パナソニック株式会社は、2014年10月14日から企業向けMVNO(Mobile Virtual Network Operator)※2サービス事業に本格参入します。当社が自前で通信設備を持つことにより、通信帯域の制御と通信回線容量の管理を自社で行えるようになります。これにより、お客様の用途に合わせたフレキシブルな無線通信サービスプラン提供を実現し、当社の無線対応機器および保守・運用サービスと組み合わせ、ハードから通信回線・運用まで一気通貫のワンストップソリューションとして企業向けに提案してまいります。
コンシューマー向けのスマートフォンやタブレット端末では、通信サービスと機器がセットで提供されています。企業のお客様にお使いいただいている多くの機器についても、インターネットを経由してクラウドなどへ接続することが可能となるIoT時代の到来により、様々なメリットが生まれるようになります。
しかしながら、導入する企業にとっては、(1)既存の通信サービスでは用途・通信量ごとに適した通信回線プランを選択できない、(2)機器と通信サービスを別々に調達しなければならない、などの課題があり、企業向け業務用機器のインターネット接続はまだ始まったばかりです。
今回、当社が提供する無線通信サービスは、(1)端末台数は多いが一台あたりの通信容量は小さくていい、(2)通信が混みあっていない時間帯にデータを一括収集したい、(3)上り回線の速度は優先したいが下り回線はほとんど使わなくていい、(4)契約回線の費用は運用予算内に収めたい、など、企業のお客様の様々なニーズにお応えするものです。自社設備で通信容量・速度・利用時間などを制御することにより、ニーズに合わせたオーダーメイドの無線通信回線プランをご提供します。
また、当社の業務用機器や設備機器・システムと無線通信回線プラン、施工から保守・運用までのサービスプランを組み合わせ、ワンストップで提供することにより、購入契約や機器の個別管理にかかるコストを最小化し、これまで以上に価値の高いソリューションを提供いたします。
第一弾として、10月2日に発表した当社製パソコン「Let's note RZ4シリーズ」に当社のMVNOサービス対応のSIMカード※3を搭載したモデルを準備しました。お客様には、さまざまなビジネスシーンのニーズに合わせたRZ4シリーズ専用の無線通信回線プランを提供します。RZ4シリーズは、コンシューマー向けにも、パナソニックのショッピングサイト「パナソニックストア」にて10月18日から発売します。
今後も当社は、来るべきIoT時代に向け、当社の業務用機器を中心とした、様々な機器の無線通信対応を推進し、新しいソリューションの提供を通じて、お客様のビジネスの成功に貢献してまいります。
- ※1 IoT:Internet of Things。多くのモノ(機器)がインターネットにつながること。
- ※2 Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者。携帯電話やPHSなどの物理的な移動体回線網を自社では持たず、実際に保有する他の事業者から借りて、自社ブランドで通信サービスを行う事業者のこと。
- ※3 SIMカード:Subscriber Identity Module Card。携帯電話などで使われている電話番号を特定するための固有のID番号が記録されたICカード。
【お問い合わせ先】
[企業のお客様]
- パナソニック システムお客様ご相談センター
- TEL:0120-878-410 (受付:9時〜17時30分) <土・日・祝日は受付のみ>
[個人のお客様およびレッツノートRZ4シリーズについて]
- 「RZ4シリーズ LTEがついてくるキャンペーン」
- キャンペーンページURL:http://ec-club.panasonic.jp/mall/mylets/open/rz4_lte/
- Panasonic Storeカスタマーセンター (パナソニック ストア カスタマイズレッツノートに関するお問い合わせ)
- TEL:0120-872-086 (受付:10時〜18時)
- Wonderlink(ワンダーリンク) カスタマーセンター (通信回線に関するお問い合わせ)
- TEL:0120-872-390 (受付:10時〜18時)