2023年11月6日

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大阪・関西万博 パナソニックグループパビリオン「ノモの国」「循環」を表現したファサードのモックアップ検証を実施

パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に出展するパナソニックグループパビリオン「ノモの国」の建築を進めています。このたび、立体形状のモチーフを用いて「循環」を表現したファサード(※)のモックアップを建設予定地の近くに組み立て、検証を行いました。
※建物の外観を構成する主要な立面

パナソニックグループは、「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現を目指して事業を展開しています。パビリオン「ノモの国」では、“解き放て。こころと からだと じぶんと せかい。”をコンセプトとし、特にα世代の子どもたち一人ひとりが、物も心もサステナブルもウェルビーイングもすべては繋がっているという「循環」の考え方に気付き、思い込みや制約から解き放たれ、ソウゾウする力を解き放つ体験ができる場を提供することを目指しています。

パビリオンの建築においても、立体的な形状のモチーフを約1400個組み合わせ、「循環」を表現したファサードとする予定です。モチーフの大きさは、直径約1.0 m~1.5 mの4種類で、鉄製のフレームに薄いオーガンジーを張り、風に揺らぐ軽やかで自由な建築を実現し、その時どきの条件でさまざまな見え方を楽しんでもらうデザインにすることを考えています。

<立体的な形状のモチーフを2つ組み合わせたイメージ>

<「ノモの国」外観イメージ図>

上述のモチーフ約80個用いた高さ約15 mのモックアップをパビリオン建設予定地の近くに組み立て、2023年10月20日から2023年11月1日にかけて検証を行いました。2023年11月1日には、パナソニックHDで関西渉外・万博推進担当参与である小川理子と、パビリオンの建築を手掛ける建築家 永山祐子氏など関係者が集まり、金属繊維が織り込まれた4色のオーガンジーの風や陽の当たり方による見え方の違いを確かめたほか、日没後にはさまざまな色の照明でライトアップをし、確認を行いました。
■建築家 永山祐子氏 コメント
「一般的な構造体ではないので、これまでもさまざまな実験、シミュレーションを行ってきた。今回の確認で調整が必要なところも出てきたが、オーガンジーは想定通りに光ってくれた。子どもも大人もワクワクするようなパビリオンを実現するために、さらにここから進化をさせていきたい」。

■パナソニックHD 万博推進担当参与 小川理子 コメント
「子どもたちが、オーガンジーが風に揺らぐ様子を見たり、モチーフを通して空を見上げたりすることで、いろいろなソウゾウをしたり、自分たちも自然に包み込まれる一部であることなどを感じてほしいと思う。今後は、体験の構想などについても発信していく予定。良いパビリオンに仕上げていきたい」。

パナソニックグループは、子どもたちが体験を通じて未来への希望を思い描けるようなパビリオンの実現に向けて、引き続き出展準備を進めます。

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