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2014年10月6日
製品・サービス / トピックス
パナソニック アビオニクス株式会社は、北米・カリフォルニア州アナハイム市で2014年9月16日から18日まで開催されたAirline Passenger Experience Association (APEX・航空旅客体験協会)主催の展示会「APEX 2014」で、最新の商品・技術やソリューションを展示しました。 APEXは世界最大級の航空展示会で、パナソニックは数年にわたり、この場から革新的技術を世界に発信しています。
APEX、そして同時開催されたInternational Flight Services Association(IFSA:国際航空サービス協会)の年次会議には、乗客に、より良質な体験を提供するという共通目標を掲げている航空会社120社から1,400名以上の代表者、そして機内エンターテインメント(IFE)から機内食ケータリングまでの多種多様な業界から250名以上のベンダーが参加しました。パナソニック アビオニクスは、乗客に良質な体験を提供する上で非常に重要な役割を担っており、パナソニックはAPEX 2014で、機内エンターテインメントシステムやワイヤレスコネクティビティなど、広範囲に及ぶ技術を展示しました。
【速報動画】パナソニック アビオニクス@APEX2014
(日本語字幕付:YouTubeの日本語字幕機能をONにしてご覧ください)
https://www.youtube.com/watch?v=u2GAaf9e5EU
パナソニック アビオニクスが今回の展示会で、ボーイング・ネットワーク社、そしてスペース・システムズ社と、民間航空機向けの「ブロードバンド通信用電子走査フェイズドアレイアンテナ」を共同開発することを発表しました。パナソニックの「eXConnect」ブロードバンドを活用して機内でWi-Fi通信を可能にする非常に軽量なこのアンテナは、Wi-Fiの通信スピードを確保しつつ、オペレーションシステムの重量そして空気抵抗を65%削減し、燃料の消費やCO2の排出を抑えます。
また、パナソニックは業界で初めて(*)機内エンターテインメントに近距離無線通信(NFC)技術を使用することを発表しました。航空解説者の多くは「NFC技術の機内への応用はまだ何年も先の話しだ」と公言していましたが、パナソニックは早くて2015年夏には民間航空機への導入を計画しています。
近距離無線通信が可能なスマートフォンやカードを機内で使用できるようになることで、乗客はショッピングを楽しんだり、個人データと同期し自分専用のようなカスタマイズされた体験を楽しむことができ、またクルーは乗客のマイレージ会員状況を確認したり、NFCを活用し出勤時刻を記録できるようになります。
アナリストは今後、既に200万機流通している、モバイルペイメントを可能にするNFCスマートフォンの利用が急成長すると予測しています。この予想通り、アップル社はiPhone 6、iPhone 6 PlusのアップルペイサービスにNFCを活用することを発表しました。
また、エア・エウロパ社は、新しい787-8ドリームライナーにパナソニック アビオニクスの「eX3」「eXConnect」の機内エンターテインメントと通信ソリューションを利用することを発表。これによりエア・エウロパ社は、パナソニックのKu帯航空移動体衛星システム を活用した機内ブロードバンドを提供するスペイン初の航空会社になります。
ボーイング社などの業界トップ企業との協力や、より多くの機内エンターテインメントオプションを提供することにより、乗客にさらに良質な体験を提供すること、そしてNFC技術を活用した新たなサービスを提供するなど、パナソニックはAPEX 2014およびIFSAエクスポで、航空業界へのコミットメント、そして長期にわたり革新的な新技術を開発していくことを誓いました。
▼パナソニック アビオニクス株式会社(英語)
http://panasonic.aero/
【写真】Panasonic at APEX 2014
https://plus.google.com/photos/102894371789579256396/albums/6062607481756779089
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