CO₂冷媒採用ノンフロン冷凍機 サイドフロー4馬力モデルを販売

パナソニック株式会社は、「CO₂冷媒採用ノンフロン冷凍機」の新製品、サイドフロー4馬力モデルの受注を6月19日より開始します。

当社はこれまでのノンフロン冷凍機の推進において、コンビニエンスストアやドラッグストアの小型店向けには、主に2馬力と10馬力のモデルを提案していましたが、要冷食品の多様化や取り扱い量の増加により、2馬力モデルが2台必要となるケースが発生していました。

今回発売する4馬力の新製品は、2馬力モデルよりも低騒音設計で、2馬力モデルを2台設置するよりも、省スペース、設置・配管工事の工数削減やコスト低減、メンテナンス性の向上を実現します。また、長めの配管が必要なレイアウトで、2馬力モデルを採用できず一部の系統でノンフロン化を見送っていたケースも、10馬力モデル同等の長配管が可能な4馬力モデルで対応できるようになりました。

当社は、2010年9月より、「CO₂冷媒採用したノンフロン冷凍機」の販売を開始し、食品小売業の店舗やプレハブ倉庫、食品工場などに累計約16,500台^※1を納入してきました。SDGsの達成に向けて、2030年別置形冷凍機に占めるノンフロン冷凍機の出荷台数比率100％を目標に掲げており、今後も業界の自然冷媒化に率先して取り組んでいきます。

※1 国内累計、2023年3月末現在

屋外に設置をする設備は、低騒音であることが求められます。
新製品は、4馬力用コンプレッサーと堅牢性の高い筐体の新規開発、パナソニック独自の二段圧縮冷凍サイクルと内部配管の見直しにより、2馬力モデルと比べて低騒音となり、2馬力モデルを2台設置した場合と比較しても、4 dB（A）の騒音値低減を実現しました。

※2 騒音値は、周囲温度32℃、蒸発温度-10℃、運転周波数80s-1（Hz）
無響室相当で、冷凍機正面から距離1 m×高さ1 mの値