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2020年11月12日
製品・サービス / プレスリリース
~約15,000名の社員IDをサーバーで一元管理し勤怠システムとも連携~
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片倉達夫)は、自社オフィス全国13拠点50箇所、約15,000名※1の社員を対象に、顔認証による入退管理を運用開始しました。本システムは、ディープラーニングを応用した世界最高水準※2の顔認証技術を活用する「顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システム KPAS(ケイパス)」を導入したものです。今年3月※3より汐留本社で一部運用してまいりましたが、さらなる利便性・生産性向上を目指し、このたび全国の拠点へ運用拡大しました。運用拡大に伴い、管理運営の効率化をはかるため、全国の拠点をサーバーで一元管理し、勤怠管理システムとのスムーズな連携も実現しました。社員の利便性・生産性や安全性をかなえながら、管理運営側の負担軽減にもつながる、次世代型のオフィス運営を自ら実践します。当社は、顔認証ソリューション・センシングソリューション・高性能エッジデバイスの3つを統合し、お客様にEnd to Endのソリューションをご提供する、新事業『現場センシングソリューション』を2020年7月に立ち上げましたが、KPASは本事業における主軸商材の一つとなります。自社での運用ノウハウや技術検証の成果を踏まえ、今後の製品およびシステムの機能を強化してまいります。
顔認証関連の市場規模は、今後高成長が見込まれ、その市場規模は2020年グローバルで6,600億円(うち国内 310億円)に達しており、国内需要においてはオフィス・ビル分野で倍増(2018年度比)する見込みです※4。従来型のICカードによる入退管理では、カードの紛失やなりすましなど、多くの課題がありました。顔認証による入退管理を導入することで、それらの課題を解決できるとともに、スピードや利便性の向上によりオフィスにおいての効率性の向上をはかれるようになります。具体的には、登録者は、オフィスフロアの各部屋への入退室時に、壁掛けチェッカーの前に近づき、顔認証だけでドアの解錠をおこなうことができます。これにより、迅速かつ厳格なオフィス入退管理を実現します。
今回の運用では、まず既に自社で管理している約15,000名の社員証ICカードの顔画像をシステムに一括で登録することで、登録作業の軽減をはかっています。その際、顔画像の品質を自動的にチェックし、登録後に正しく認証が出来ないなどの事象を未然に防ぐ工夫も行っています。また、社員証ICカードを読み取り、新たに顔を撮影し、画像を即時に更新ができる、レジスター(登録端末)を設置し、より現場での運用の利便性を向上させました。さらに、社内の勤怠システムと連携させることで、顔認証による勤怠管理を実現しました。
全国規模の自社運用を通して、課題の洗い出し・改善サイクルを早め、よりお客様に寄り添った質の高いソリューションの提供を目指してまいります。具体的には、入退室の際の顔認証のスコア結果の継続的な分析をおこない、システム管理者と連携することで、認証精度の改善を検証します。
今後は、パナソニック内の他拠点への展開も含め、オフィス・ビルへの展開や、店舗・商業施設、展示場・国際会議場、ホテルなどにも導入を拡大し、顔認証によるストレスフリーで安心・安全、かつ効率的な次世代型の空間づくりへの貢献を目指してまいります。
当社の「顔認証」技術は、ディープラーニングを応用した世界最高水準の顔認証技術です。顔の向きや経年変化、メガネ・マスクなどにも影響されにくく、快適にご利用いただけます。
当社は、これまでにも空港での厳格かつ円滑な本人確認や、アミューズメントパークでのチケットレス入退場、店舗でのキャッシュレス決済、オフィスでのICカードレス入退室などで、顔認証技術を応用したシステムを展開してきており、1日10万回超の固有の顔認証を達成してきました(当社調べ)。この間、世界最高水準の顔認証技術と、現場での使いやすさを追求し、お客様との実証実験を重ねて実現したUXデザインとの融合により、オフィスでの入退室を安心・安全かつ効率化することに貢献してまいりました。
▼パナソニックの顔認証サイト
https://biz.panasonic.com/jp-ja/solutions/facial-recognition
KPASは、一括の顔登録に加え、専用端末での顔と名刺を同時に登録し、最短15秒で利用できます※5。これにより、社員のみならず来訪者の入退管理を可能とし、登録可能人数は、最大3万人※6と大規模オフィス・ビルに対応します。
一度登録した来訪者の顔画像は、顔認証による本人確認が終了後、一定期間を経て無効とする設定も可能となっております。
7月に提供開始したKPAS新バージョンでは、逆光等で顔が暗く映る場合やマスクで顔が隠れている場合において、マスク着用時等の顔検出率を当社従来比で3.1倍、顔認証率を2.2倍向上させました※7。
一般監視システムにアドオンすることで顔認証システムを構築可能。
使用に際し、別途ソフトウェアが必要になります。
お客様の仕様に合わせて、完全カスタマイズが可能です。
KPASのWebAPIを活用して顔認証を用いたアプリケーションの開発をすることで、認証履歴からシェアオフィスの課金管理や社員食堂の決済システム等、外部システムと連携することが可能です。
▼製品サイトURL
顔認証 入退セキュリティ&オフィス可視化システムKPAS
https://biz.panasonic.com/jp-ja/products-services_kpas
▼現場センシングソリューションサイト
https://biz.panasonic.com/jp-ja/gemba-sensing
パナソニック システムお客様ご相談センター
電話 0120-878-410(受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
以上
記事の内容は発表時のものです。
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