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2023年3月7日
製品・サービス / プレスリリース
株式会社高見沢サイバネティックス(本社:東京都中野区、代表取締役社長:髙見澤和夫)とパナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口泰行)は、ウォークスルー型の顔認証改札機を開発し、大阪市高速電気軌道株式会社(以下「Osaka Metro」)が2024年度末までに全駅に導入する予定であることをお知らせします。パナソニック コネクトの世界最高水準の顔認証技術※1と高見沢サイバネティックスが開発した近未来を意識した機能とデザインの改札機を組み合わせることにより、初見でもスムーズに利用いただけるスタイリッシュなデザイン、かつ手ぶらによるストレスフリーで機能的な改札を実現します。
これまで両社は、Osaka Metroが大阪を格段に便利で快適なまちにしていく都市型MaaS構想「e METRO」の取り組みの一環として、2019年より「顔認証を用いた次世代改札機」の実証実験に参加してまいりました。大国町駅をはじめとする一部の駅で、Osaka Metro社員や車いすをご使用のお客様に向けた実証実験を継続し、実験中に得たデータや知見をもとに改良を重ねた結果、この度2025年の大阪・関西万博に向けて新たな技術の導入で「圧倒的に便利な改札」の実現を目指すOsaka Metroにより、「ウォークスルー型顔認証改札機」として採用されることとなりました。
Osaka Metro Groupが目指す都市型MaaS構想
利用者は、事前にOsaka MetroのMaaSアプリである「『e METRO』アプリ」※2を通じて本人の顔画像を登録し、使用する乗車券と本人の情報を紐づけておくことにより、カード等の媒体を要することなく、スムーズに改札を通過することができるようになります。
改札機の機能としては、改札通過時に、顔照合によって利用者及び乗車券情報の特定を行い、上位サーバに乗車券と処理機器の情報を伝送することにより、利用者が所有する通行権利を判定・応答します。
また、デザインでは、入場側・出場側のデザインを非対称とすることにより、利用者を「迎え入れる」、「送り出す」というおもてなしをイメージした演出を施していることに加え、顔認証の精度を上げるため照明の付いたアーチを設けるとともに、扉部分には透明なクリスタル調の素材を用い、通路案内を行うイルミネーションを採用するなど、機能だけでなくデザインも近未来を意識した作りとなります。
具体的な利用方法、利用開始に向けてのスケジュール等は、詳細が決まり次第、お知らせいたします。
なお、2025年に開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の実施に間に合う形で導入が進む予定です。
今後も両社は、Osaka Metroの目指す姿の実現にテクノロジーの力で寄与すると共に、利用者の利便性向上を実現してまいります。
※1 2022年11月6日のNIST(FRVT 1:1)経年変化評価において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ、他人受入率:10万分の1)で世界1位を獲得しました。同時にBorder(顔向き・照明変動を含むデータ、他人受入率:10万分の1)で世界4位、KIOSK(下向き・見切れデータ、他人受入率:10万分の1)でも世界5位にランクインするなど世界最高水準の評価結果を得ております。
※2 「『e METRO』アプリ」とは、Osaka Metroが提供するアプリで、地下鉄の運行情報をお知らせする他、大阪市内で運行中のオンデマンドバスの予約など、大阪での移動と生活に欠かせないサービスを多数提供しています。Osaka Metroでは、このアプリで登録した顔画像を、同社が提供するサービスをご利用される際の認証等で活用できる環境を整える予定です。
https://www.osakametro.co.jp/page/emetro_app_page.php
▼株式会社高見沢サイバネティックス
https://www.tacy.co.jp/
▼パナソニック コネクト株式会社
https://connect.panasonic.com
記事の内容は発表時のものです。
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