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2022年2月22日
製品・サービス / プレスリリース
LUMIX初の5.7K 60p、4K 120p、Apple ProRes 422 HQなど多彩な記録モードを実現
クリエイターの創造力に応える、新世代マイクロフォーサーズ一眼
品名 | デジタル一眼カメラ | |
---|---|---|
品番 | DC-GH6L | DC-GH6 |
キット名称 | Lキット(標準ズームレンズ付属) | ボディ |
メーカー希望小売価格 | オープン価格 | |
発売日 | 3月25日 |
パナソニック株式会社は、クリエイターの創造性に応える表現力を実現したミラーレス一眼カメラ LUMIX「DC-GH6」を3月25日より発売します。
当社LUMIX GHシリーズは、2009年の発売以降、ユーザーのニーズに応える進化を続け、今では映像制作の現場で活用いただける撮影性能・機動力・堅牢性を備えたモデルとして、多くのクリエイターに支持されています。近年、インターネット通信の高速化を背景とした動画需要の急増に伴い、動画コンテンツを少人数で制作するクリエイターが増加する中、機動性に優れたミラーレス一眼カメラの映像クオリティのさらなる向上が求められています。
本製品は、新開発の25.2M Live MOSセンサーと演算処理速度が約2倍(※1)に高速化した新世代ヴィーナスエンジンを搭載し、解像感・高速性能・ダイナミックレンジの向上を実現しました。LUMIX初の5.7K 60pの高解像動画記録や、4K 120p/FHD 240pのハイフレームレート撮影やFHDで最大300 fpsから生成できる多彩なスローモーション表現、明暗差の大きなシーンでも高い階調性能を発揮するダイナミックレンジブースト(※2)により、映像表現の選択肢を大幅に広げます。Cinema4K 60p記録では、新たに4:2:2 10 bit最大800Mbpsの内部記録(※3)に対応し、放熱構造の進化により記録時間無制限(※4)で撮影できます。さらにLUMIXとして初めて映像業界標準のコーデックであるApple ProRes 422 HQの内部記録(※3)に対応し、撮影現場からポストプロダクションのワークフローまでを見据えた多彩な動画記録フォーマットを搭載することで、クリエイターが求めるハイクオリティな映像表現を実現します。また手ブレ補正システムDual I.S. 2は、LUMIX Gシリーズ最高の7.5段(※5)へ進化し、手持ち撮影を強力にサポートします。
当社は、映像表現を追究し、高度な映像制作を行うクリエイターに応える新時代のミラーレス一眼として本製品を提案します。
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新開発の有効画素数 2521万画素 Live MOSセンサーを搭載。高い解像性能を引き出すローパスフィルターレス設計で、被写体の細部まで精緻に描写します。従来機(DC-GH5)に比べて、ピクセル数を約20%以上アップして高画素化しながらも、飽和性能を向上させ、なめらかで階調豊かな写真・映像撮影を実現。ISO感度もISO100から設定可能となり、より実用的な感度領域で撮影できます。動画撮影においては、高画素・高解像な5.7K 60p記録に対応。高速読み出し性能を活かし、ローリングシャッター歪み現象を抑制します。また4K 120p記録、FHD 240p記録のハイフレームレート撮影やFHDで最大300 fpsのVFR撮影など、ハイスピード撮影機能を大幅に強化しました。
LUMIXのマイクロフォーサーズ機として初めてV-Log/V-Gamutを搭載しました。Log撮影において、暗部からハイライト部分まできめ細かに描写する広いダイナミックレンジと豊かな階調、広色域で美しい映像表現を可能にします。V-Log撮影時は、LUT適用後の映像をファインダーやモニターに表示する「V-Logビューアシスト」を搭載しており、仕上がり時のルックを確認することができます。V-Logに対応したデジタル一眼カメラLUMIX Sシリーズをはじめ、当社製デジタルシネマカメラVARICAMシリーズやV-Log Lに対応したデジタル一眼カメラLUMIX Gシリーズで記録した動画と組み合わせたい場合も、ポストプロダクションにおいて一貫した絵作りの映像で編集を行うことができます。
イメージセンサーから出力される、「低ISO回路」から生成する飽和優先の画像と、「高ISO回路」から生成する低ノイズ優先の画像の2つを1画素ごとに光量に応じた合成比で合成することで、低ノイズと高飽和の特性を持った階調豊かでなめらかなHDR映像を実現するダイナミックレンジブースト(※2)を搭載しました。V-Log撮影時にダイナミックレンジブースト(※2)機能をオンにすると、LUMIXのマイクロフォーサーズ機として最大となる13+ストップのダイナミックレンジを実現します。画素ピッチの小さい高画素なマイクロフォーサーズ機でありながら、屋内の間接光と屋外の太陽光が映り込む明暗差の大きなシーンなどでも、白トビや黒つぶれを抑えた階調の広い映像を記録できます。
