「キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)」は、パナソニックグループが企業市民活動の一環として推進する映像制作を通じた教育支援プログラムです。2022年度は、90校の小・中・高等学校・特別支援学校が参加し、年明け開催予定のコンテストに向けて、「SDGs ~今、つたえたいこと」をテーマに作品制作に取り組んでいます。
KWNでは映像制作サポートとして毎年、さまざまなワークショップを企画し、提供していますが、2022年度は8月に2回、特別ワークショップをオンラインで実施しました。1回目の8月8日(月)は2021年に引き続きフジテレビ・関西テレビ共催「スペシャルコラボワークショップ」を、2回目の8月22日(月)には、同グループの知財部門の社員が講師となり「みんな知ってる?著作権と肖像権の3C」を開催し全国から併せて12校169名の児童と生徒が参加しました。
<2022年8月8日(月)>
―フジテレビ・関西テレビ共催「スペシャルコラボワークショップ」―
参加校:6校127名(映像制作のみ参加校1校を含む)
SDGsを推進する フジテレビCSR・SDGs推進室、関西テレビ放送経営戦略本部コーポレート局総務部と共に、報道の現場で活躍する人の「伝える力」を学ぶ授業を実施しました。当日は(1)職業観の醸成『テレビ局の仕事を知る』+アナウンス講座(2)映像視聴と講評の2部構成で開催しました。
■実施内容
(1)午前の部 テレビ局の仕事を学ぶ+アナウンサー講座(60分)
講師:関西テレビ 橋本和花子アナウンサー
<ワークショップのポイント>
・アナウンサーの仕事について ドキュメント動画を活用し解説
・「伝える力」のスキルとして原稿を正しく理解する方法、言葉に表情つける練習を実際のニュース原稿を活用し各学校がアナウンスに挑戦しました
(2)午後の部「届け!わたしたちの想い!」映像視聴・ディスカッション・講評 (90分)
講師:フジテレビ 情報制作局 局次長職 宮下佐紀子氏
関西テレビ 報道局 報道映像部 担当部長 野上隆司氏
<ワークショップのポイント>
・事前課題作品を見ながら子どもたちとディスカッション。
講師からは
・映像に正解はない、常に新しい発見とものの見方が「伝える力」には必要ではないか。
・いろんなものを調べて考えるが 人と同じようなものは作らない。
・迷ったときは自分の想いがある方、気持ちがある方を選択している等のアドバイスがありました。
※事前課題作品 SDGsをテーマに「届け!!わたしたちの想い!」30秒尺を制作)
作品はコチラからご覧いただけます
https://www.youtube.com/user/panasonickwnglobaljp
ワークショップ終了後、参加児童や生徒、講師からも以下のような感想が寄せられました。
<参加校子どもたちの感想>
・いろんな学校の動画を見て意見交換ができたことがうれしかった。(児童)
・今後の作品作りの参考にしていきたい。(児童)
・オリジナリティのある映像の作り方をこれから研究したい。(生徒)
・この日の為に制作した30秒動画への講師の方からの講評は、今後の制作に繋がる
貴重なアドバイスとなりました。(指導者)
・客観的な意見やアドバイスをたくさんいただいて、これからのやる気に繋がりました。
また制作段階で行き詰った時に、相談する機会などがあれば嬉しいです。(生徒)
・アナウンサーは花形の職業ではありますが、キラキラしているだけでなく、原稿チェックや
暗記など陰での努力が素晴らしいなと思いました。(生徒)
・発声方法をポイントに分けて丁寧に教えて頂けたのがありがたかったです。
アナウンサーの仕事について、いろいろなことを知れたのも良かったです。(生徒)
<フジテレビ・関西テレビ講師の感想>
自分たちの思ったことを交わすことがとても大切であるという事を改めて感じました。
貴重な体験をさせていただきました。
■各社のCSR活動サイト
フジテレビ:
https://www.fujitv.co.jp/sustainability/index.html
関西テレビ:
https://www.ktv.jp/sustainabilityvision/
<2022年8月22日(月)>
-「みんな知ってる?著作権と肖像権の3C」-
参加校:6校42名
