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2016年1月6日
製品・サービス / プレスリリース
プラスチック光ファイバーケーブルを採用
独自の多値変調方式により高品質な映像伝送が可能
パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀 一宏、以下、当社)は、8Kのフルスペック映像伝送を1本で送信可能なコネクタ付ケーブルを開発しました。
これまで8Kディスプレイに対して受信機等からコネクタ付ケーブルで映像を送信する場合、例えば4K相当の映像をHDMI規格のケーブル4本を用いて伝送し、画像処理ソフトにより8K映像に組み合わせて表示しておりました。今回当社が開発したコネクタ付ケーブルはプラスチック光ファイバーケーブルを採用することで、伝送スピードを向上させ、8Kのフルスペック映像を1本で伝送することに成功いたしました。
光ファイバーは光軸を完全に合わせることにより高速通信を実現しますが、機器とケーブルコネクタ部が分離している場合、接続部分において光軸を正確に合わせることが難しく、接続不良が発生するなどの理由で挿抜可能なコネクタ付の映像伝送用ケーブルへの採用が見送られておりました。
このたび当社はKAIフォトニクス株式会社(慶應義塾大学発ベンチャー)と共同で、「プラスチック光ファイバー/ボールペン型接続技術※2」を採用したコネクタ付ケーブルを開発し、さらに当社の広帯域信号の多値化伝送技術を適用することにより、1本のケーブルで100Gbpsを超える伝送速度を達成しました。
慶應義塾大学理工学部 小池康博教授のコメント
「この度は慶應義塾大学が開発した『プラスチック光ファイバーとそのボールペン型接続技術』を採用した、8K映像伝送ケーブルの試作品を開発されたことについて大変嬉しく思います。今後も映像伝送の多様なニーズにお応えすべく、パナソニックと連携を深めていきたいと考えております」
当社は今後、BtoB市場において、企業等での8K機器の採用が広がることを想定し、簡易な接続を実現する本コネクタケーブルの国際規格化を目指してまいります。
なお、本技術については、2016年1月にアメリカ ラスベガスで開催されるCES2016のパナソニックブースにて技術展示をしております。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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