2019年11月12日
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社員食堂へのサステナブル・シーフード継続導入プロジェクトが「ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」でチャンピオンに選定
パナソニック株式会社(以下、パナソニック)が取り組んでいる「『日本初 社員食堂へのサステナブル・シーフードの継続導入』拡大推進プロジェクト~社員食堂から、消費行動を変革し、SDGs達成に貢献~」が、2019年11月7日開催の東京サステナブルシーフード・シンポジウム2019「第1回ジャパン・サステナブルシーフード・アワード表彰式」において、イニシアチブ部門のチャンピオンに選ばれました。
ジャパン・サステナブルシーフード・アワードは、サステナブル・シーフード(持続可能な水産物)の普及や日本の水産業の持続可能性に貢献した人、組織、プロジェクトを讃えるアワードで、「イニシアチブ」部門、「コラボレーション」部門の2つから構成されます。パナソニックのプロジェクトは、「イニシアチブ」部門において、今回ファイナリストに選ばれた4プロジェクトの中からチャンピオンに選ばれました。
パナソニックでは、2018年3月から、MSCおよびASC認証(※1)を取得した持続可能な水産物(サステナブル・シーフード)を社員食堂へ導入しました。MSC認証とASC認証は、WWF ジャパンが唯一持続可能と公認しているもので、企業が社員食堂で継続的に提供するのは日本では初めてとなります。現在、25拠点の食堂で認証取得水産物を導入し、2020年度中に国内の約100拠点の全社員食堂への導入を目指しています。
今回の受賞では、業界において、社員食堂へ認証取得水産物を導入する取り組みの先駆けとなった点や、給食サービス業界にCoC認証(※2)取得の流れを作った点が高く評価されました。また、従業員の規模感を生かして社会的インパクトを生み出す取り組みであり、さらに自社のみならず他の企業へノウハウを提供するなど活動の広がりも評価のポイントとなりました。
パナソニックは、今後もこの取り組みにより、サステナブル・シーフードの認知拡大による「消費者の消費行動の変革」を通じたSDGs(※3)達成への貢献を図っていきます。具体的には、社員食堂を通じ、水産資源の危機的な状況を従業員に伝えると共に、従業員のMSCおよびASC認証マークに対する認知が向上することで、社員食堂だけでなく社外でもサステナブル・シーフードを選んで購入するという『消費行動の変革』へつなげていきたいと考えています。
※1 MSC認証は海洋管理協議会が持続可能で適切に管理された漁業を認証するもので、ASC認証は水産養殖管理協議会が環境と社会への負荷を最小限にする責任ある養殖業を認証するもの。いずれも第三者の認証機関が厳格な基準に基づいて審査しています。
※2 CoCは、Chain of Custodyの略で「加工・流通過程の管理」の意味。水産物の流通・加工の過程では、認証水産物と、そうでない水産物が混じってしまう可能性があり、非認証の水産物の混入を防ぐため、製品がたどってきた経路を遡ることができるようトレーサビリティを確保するしくみのことをCoC認証といいます。
※3 Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略。2015年に国連で全会一致で採択された2030年までに達成を目指す17の目標のこと。今回の取組みでは、特に目標14「海の豊かさを守ろう」等への貢献を目指しています
<関連情報>
・[プレスリリース] サステナブル・シーフードを社員食堂に日本で初めて継続的に導入(2018年3月2日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2018/03/jn180302-3/jn180302-3.html
・海洋資源の保護を社員食堂から始めよう!~サステナブル・シーフードの取り組み~
https://channel.panasonic.com/jp/contents/26317/
・『海を守る選択!』サステナブル・シーフードを社員食堂から拡げる
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability/citizenship/environment/sustainable_seafood.html
・パナソニックの CSR・環境活動
https://www.panasonic.com/jp/corporate/sustainability.html
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