さて、新しい年を迎え、「新年の抱負」として今年の目標を立てた方も多いのではないでしょうか。「資格を取る」「新しい趣味に挑戦する」「お金を貯める」…色んな目標があると思いますが、それらは意識するかしないかは別にして、皆さんの理想の人生…そのあるべき姿に近づくための目標になっているはずです。簡単に達成する目標ではあるべき姿になかなか近づけないし、充実した人生にもつながりませんよね。
これは私たちの仕事でも同じだと思うのです。
私たちがなすべき 「誰にも負けない競争力を身に付ける」…これをあるべき姿として強く願えば、皆さんの仕事の目標も、今の実力の10倍といった一見達成不可能な「高い目標」になるでしょう。しかし、それで良いのです。
達成不可能と思えるほどの高みを目指さなければ競争力強化はトップスピードにはなりません。そこにできるだけ早く達するために改善を重ねる。仲間と一緒に日々の改善を楽しみながら、毎日毎日少しずつ目標に近づけば良いと思うのです。目指すべき目標が正しければ、ある程度たって振り返ってみると確かな手ごたえが感じられ、やがては確かな成果が出るはずです。
もし、高い目標を立てるのを躊躇することがあるとすれば、それを達成しなければ上司から叱られるとか、評価に響くとか思ってしまうからかもしれませんね。もし、そういう風土があるのならそこから変えていかないといけません。誰にも負けない高い目標に挑戦する…上司の方はその意欲を褒め、より良いやり方に導くよう支援をしてください。そしてメンバーの皆さんは高い目標の達成に向けて、ぶれることなく挑戦してください。
過去の反省を生かすのはもちろん大事ですが、振り返ってばかりでは進歩しません。変えられるのは未来だけです。あるべき姿の高い目標に一歩でも近づくために、常に先を見て、やるべき改善をトップスピードで回す…今年はひとつ、そんな仕事のやり方に、まさに今日から変えていこうではありませんか。
「競争力強化」に集中してきたこの2年も、残すところ3カ月。先ほど紹介した明るい兆しもありますが、もし皆さんが取り組む事業における競争力強化がいま道半ばであるとしても、その改善のスピードだけは誰にも負けない…せめて残り3カ月でその状態には達していただきたいと思います。
この1年、皆さん一人ひとりの高い目標に向けた積極果敢な挑戦に大いに期待しています。