2024年11月19日
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2024年1月25日
製品・サービス / プレスリリース
ポータブルトイレ×手すりで排泄しやすい環境づくり
利用者・介助者双方の負担を軽減
シリーズ名 |
ポータブルトイレ ラフィーネキューブ |
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品名 |
ラップ式/バケツ式 |
希望小売価格 |
47,300円~115,500円 |
発売予定日 |
2024年1月31日 |
パナソニック エイジフリー株式会社は、併せて発売する手すり「スムーディ<Pトイレ用>」との組み合わせ使用を想定して開発した新発想のポータブルトイレ「ラフィーネキューブ」を2024年1月31日に発売します。ポータブルトイレとは、身体機能の低下などにより自宅のトイレに行くことが困難になったときに、ベッド横などに設置して使用する簡易式トイレです。
排泄行為はプライバシーに関わるため、介助を受ける人、介助する人双方にとって心身負担が大きく、健康や生活意欲に影響するものであり、自宅のトイレに行けなくなっても、ポータブルトイレで座位排泄を継続することが大切といわれています。また、排泄は移動や立ち座りなどの複合的動作を必要とし、身体機能が低下しても福祉用具の補助や介助でトイレでの排泄を継続することが、要介護度の重度化防止策として重要視されています。
このような背景から当社は、ポータブルトイレだけでなく、自宅内でのスムーズな移動をサポートすべく、連結式の据え置き型手すりや、安定感や小回りを重視した歩行車などの品ぞろえを強化してきました。そしてこの度、ポータブルトイレをさらに快適に使いやすくするため、介護保険利用の際に購入対象となるポータブルトイレと貸与対象となる手すりを組み合わて使用することを想定したこれまでにない新製品を開発しました。
従来のポータブルトイレは本体と一体の手すりが備えつけられており、立ち座りや座位姿勢保持には適していましたが、移乗時の支えには適していませんでした。ラフィーネキューブは同時発売の手すりスムーディ<Pトイレ用>と組み合わせて使用することで、据置型手すりの安定性により移乗時の支えにでき、動作を自力で行いやすくなります。また、この手すりは当社の「歩行サポート手すり スムーディ〈屋内用〉」と連結することで、移動や方向転換もしっかり支えることができます。そのため、ラフィーネキューブをベッドから少し離れた位置に設置しやすく、トイレの横ですごしたくないという気持ちに配慮できるほか、筋力維持のための伝い歩きの機会の増加を図ることや、ベッド横のスペースを必要とする移乗や車いすでの離床などの介助がしやすくなります。なお、この手すりは介護保険の貸与対象品なので、身体状況や介護度が変化した場合は、手すりのタイプを変えたり、返却できるなど柔軟に対応することができます。
さらに、排泄物を凝固剤で固めてラップでくるみ廃棄することができる※1ラップ式の品ぞろえも用意しています。バケツ式における排泄物をトイレまで移動して流し、バケツを洗浄するといった介助者の負担を軽減できます。税込希望小売価格も介護保険の購入補助枠※2内に収まる8万円台より品ぞろえしました。
このように、利用者の安全性や介助者の負担軽減に配慮しており、居室になじむようにデザインにもこだわったラフィーネキューブで、利用者・家族とも心穏やかに笑顔のあるくらしの実現に貢献していきます。
※1:凝固剤で水分を固形化することにより、オムツと同様に可燃ごみとして廃棄できます。ただし、自治体によっては廃棄できないケースがあります。
※2:税込購入額10万円が、購入補助上限額となります。
パナソニック エイジフリー株式会社 ケアサプライ事業部 0120-365-887
(平日 9:00~12:00、13:00~17:00)
介護保険における手すりなどの福祉用具給付の原則は貸与ですが、ポータブルトイレなどは再利用に心理的な抵抗が伴うため購入対象品となっています。当社はこれまでも安定した立ち座り動作をするための手すりがついたポータブルトイレを展開してきましたが、移乗の用途では利用できませんでした。そこで、購入対象商品であるポータブルトイレと貸与対象である据え置き型手すりを組み合わせて使用することを想定した新製品を開発しました。ラフィーネキューブは、同時発売の手すりスムーディ<Pトイレ用>と組み合わせて使用することで、立ち座り動作だけでなく移乗の動作もしっかりと支える安定感があり、ポータブルトイレごと転倒する事故の予防を図ります。また、ベッド付属の手すりだけを使う場合よりも支持基底面※3が広がりバランスが保ちやすくなるため、介助を受けずに自力移乗しやすくなります。さらに、利用者の身体状況や要介護度の変化にあわせて手すり部分を組み替えるといった貸与の特長を活かすことも可能です。
※3:支持基底面は身体を支えている支持点を結んだ線で囲まれる部分です。
支持基底面から重心が外れると、バランスを保てなくなり転倒しやすくなります。
スムーディ〈Pトイレ用〉手すりは、当社の「歩行サポート手すり スムーディ〈屋内用〉」と連結することができます。これにより、ポータブルトイレを離して置くことができ、移動や方向転換の動作もしっかり支えることができます。
ポータブルトイレは、歩行能力の低下や介助者の不在などで自宅トイレへの移動が困難な利用者が使うため、最短距離で移乗できるように、やむなくベッド横に置くことが多くあります。その場合、臭気やトイレの傍ですごすという心理面で負担が掛かります。また、骨折での入院直後などの一時的なポータブルトイレ利用の場合は、近くに置きすぎると歩行リハビリ機会を奪うことにもなります。その他にも、ベッド横のスペースを必要とする移乗や車いすでの離床、シーツ交換などの介助もしにくくなります。このように、ポータブルトイレをベッド横に置くと、別の面で利用者・介助者に不便・不具合が生じる場合があります。今回の商品は、手すりを連結・延伸することで、ポータブルトイレを少し離して置き、移乗・移動も両立できるため、利用者の生活の質や身体機能の維持、介助のしやすさにも配慮ができます。
ラフィーネキューブは排泄物を凝固剤で固めてラップでくるみそのまま廃棄することができる※1ラップ式の品ぞろえも用意しています。バケツ式の場合、排泄物をトイレまで移動し、流す、バケツを洗浄することが必要なため、介助者に心身への負担が掛かり、処理時間もかかります。また排泄はプライバシーに関わるものであるため、介助者に排泄物を見られることや、負担を掛けていると感じることから利用者も心理的な負担を大きく感じやすい側面があります。今回当社が品揃えする手動タイプのラップ式は、介助者が簡単にセッティング・圧着・廃棄でき、利用者・介助者の心身への負担を大きく軽減します。また、税込希望小売価格も介護保険の購入補助枠※2内に収まる8万円台より品揃えしています。
介護用品は、品目別に介護保険制度の補助対象品目が設定され、品目別に福祉用具購入もしくは福祉用具貸与(レンタル)の制度が利用できます。介護保険制度の補助対象品目は、ケアマネジャーが作成するケアプランをもとに、都道府県指定の販売・貸与事業所(介護ショップ)が制度の利用支援を行います。
記事の内容は発表時のものです。
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