性・生産性、安全性をかなえるとともに、管理運営側の負担軽減にもつなげられ、次世代型のオフィス運営を可能にします。
顔認証関連の市場規模は、今後高成長が見込まれ、その市場規模は2020年グローバルで6,600億円(うち国内 310億円)に達しており、国内需要においてはオフィス・ビル分野で倍増(前年度比)する見込みです。※3従来型のICカードによる入退管理では、カードの紛失やなりすましなど、多くの課題がありました。顔認証による入退管理を導入することにより、それらの課題を解決できるとともに、スピードや利便性の向上によりオフィスにおいての効率性の向上をはかれるようになります。具体的には、登録者は、オフィスフロアの各部屋への入退室時に、壁掛けチェッカーの前に近づき、顔認証だけでドアの解錠を行うことができます。これにより、迅速かつ厳格なオフィス入退管理を実現します。
さらに、顔認証による入退許可の際に、KPASが勤怠管理システムに情報通知し、勤怠管理システムが自動的に入退出時刻の登録をすることで、顔認証と勤怠管理との連携も実践してまいります。顔認証の登録画像として、企業で管理している社員証などの画像情報を活用することが一般に考えられますが、過去に撮影された社員証の画像は、顔認証で活用されることを想定していないケースが多いと思われます。一方で、顔認証のために全員の写真を撮り直してからでないと、顔認証と勤怠管理との連携が始められないのは導入への障壁となります。
そこで今回の導入では、約8000名の社員証の画像を活用し、勤怠連携のための認証精度を継続的に検証、改善してまいります。具体的には、入出退の際の顔認証の結果パラメータをKPASが分析し、認識精度が低いユーザを抽出した上で、システム管理者と連携することで、認証精度の継続的な改善を検証します。本導入での成果を踏まえ、2020年度のKPAS製品を機能強化してまいります。
パナソニックシステムお客様相談センター
電話 0120-878-410(受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
当社の「顔認証」技術は、ディープラーニングを応用した世界最高水準の顔認証技術です。顔の向きや経年変化、メガネなどにも影響されにくく、快適にご利用いただけます。
当社は、これまでにも空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開してきており、1日10万回超の固有の顔認証を達成してきました(当社調べ)。この間、世界最高水準の顔認証技術と、現場での使いやすさを追求し、お客様との実証実験を重ねて実現したUXデザインとの融合により、オフィスでの入退室を安心・安全かつ効率化することに貢献してまいりました。
KPASは、一括の顔登録に加え、専用端末での顔と名刺を同時に登録し、最短15秒で利用できます※4。これにより、社員のみならず来訪者の入退管理を可能とし、登録可能人数は、最大3万人※5と大規模オフィスビルに対応します。
一度登録した来訪者の顔画像は、顔認証による本人確認が終了後、一定期間を経て無効とされる設定となっております。
一般監視システムにアドオンすることで顔認証システムを構築可能。
使用に際し、別途ソフトウェアが必要。
お客様の仕様に合わせて、完全カスタマイズが可能。
今後は、パナソニック内の他拠点への展開も含め、オフィスビルへの展開に加え、店舗・商業施設、展示場・国際会議場、ホテルなどにも導入を拡大し、顔認証によるストレスフリーで安心・安全、かつ効率的な次世代型の空間づくりへの貢献を目指してまいります。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。