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2023年5月24日

企業・経営 / プレスリリース

朝日町の災害レジリエンスを強化

「環境の町」シンボル化に向け、空気神社ライトアップをゼロエネルギーに

空気の大切さを考えるワークショップも展開

パナソニック株式会社空質空調社は、空気の大切さを発信する山形県朝日町空気神社とのコラボレーションプロジェクトの一環として、同町が目指す「環境の町」実現に向け、空気神社をシンボルとすべく、当社製品でバックアップするとともに、小学生向けワークショップ「キッズエアラボ」を7月から実施します。具体的には、太陽光発電と蓄電池を導入し、災害レジリエンスを強化するほか、空気神社で行われるライトアップにおいてゼロエネルギー化を実現します。また、23年度中に順次、神社周辺の街路灯を光害に配慮したLED照明にすることで、美しい星空の保護に貢献することに加え、本殿内に空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を設置し、空気を浄化します。

山形県は4年連続、PM2.5濃度で最良の都道府県^（※1）で、朝日町は、「人が健やかに生きるためには、良い空気が不可欠」という考え方で、世界で唯一、きれいな空気に感謝し祀る、宗教性のない、環境モニュメント「空気神社」を1990年に建立しました。また、世界環境デーである6月5日を「朝日町空気の日」と条例で制定し、今年は6月3日から5日まで、同神社で「空気まつり」を開催するほか、6月3日から8月20日までライトアップを実施します。
空質空調社は、このような考え方、取り組みに共鳴し、空気神社建立時には当社前身の松下精工株式会社が寄付を行い、昨年11月からは、きれいな空気や自然を守り、次世代に引き継ぐことを目指して、コラボレーションを開始しました。

コラボレーションプロジェクト第一弾として、2月27日から期間限定で、空質7要素（温度・湿度・清浄度・気流・除菌・脱臭・香り）を制御する独自技術により、空気神社のきれいで美味しい空気を、パナソニック東京汐留ビル内に再現、体感できる場を提供しました。第二弾として、当社製空質空調機器、クリーンエネルギー関連製品、LED照明などを活用して、空気神社が「環境の町」のシンボルとなるようサポートするとともに、きれいな空気と持続可能な地球の大切さを次世代に引き継いでいくため、小学生対象の「キッズエアラボ」を展開します。主な取り組みは、下記の通りです。

1. 太陽光発電と蓄電池導入で、災害レジリエンス強化と空気神社ライトアップのゼロエネルギー化を実現

道の駅あさひまち「りんごの森」に太陽光発電システムの設置を予定するとともに、可搬型のリチウムイオン蓄電システムスタンドアロンタイプ（3.5 kWh）7台を導入します。これにより、空気神社で6月から8月まで開催されるライトアップの使用電力をまかないゼロエネルギー化を実現するとともに、災害時に各避難所にて活用するなどレジリエンスを強化します。また、朝日町はCO₂排出量削減を目指し新たに電気自動車を導入予定で、電気自動車充電設備「ELSEEV：エルシーヴ」を同町役場に設置します。

2. 光害に配慮したLED照明で、美しい星空の保護に貢献

朝日町は1989年、「全国星空継続観察^（※2）」において、空気神社周辺観測地で、全国6位の実績がある、星空が美しい場所です。空気神社前の広場を皮切りに、23年度中に順次、周辺に設置されている20基の街路灯を光害に配慮したLED照明に切り替えることで、照明の光が上部に漏れて夜空が明るくなることを防ぎ、星空保護に貢献します。また、空気神社本殿内に、次亜塩素酸空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を設置し、空気質向上に寄与します。