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2024年1月22日

MESソリューション「MP-Connect」に、業界初^※1顔認証技術を導入

～"作業者認証の強化"により現場改善活動に貢献～

パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社（以下、PPE）は、製造業向けのMES（Manufacturing Execution System：製造実行システム）ソリューション「MP（Manufacturing Processes）-Connect（エムピイコネクト）^※2」に、パナソニックコネクト株式会社（以下、パナソニックコネクト）の世界最高水準の顔認証技術を導入したパッケージを提供開始します。

※1 2024年1月22日現在、当社調べ。

※2 MP-Connectはパナソニックホールディングス株式会社の登録商標です。

近年のモノづくりは多様に進化し、DX（Digital Transformation）時代の到来と共に自在なデータ活用が求められています。そのような中、製造現場では、これまで以上にトレーサビリティへの要求が高まり、4M（マン、マシン、マテリアル、メソッド）の記録・証跡が求められてきています。特に、作業者（マン）の記録・証跡はこれまで取り組みが遅れており、その実現への期待が高まっています。

PPEでは、これまで30年以上にわたり国内外の製造工場で培った豊富なノウハウを、様々な製造現場で使用いただくために、「MP-Connect」パッケージとして2023年4月より提供を開始しています。この度、この「MP-Connect」に作業者の記録要求に対応できる、顔認証技術を導入した作業者認証機能を開発しました。本機能には、パナソニックコネクトの顔認証技術を活用しています。顔認証で作業者の本人確認の後、認証された人のみが対象作業の実施や、作業者情報を正しくデータとして記録・蓄積できます。また、作業者のなりすまし対策にも対応しています。

これら「MP-Connect」の機能強化により、MES導入を促進し、モノづくり現場のDXをお客様と協創していきます。

なお、顔認証技術を導入した「MP-Connect」を、2024年1月24日（水）～26日（金）東京ビッグサイトで開催される「第8回スマート工場EXPO2024」に出展いたします。

【お問い合わせ先】

パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社営業部
URL：https://www.panasonic.com/jp/company/ppe.html
メール：business.dev@gg.jp.panasonic.com

■パナソニックコネクトの顔認証技術について

パナソニックコネクトの顔認証は、40年以上に渡るカメラの画像処理で培った画像を鮮明にする技術と、顔の特徴を学習するディープラーニング技術の応用により、NIST（米国国立標準技術研究所）の顔認証ベンチマークテスト（NIST FRVT 1:1）において、世界1位^※3の評価を獲得しました。
顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適にご利用いただけます。これまでにも空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開してきており、1日30万回超の固有の顔認証を達成してきました（パナソニックコネクト調べ）。今後も、世界最高水準の顔認証技術と、現場での使いやすさを追求し、お客様との実証実験を重ねて実現したUXデザインとの融合により、さまざまな現場を安心・安全かつ効率化することに貢献してまいります。
https://connect.panasonic.com/jp-ja/products-services_facial-recognition

※3 2022年11月6日のNIST（FRVT 1:1）経年変化評価において、Mugshot（人種・経年変化を含む正面顔データ、他人受入率：10万分の1）で世界1位を獲得しました。同時にBorder（顔向き・照明変動を含むデータ、他人受入率：10万分の1）で世界4位、KIOSK（下向き・見切れデータ、他人受入率：10万分の1）でも世界5位にランクインするなど世界最高水準の評価結果を得ております。

■MP-Connectについて

「MP-Connect」は、MESの基幹となる、生産資源などの「工場管理」、生産の作業手配などの「作業指示」、工程管理などの「製品管理と制御」に加え、在庫やエネルギー管理などの「スマート工場機能」を1つのソリューションとしてまとめています。DX化でお悩みの経営者・現場担当者の課題管理に応える次世代MESソリューションである「MP-Connect」で、モノづくり現場のDXをお客様と協創していきます。
https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/it/mp-connect.html

■MP-Connect導入事例

カーナビゲーションの製造工場であるパナソニックオートモ−ティブシステムズ株式会社松本工場の物流業務や、製造ラインの立ち上げにておいて、本システムを導入しています。品質分析やトレーサビリティに関する実績データを、設備からの自動収集はもちろん、作業者による端末からの入力データ含め、収集を行います。そして、蓄積されたデータを生産性分析など利活用できる環境を構築。MP-Connectのコンセプトでもある「現場ファースト」で自ら育てるDXとして、大量データを安定して登録できる仕組みづくりや、利用シーンに柔軟に対応できるBI（Business Intelligence）ツールでの分析活用で、製造現場のDX化に貢献しています。