2023年2月14日

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株式会社カネカが技術者の特許調査工数を年1,800時間削減。パナソニックのPatentSQUARE「AI自動分類機能」を活用

パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(以下、パナソニック)は、株式会社カネカ(以下、カネカ)様に特許調査支援サービス「PatentSQUARE」の「AI自動分類オプション機能(以下、「AI自動分類」)」を納入しました。これにより、特許調査にかかわる技術者の作業負担を軽減し、年間1,800時間の調査工数の削減を見込んでいます。AIを活用することで、調査品質のバラつきや特定の熟練者への負荷が集中していた問題も解消しています。

▼特許調査支援サービス「PatentSQUARE」導入事例サイト
https://www.panasonic.com/jp/business/its/patentsquare/casestudy.html

株式会社カネカが、技術者の特許調査工数を年1,800時間削減。パナソニックのAI自動分類を導入

【背景】
国内外で膨大な数が存在する特許の調査を進めるには、多くの文献を読み込む必要があり、研究開発に取り組む技術者にとっては、特許調査業務の効率化・生産性向上が急務となっています。調査業務の効率化には、データベースを検索する際、検索目的に合致せず不要な情報となる「ノイズ」、必要な情報ではあるものの検索結果に含まれなかった「検索漏れ」をなくすことが欠かせません。とりわけ、権利侵害などの調査においては、他社の特許が自社の事業に影響をきたさないかを慎重に調査するため、多少のノイズが含まれるとしても「検索漏れ」を極力なくす必要があります。しかしながら、「漏れ」を防ぐことを意識して作成した検索式では、調査対象となる特許の大半がノイズとなることも珍しくありません。

カネカ様では、特許のSDI調査(※1)における毎月の調査対象が約1,000件に及ぶ研究テーマもあり、各事業部の技術者への大きな負荷が課題となっていました。そこで、AIによって自動的にノイズをカットできれば、調査が大幅に効率化できると考え、パナソニックの特許調査支援サービス「PatentSQUARE」の「AI自動分類」を採用。結果として、毎月SDI調査に要していた技術者の作業時間が10時間から5時間へと半減し、調査品質のバラつき解消にもつながっています。

【導入効果】
■特許のSDI調査の作業時間を1/2に圧縮
AI自動分類により、技術動向調査時の「ノイズ」を自動でカット。SDI調査に要する技術者の作業時間が1/2に圧縮され、全社合計で年間1,800時間の工数を削減

■SDI調査結果の集計期間が1/3に短縮
分類付与作業の負担軽減によって各部門の技術者による特許調査が早まり、調査結果の取りまとめに要する期間が従来の1/3に短縮

■調査品質のバラつき・特定の熟練者への負荷集中を解消
調査品質を担保するために特定の熟練者に調査負担が集中してしまう問題を、AIの働きによって解決

導入事例の詳細は、製品サイトよりお問い合わせください。
▼特許調査支援サービス「PatentSQUARE」導入事例サイト
https://www.panasonic.com/jp/business/its/patentsquare/casestudy.html

今後もパナソニックでは、お客様の特許調査負荷の軽減や特許情報の活用促進への貢献を目指し、AI・ICT技術を生かしたサービスの開発、改良に取り組んでまいります。

▼特許調査支援サービス「PatentSQUARE」製品サイト
https://www.panasonic.com/jp/business/its/patentsquare.html

▼特許調査支援サービス「PatentSQUAREお役立ちサイト
https://www.panasonic.com/jp/business/its/patentsquare/download-top.html

■特許調査支援サービス「PatentSQUARE」とは
さまざまな技術・開発現場で活用されているパナソニックの調査ノウハウをシステム化した特許調査支援サービスです。知財担当者だけでなく、調査ノウハウを持たない現場の技術者・開発者の方にも使いやすいことをコンセプトに開発しました。1992年に誕生して以来、約30年にわたり、多くの知財専門家や研究開発者などの利用者からいただく意見を元に、サービス・機能拡充を続けています。機械や精密機器・化学をはじめ、医薬品・情報通信など、幅広い業界でご利用いただいており、特許登録件数上位100社でシェアNo.1(※2)のサービスに成長しています。

※1:SDI(Selective Dissemination of Information) 調査:定められた条件のもとで定期的、継続的に行う特許調査のこと。例えば、新たに出願・受理された特許を元にした技術動向の調査や、新規の特許と自社の製品・技術との関係性の調査などがある。

※2:2021年1月~12月当社調べ

【お問い合わせ先】
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社
お問い合わせ受付窓口
電話番号:0570-087870
受付時間:9時~12時、13時~17時30分(土・日・祝・当社指定休業日を除く)
Webサイト:https://www.panasonic.com/jp/company/pstc.html

▼Webサイトからのお問い合わせはこちらから
https://www.panasonic.com/jp/business/its/patentsquare/sec/contact/agree.html

記事の内容は発表時のものです。
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