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2023年3月1日
製品・サービス / プレスリリース
インバータシリーズ
「安全」「省エネ」「高機能」を実現する直流アーク溶接機
品名 |
インバーター制御 直流アーク溶接機 |
---|---|
品番 |
YD-250/300/500DS2 |
溶接法 |
被覆アーク溶接法 |
希望小売価格 |
オープン価格 |
発売日 |
2023年3月1日 |
月間生産台数 |
240台 |
パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口 泰行)は、被覆アーク溶接法の「安全」「省エネ」「高機能」を実現する最新機種として、インバーター制御の直流アーク溶接機:YD-250/300/500DS2を3月1日より発売します。
本製品は、被覆アーク溶接法における感電(電撃)の危険性を低減するため、「電撃防止機能」および日常点検を容易にする「電防点検機能」を標準搭載しました。また、「起動スイッチ機能」も搭載し溶接現場の安全性向上を実現しました。
溶接機のパワーユニットには最新のインバーター制御技術を投入して、優れた省エネ効果を発揮するとともに高い溶接性能を実現しました。さらに溶接棒の溶着を積極的に回避する「アークドライブ」や溶接電流を遠隔制御する「アークトロン」※1等も搭載し、高機能と使いやすさにこだわった製品開発を進めてまいりました。
当社は、本製品で被覆アーク溶接機をご使用のお客様へ「安全」「省エネ」「高機能」をご提案し、「ものづくり」におけるトータルサポートを推進します。
※1:起動スイッチおよび短絡子はオプション扱いとなります
簡単な設備でさまざまな金属に適用できる被覆アーク溶接法は1900年代初頭から我が国への導入が開始され、現在では数多くの溶接現場で使用されています。
一方、国内の被覆アーク溶接法で広く採用されている交流アーク溶接機は、感電(電撃)の危険性が高いため、法令により特定環境下における電撃防止装置の取り付けや日常点検および定期検査などが義務付けられています。また、構造的に力率が低く、その他の溶接法で採用される溶接機と比較して電源設備容量や消費電力が高くなる傾向があります。
このたび交流アーク溶接機が潜在的に抱えている課題を解決するため、最新技術を搭載したインバーター制御の直流アーク溶接機:YD-250/300/500DS2を発売します。
直流アーク溶接機は特定環境下における電撃防止装置の使用が義務付けられていませんが、DS2シリーズは感電時の衝撃およびこれに伴って予想されるトラブル(転倒、墜落等)から溶接士を守る観点で「電撃防止機能」と「電防点検機能」を標準搭載しました。
また、「起動スイッチ機能」を搭載し、不必要な溶接出力を制限することで、不用意な感電を防ぐと供に使い勝手の良さの両立を実現しました。
国際的に脱炭素社会の実現に向けて二酸化炭素排出量を抑える取り組みが始まっており、生産設備の消費電力低減は近年大きな課題となっています。DS2シリーズは独自技術の最新のインバーター制御を搭載することにより、優れた省エネ効果と安定したアークによる高い溶接性能を実現しました。
溶接中のアーク状態を監視して、溶接棒が母材に接触する寸前に電流を上昇させ、溶着を積極的に回避する「アークドライブ」機能を標準搭載しました。また溶接機から離れた場所で溶接電流を遠隔制御する「アークトロン」機能※1も標準搭載し、高機能と使いやすさを両立して溶接品質や作業効率の向上を実現しました。
品番 |
YD-250DS2 |
YD-300DS2 |
YD-500DS2 |
---|---|---|---|
定格入力電圧 |
AC200~220 V |
AC200~220 V |
AC200~220 V |
周波数 |
50/60 Hz 共用 |
50/60 Hz 共用 |
50/60 Hz 共用 |
定格入力 |
単相8.7 kVA |
単相8.8 kVA |
単相14.5 kVA |
定格出力電流 |
単相DC180 A |
単相DC200 A |
単相DC300 A |
定格使用率 |
40% |
40% |
60% |
外形寸法 |
288x422x418 mm |
288x422x418 mm |
385x553x705 mm |
質量 |
25 kg |
25 kg |
54.5 kg |
※2:奥行寸法には後面の入力電源端子カバーは含みません。
パナソニック コネクト株式会社は 2022 年4 月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、B2Bソリューションの中核を担う事業会社です。グローバルで約28,500名の従業員を擁し、売上高は9,249億円※3を計上しています。「現場から 社会を動か し 未来へつなぐ」をパーパス(企業としての存在意義)として掲げ、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン、公共サービス、生活インフラ、エンターテインメント分野のお客様をつなぎ、「現場」をイノベートすることに取り組んでいます。また、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の実現を目指しています。
※3:旧パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社の 2021 年度売上高
パナソニック コネクトは、「人権の尊重」と「企業価値の向上」を目的に、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)推進を経営戦略の柱のひとつと位置づけ、多様な価値観を持つ一人ひとりがイキイキと力を発揮できる柔軟性の高いカルチャーを目指しています。
「少数であること」やその他の理由で権利が守られていない状況に対しては、妥協できない「人権」の問題として取り組みます。
例えば、2016年、国内の人事制度運用上の配偶者に「(同性婚も含む)事実婚を結婚したものと同様に取り扱う」ことを発信するなど、家族の在り方の多様化に対応しています。
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