パナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社は、植物由来のセルロースファイバーを55%の高濃度で樹脂に混ぜ込んだ成形材料『kinari』※1を用いて、株式会社ケーワールドism(本社:大阪府、社長:澤井健司)と洗面、浴室グッズ「ソープディスペンサー:Albero」と「ソープディッシュ:Soap dish」を共同開発いたしました。これらは、5月初旬よりケーワールドism リンドパーク事業部から発売されます。
パナソニックグループは、2015年から石油由来の樹脂量を減らす研究開発を開始、2019年に天然由来成分であるセルロースファイバーを55%濃度で樹脂に混ぜ込む複合加工技術を開発いたしました。2022年1月より、『kinari』ブランドで高濃度セルロースファイバー成形材料のテスト販売を開始しています※2。
一方、パナソニックグループとケーワールドismは2021年から、当社の『kinari』を原材料とした製品の開発を進めてまいりました。今回、当社の『kinari』を用いた成形プロセス技術とケーワールドismの金型・成形技術を掛け合わせて、手触りや外観も木材のようなマットで自然な風合いの「ソープディスペンサー:Albero」と「ソープディッシュ:Soap dish」を実現いたしました。
「ソープディスペンサー:Albero」と「ソープディッシュ:Soap dish」は5月初旬から大阪府八尾市のふるさと納税返礼品に採用されるとともに、量販店、通信販売にて発売予定です。
洗面、浴室または水廻り用品という誰もが使う製品にて環境負荷低減の取り組みに触れるきっかけとし、持続可能な社会の実現に貢献します。