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2025年7月8日
製品・サービス / プレスリリース
~工場、建設、倉庫など様々な関係者が出入りする現場の入退場管理を効率化~
パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 プレジデント・CEO:樋口 泰行)は、世界最高水準(※1)の顔認証技術を様々なユースケース、多様なデバイスで利用できる顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」の新たなラインアップ「現場管理サービス」(以下、本サービス)を2025年7月8日から提供開始します。
本サービスは、従来の「KPASクラウド」を工場、建設、倉庫などの現場向けに、必要とされる機能を開発不要でよりスムーズに導入しやすくまとめたパッケージサービスです。今回のリリースを第一弾として、まずは現場における作業員や来訪者など様々な関係者の出入りを顔認証で正確・迅速に一元管理する入退場管理機能を提供します。なお、今後は、勤怠管理や映像監視等の機能を段階的に追加し、管理業務の省人化や高度化を多面的に支えるサービスを目指していきます。
パナソニック コネクトは、ディープラーニングを応用した世界最高水準(※1)の顔認証技術を活用したクラウドサービス「KPASクラウド」を2019年11月から提供しています。スマートフォンやタブレット、PCなど多様なデバイスで手軽に利用でき、入退・勤怠管理、決済やチケッティングシステムとの連携など、幅広い業界・ユースケースで活用されています。さらに、パートナー企業の製品・サービスにKPASクラウドを組み込み、新たな価値創造を支援する「顔認証クラウドサービス パートナープログラム」を2020年12月から展開し、現在160社以上(※2)のパートナー企業に参画いただいています。
当社はこれらの実績を活かし、「KPASクラウド」の価値をより多くの方に、より身近に感じていただくために、組み込み開発不要ですぐに使える「現場管理サービス」を新たな選択肢としてご提供します。
工場、建設・工事現場、倉庫など、多様な関係者が出入りする現場では、部外者の侵入によるトラブルや情報漏洩、さらには資材や資産の盗難といったリスクが常に存在します。そのため、現場の安全性を確保するためには、正確な入退場管理に加え、その履歴を効率的に保管し、即座に確認できる仕組みが欠かせません。一方で少子高齢化に伴い、現場で働く人手不足は年々加速しており、限られたリソースで効率的かつ確実に運用できる手段が求められています。
しかし、実際の現場では、紙台帳やICカードなど、発行や管理に多くの手間とコストがかかる方法での入退場管理がまだまだ一般的です。入退場履歴の記録や確認作業が煩雑であり、リアルタイム性も欠如するためトラブル発生時の初動対応に遅れが生じます。また、なりすましのリスクがセキュリティ上の大きな懸念となっています。
当社は「現場管理サービス」により、このような現場の課題解決に貢献します。
本サービスは、顔認証による本人確認を行うことで、正確かつ迅速な入退場管理を実現します。これにより、人による判断ミスやICカードの紛失、盗難を防ぎ、安全性を高めるとともに、従来の人の手による煩雑な手続きや管理を削減することで、業務効率を向上させます。さらに、本サービスはシステム開発が不要なため、開発体制に不安を抱える現場でもスムーズに取り入れることができます。また、専用端末の購入も不要で汎用タブレットやPCで運用ができるため、コスト面でも導入時の負担軽減に貢献します。
なお、従来のKPASクラウドからのアップデートとして、管理者向けのポータル画面を提供します。入退場履歴をPCから簡単に確認でき、エリア(現場・施設等)やセクション(会社・組織等)、ステータス別(入場・退場)に見やすくソート表示が可能です。これにより、管理者は「今、誰が、どのエリアにいるのか」をオンラインで即座に確認でき、現地に足を運ぶ必要なく、リアルタイムに状況を把握できます。日々の入退場管理の強化、効率化に加え、発災時における在留状況の確認等にも役立ちます。
また、入退場履歴を日報や出面表としてレポート出力する機能も備えており、勤怠管理や給与計算など、入退場管理以外の業務へのデータの有効活用をサポートします。
今後は、顔認証を活用した勤怠管理や扉ごとの入退室管理、防犯カメラ連携による映像監視など、多様な人やモノの統合管理に不可欠な機能を追加していきます。従来は個別のシステムで管理されていた、現場の様々な人・モノの情報を統合的に管理するプラットフォームを目指し、市場のニーズに迅速に対応しながら、現場の課題解決を力強く支えるサービスへと進化していきます。
※1 2022年11月6日に公開されたNIST FRTE 1:1評価結果において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ。他人受入率10万分の1)で世界1位を獲得。更に、2024年3月26日に公開されたNIST FRTE 1:N評価結果(検索精度)において、Mugshot(経年変化を含む正面顔データ。160万名登録)、Border(顔の向き変化や画質劣化を含む顔データ。160万名登録)の2つの評価カテゴリで世界1位を獲得。
※2 2025年7月時点
▼顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」現場管理サービス
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_facial-recognition-cloud-service/gembamanage
▼顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/facial-recognition/kpascloud
▼顔認証クラウドサービス パートナープログラム
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_facial-recognition-cloud-service_partner-program
パナソニック コネクトは、顔認証を代表とした多様な本人確認ソリューションを保有しています。当社の顔認証技術は、40年以上にわたるカメラの画像処理技術と、顔の特徴を学習するディープラーニング技術を駆使しており、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証ベンチマークテスト(NIST FRVT 1:1)において、世界1位の評価(※1)を獲得しました。顔の向きや経年変化、メガネやマスクの影響を受けづらい本技術は、国内外で1日30万回を超える快適な利用体験を提供しています(パナソニック コネクト調べ)。また、顔認証と公的な身分証明書を組み合わせたソリューションを幅広く展開し、全国7か所の空港で導入されている「顔認証ゲート」や、医療機関向けの「顔認証付きカードリーダー」、自治体や金融、流通業界など業界に合わせて開発ができる「顔認証カードリーダー開発キット」など、様々な業界での厳格かつ効率的な本人確認を実現しています。さらには、顔認証にとどまらず、今夏リリース予定の公的モバイルID認証サービス「VeriMe(ベリミー)」では、iPhoneのマイナンバーカードを活用した本人確認を可能にし、事業者やユーザーにとって安全で利便性の高い本人確認プロセスを実現します。今後も、認証の現場での使いやすさを追求し、顧客企業との実証実験を通じて、安全・安心、かつ効率的な本人確認に貢献していきます。
▼パナソニック コネクトの顔認証ソリューションについて
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/facial-recognition/top
▼公的モバイルID認証サービス「VeriMe」
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services/verime/top
パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約28,200名の従業員を擁し、売上高は1兆3,332億円(2024年度)を計上しています。「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメントのお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
また、「人権の尊重」と「企業競争力の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつに位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高い企業文化の改革に取り組んでいます。
▼パナソニック コネクト株式会社 ウェブサイト
https://connect.panasonic.com/jp-ja/
▼パナソニック コネクト Newsroom
https://connect.panasonic.com/jp-ja/newsroom
▼パナソニック コネクト DEI(Diversity, Equity & Inclusion)
https://connect.panasonic.com/jp-ja/about/sustainability/dei
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