オフィス・商業施設向け有機ガラス系素材^（※1）「アラウーノ小便器」を発売

パナソニック ハウジングソリューションズ株式会社（代表取締役社長：山田 昌司 大阪府門真市、以下：当社）は、有機ガラス系素材を使った小便器を2024年4月22日に受注開始します。また、圧送ポンプを内蔵したアラウーノV 圧送タイプも同時に発売します。

2024年4月から施行される働き方改革関連法により物流業・建設業の時間外労働時間の上限が制限される、いわゆる2024年問題が注目されています。この法律の適用により労働者の高齢化や人手不足による、サービスや品質の低下が進むことが懸念されています。この問題を改善するためには、定められた労働時間内で労働者の負担の軽減や分散、効率化などを高めていくことが必要とされています。また一方で、SDGsや地球環境問題への意識からサプライチェーン全体に対しても、環境への配慮が求められています。
このたび当社は主にパブリック施設等に向けたトイレ製品を発売するにあたり、物流業・建設業が抱える課題や環境への配慮を意識し、サプライチェーン全体への効率化の一助となるべく推進していきます。当社は人にも環境にもいい、キレイがつづくトイレを目指し、くらしの「ずっと」をつくっていきます。

• アラウーノ小便器、アラウーノV 製品圧送タイプ製品ページ https://bit.ly/panasonic_toilet_066
  
  

（※1）水族館の水槽や航空機の窓などにも使用。細かい傷がつきにくい素材

（※2）当社陶器製小便器との比較による

（※3）試算条件は一般的なオフィスビルを想定したモデルです。現場の使用条件が試算条件と異なる場合、節水量は異なります。
年間稼働日数：265日、使用料金：水道＝700円［税込］/m³（（一社）日本バルブ工業会より）
CO₂換算係数：［水］＝0.49 kg/m³（（一社）日本バルブ工業会より）●人員：男性600人、●建物：10回建て
●小便器数：1フロア3台（（公社）空気調和・衛生工学会規格「給排水衛生設備規準・同解説SHASE-S206-2009」レベル1設定より）●使用回数：4回/（人・日）（「省エネ・防犯住宅推進アプローチブック」より）
●洗浄水量：従来のフラッシュバルブ式4 L/回（1990年代ごろの一般的な小便器）

重量は約6 kg^（※4）で従来の当社陶器製の小便器の約1/6以下なので、配送や施工の効率が従来小便器と比較して向上します。配送に関しては、運搬の積み込み時に従来品の4倍の積載^（※5）可能なので、CO₂排出量の削減と労働時間の短縮に貢献します。
施工に関しては、重量の軽さによる作業の負担軽減により、従来は2人がかりでかかっていたものが1人で施工が可能となるため人員や施工費の削減につながります。

（※4）付属品・梱包は除く。

（※5）小便器本体（配管・梱包除く）

アラウーノの工場廃材を再生した大便器・小便器・手洗いボールをパナソニックグループのパビリオンに設置。異物も目立ちにくい特注色（グレー色）でシックなトイレ空間をコーディネイト予定です。

（※6）VP25（塩ビパイプ 呼び径25 mm）