動画ブームの中で問題になる「著作権」と「肖像権」を題材としたワークショップです。安全に良い作品を作るために、著作権や肖像権をどのように取り扱えばよいか、クイズや動画を通じて「法律」や「マナー」を学びます。
■実施内容
講師:パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
知財部門 知的財産センター 樋地優香さん
KWN日本映像講師(SYNC Creative/フリーアナウンサー)桐島瑞希さん
講座の内容:60分
(1)お仕事の紹介と著作権と肖像権について
(2)デモ動画を見ながら肖像権・著作権の正しい使い方を解説
<ワークショップのポイント>
・子ども達に著作権・肖像権は、大事なものだと感じてくれることを目標に、「著作権とは何か?肖像権とは何か?著作権はなぜ必要なのか」正しく安全に使うルールを解説。
また著作物に当たらない事例、肖像権に問われないと思われる事例なども合わせて紹介。
・『著作権とは?』『肖像権とは?』をわかりやすく解説する動画を視聴しながら、間違いを考え答え合わせ。何がいけないのか?どうしたらいいのかを皆で考え解説。
(1)知的財産センターのお仕事の紹介と著作権と肖像権について
身の回りの事例を用いて「3C(create・copy・check)」を心がけて他の人の
作品を尊重すること、ルールを守ることの大切さを紹介しました。
担当:知的財産センター 樋地優香さん
(2)デモ動画を見ながら肖像権・著作権の正しい使い方を解説
○×クイズでは全8問にチャレンジしました。
担当:KWN日本映像講師(SYNC Creative/フリーアナウンサー)桐島瑞希さん
ワークショップ終了後、参加した児童や生徒、講師から以下のような感想が寄せられました。
<参加校子どもたちの感想>
・難しいことも簡単なこともわくりやすく説明してくれたので、すごく勉強になった。(児童)
・普通に著作権や肖像権は、まあ気を付ければ良いかなという認識だったがお話を受けて
すごく大事だと思った。(児童)
・著作権でわからないことが多かったが、勉強になった。作品づくりに活かしたい。(生徒)
・〇×クイズとかとても楽しくて、2~3問間違えたが、それくらい新しく知れたことがたくさんあって、楽しく勉強が出来ました。(生徒)
・自分たちが映像つくる際に、いくつか心配だったことがあったけど、不安じゃないとか、いろいろ聞けたので良かった。(生徒)
・ちょっと難しいところもあったが、わかりやすく教えていただいたので、理解できた。(生徒)
<講師の感想>
樋地優香さん
動画制作を行う生徒さんたちだけあって、真剣に聞いてくれました。するどい質問もあり、優秀だなと、とても感心しました。現在は、SNSで簡単に写真や動画をアップできる環境です。今回の講座が、著作権・肖像権を意識するきっかけになってもらえると嬉しいです。
桐島瑞希さん
前半の講義は真剣な眼差しで、後半のクイズでは楽しそうな笑顔も見られて安心しました。
映像を作っていく上での「これって大丈夫なのかな?」という部分が解消されて、今まで以上に映像制作を楽しんでくれたら大変嬉しいです。
今後も、パナソニックグループの企業市民活動では、他社との協業や、グループ内の様々な部門との連携を進めつつ、グループのリソースやノウハウを生かしながら、子どもたちの創造性やコミュニケーション能力、チームワーク力、そしてキャリアデザイン力を育む人材育成支援を継続してまいります。
▼8/8企業連携ワークショップの模様はこちらのブログからご覧いただけます。
https://panasonic.co.jp/citizenship/activity/2022/08/post-234.html
▼8/22部門連携ワークショップの模様はこちらのブログからご覧いただけます。
https://panasonic.co.jp/citizenship/activity/2022/08/content-6.html
■キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本サイト
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship/kwn.html
■パナソニックグループの企業市民活動について
https://holdings.panasonic/jp/corporate/sustainability/citizenship.html