導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(OS-CON:SVPTシリーズ)を製品化~2019年8月から量産開始

2019年8月 1日

トピックス

導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(OS-CON:SVPTシリーズ)を製品化

パナソニック株式会社インダストリアルソリューションズ社は、無線通信基地局やデータセンター向けサーバー等の高信頼性(長寿命)が要求される機器に適した導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(SVPTシリーズ)を製品化、2019年8月から量産を開始します。独自の材料、構造面の最適設計を行い、コンデンサの寿命を決定する封止性改善により長寿命化を実現。高温環境下でメンテンスフリーが要求される機器の信頼性向上に貢献します。

世界的な移動体通信の普及やクラウドサービスの進展に伴い、無線通信基地局やデータセンター向けサーバーに求められる性能も大容量化、高速化が進んでおり、これに伴い負荷電流の増加により使用環境が厳しくなることで、コンデンサを含めた汎用部品に対して高温対応や長寿命化が求められています。このような要望に対応するため、独自の最適材料の採用や構造設計の見直しによりコンデンサの寿命を決定する封止性を改善することで長寿命化を実現。小形で高信頼性(長寿命)の導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(SVPTシリーズ)を製品化しました。

■「OS-CON(シリーズ名:SVPTシリーズ)」の特長
1. 耐久性条件105℃20,000時間を保証(従来品:105℃5,000時間)
2. 85℃10年以上の推定寿命を実現(寿命則:20℃10倍則(※1)を適用)
3. 小形品(Φ6.3 mm、L6.5 mm)であり機器内部の省スペース化に貢献
※1:使用温度(周囲温度)を20℃下げることで、コンデンサの寿命が10倍長くなる推定寿命則

■特長の詳細
1. 耐久性条件105℃20,000時間を保証(従来品:105℃5,000時間)
導電性高分子アルミ固体電解コンデンサは、封止ゴムが劣化することで外気がケース内に侵入し、導電性高分子が過酸素状態(水分過多)となり電導度が低下することで、静電容量の減少やESRが上昇するなど製品寿命が短くなっておりました。今回のSVPTシリーズは封止ゴムの材質や形状の最適化を図ることで高温環境下での長寿命保証を実現しています。

2. 85℃10年以上の推定寿命を実現(寿命則:20℃10倍則を適用)
高信頼性(長寿命)が要求される機器には実使用条件下での長期の推定寿命が要求されます。コンデンサの電導度の低下はアルミケースと封止ゴムの勘合部から侵入する水分による過酸素状態によっても徐々に進行します。SVPTシリーズは構造設計の見直しにより、アルミケースと封止ゴム界面の密着性を向上させることで水分の侵入を抑制し、実使用環境での長寿命化を実現することで高信頼性が要求される機器の安定稼働に貢献します。

3. 小形品(Φ6.3 mm、L6.5 mm)であり機器内部の省スペース化に貢献
機器の小型化、高密度実装化に伴い、使用部品に対する小形低背化の要求が増加しています。SVPTシリーズはコンデンサ内部の空隙率最適設計を行うことで、小形低背品でありながら製品の電気的特性や耐熱性に優れており、回路基板を小型化し、機器内部の省スペースに貢献します。

■用途
無線通信基地局、サーバー等高信頼性が要求される機器の平滑用、バックアップ用など

■仕様
【サイズ】C65サイズ Φ6.3×L6.5 max
【品番】16SVPT100M/6SVPT330M/2R5SVPT560M
【定格電圧】16 V/6.3 V/2.5 V
【静電容量】100 μF/330 μF/560 μF
【ESR】24 m/15 m/16 m
【LC】300 μA/415 μA/300 μA
【リプル電流】2490 mA/3390 mA/3500 mA

【商品のお問合せ先】
パナソニック株式会社 インダストリアルソリューションズ社 デバイスソリューション事業部
https://industrial.panasonic.com/cuif/jp/contact-us?field_contact_group=2152&field_contact_lineup=732&ad=press20190801

【商品の詳細情報】
パナソニック 導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ
https://industrial.panasonic.com/jp/products-cap/polymer-capacitors/os-con/lineup?ad=press20190801

  • 導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(OS-CON:SVPTシリーズ)を製品化
発表年月
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