パナソニック エコシステムズ株式会社 (愛知県春日井市鷹来町字下仲田4017、社長 伊藤清文)が製造する加湿空気清浄機、ナノイー発生機などのナノイー搭載空質関連商品が発売後好調に推移しており、生産体制を当初の約50万台から100万台に強化します。
ナノイーは、水に高電圧をかけることで生成される水に包まれた微細なイオンで、空気イオンより長く空気中に滞在でき、ウィルス・カビ・アレル物質・菌などを抑制する効果や脱臭効果があります。パナソニックではこのナノイーを、快適な生活環境を実現するコアデバイスと位置づけ、空気清浄機をはじめエアコンや洗濯機など多くの商品へ展開しています。
特に空気清浄機は、空質への関心の高まりから前年に比べて業界全体で約2.6倍(2009年10月)の出荷実績となっており、家庭用のみならず業務用途、施設用途においてもこの傾向は変わらず、ホテル、学校、介護施設を中心に数多くの引き合いをいただいております。この傾向は今後も継続する見込みで、加湿空気清浄機を含む空気清浄機の市場全体の販売台数は、一気に200万台を大幅に超えると予測しています。これに対応するために、生産計画を当初30万台から50万台に引き上げ、生産体制を整えました。
また10月1日に発売したナノイー発生機(F-GME15)は、主に菌やウイルスの抑制と脱臭に機能を絞った新製品で、発売後1ヶ月で3万台の出荷を記録(2009年10月)。販売店が行う各地の合同展示会などでも好調で、さらに11月以降も需要が増加する傾向にあります。このため、当初12万台(2010年3月まで)の生産計画を25万台に引き上げました。
さらに省スペースの小型タイプを多くの方々よりご要望いただいており、12月上旬にコンパクトなナノイー発生機F-GME03を発売します。F-GME15とあわせて、今年度40万台(F-GME15:25万台、F-GME03:15万台)の生産を計画しています。
同様に、例年ウイルスへの対策として定着している加湿機のナノイー搭載機種は10万台を年内に生産完了する見込みです。
当社は、これらナノイー搭載空質商品(加湿空気清浄機、空気清浄機、ナノイー発生機、加湿機)で2010年3月までに合計100万台の生産体制を整備。室内の空質(Indoor Air Quality)を高め、より安全で快適な住環境づくりに貢献してまいります。
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