処理能力が約2倍(※1)に向上した新世代のヴィーナスエンジンを採用。25.2M Live MOSセンサーから出力される高画素の映像データを高速演算処理し、S/Nの向上も実現します。AF性能においても、演算処理の高速化とAFアルゴリズムの改善により、被写体の検出性能が従来比約3倍と大幅に向上し、高精度なAFを実現します。動画の演算処理性能も高く、高解像な5.7K 60p記録やハイフレームレートの4K 120p記録などのハイクオリティな動画を高速に処理します。処理性能の向上により、LUMIXとして初めて低圧縮で高画質・高ビットレートな動画コーデック「Apple ProRes 422 HQ」の内部記録(※3)も実現しました。
新世代のヴィーナスエンジンに搭載された、進化したディテール処理やノイズリダクションにより、動画・静止画において、解像性能・高感度性能・色再現性に優れた処理性能を発揮します。
高解像性能の新開発25.2M Live MOSセンサーにより、5.7Kからオーバーサンプリングした高い解像感のCinema4Kや4Kの動画記録が可能です。
高い解像感のCinema4K(4096×2160)動画記録が可能で、外部レコーダーを使用せずに60p 4:2:2 10 bitの動画をカメラ本体で時間無制限記録(※4)できるので、機動性とクオリティが求められる制作現場においても、高画質な動画記録と長時間撮影を両立し、効率的な取り回しを実現します。
ノンリニア編集時、ソフトウェア上でフレームレートを変換してスローモーションを効果的に反映できるハイフレームレートの記録モードを搭載し、映像制作のトレンドである高解像なスローモーション表現を実現する4K 120p記録が可能です。4Kでありながら、最大で5倍のなめらかなスローモーション効果を演出することができるので、映像表現の幅が広がります。カラーグレーディングに有利な10 bitでの記録が可能なため、スローモーションをより印象的に演出することが可能です。4K 120pをダイレクトに記録するHFR(ハイフレームレート)撮影と、4K 120 fpsでスキャンした映像を任意のフレームレートにカメラ内で変換して記録するVFR(バリアブルフレームレート)の両方に対応しており、用途に応じて使い分けることができます。
HFR(ハイフレームレート)においては、FHDで240p 10 bit記録を実現し、映像に緩急をつけるスピードランプエフェクトなどの映像表現を可能にします。AF(※6)を使用した音声付きの記録を行うことで、音声付きのスローモーション動画を仕上げることができます。また、カメラ内で任意のフレームレートに変換して記録することが可能なVFR(バリアブルフレームレート)も搭載。1 fpsのクイックモーションやFHDで最大300 fps 10 bit記録によるスーパースローの世界を表現できます。
4Kを超える高解像な5.7K 60p 10 bit記録や5.8K 30pアナモフィック記録、映像制作で多く活用されているCinema4K 60p 10 bit記録、4K 60p 10 bit記録など多様な映像制作の用途、効率的なポストプロダクションへのニーズに応えるための幅広い動画記録フォーマットを搭載しました。動画記録形式においても、プロの現場で使用される編集耐性に強いMOVや汎用性が高く手軽なMP4で動画記録できます。
映像業界標準でプロ仕様のコーデック「ProRes 422 HQ/ProRes 422」を、CFexpressカードを使用して内部記録することが可能です。高品質・低圧縮で、高度なグレーディングやレンダリングに適したノンリニア編集用の中間コーデックProRes動画を内部記録(※3)することで、撮影機材だけでなく、撮影からポストプロダクションまでの制作ワークフローを効率化することができます。
フルサイズミラーレス一眼カメラ「DC-S1H」から様々な撮影アシスト機能を継承しました。
また、新たに下記のアシスト機能を追加搭載しています。
カメラボディに搭載のボディ内手ブレ補正(B.I.S.)は、シャッター速度7.5段分(※7)の補正性能を実現しました。レンズ内手ブレ補正(O.I.S.)と連動して制御する「Dual I.S. 2」により、中望遠から望遠域の撮影時においてもシャッター速度7.5段分(※5)の補正を確保し、手持ち撮影を強力にサポートします。また最新の動画用アルゴリズムの採用により、パンやチルトなどの動きと手ブレを高精度に判別し、自然で高品位な映像撮影が可能です。
AFエリアは、従来機(DC-GH5)の225点から315点へ拡張。カバーエリアも大幅に広がり、動体へのフォーカス精度も向上し、柔軟なピント合わせが可能になります。
新世代エンジンと自動認識アルゴリズムの進化によりAF処理が高速化、人体へのAF速度・追従性能が大幅に向上しました。「顔・瞳認識」に加え、後ろ向きの人物の頭部をとらえる「頭部認識」、遠く小さな被写体全体をとらえる「人体認識」の精度も上がり、さらに画角による撮影意図をカメラが自動判別して、背景抜けを抑えながらフォーカスし続けます。AFモードと自動認識を組み合わせた設定では、特定エリアに自動認識を適用できるので意図通りのAFを実現します。また、新たに「フォーカスリミッター」を搭載し、任意でAFの動作範囲を制限することでAFの合焦スピードが上がり、背景抜けや手前の障害物にピントが合うミスショットも抑制できます。
5.7K 30pのProRes 422 HQやCinema4K 60p ALL-Intra記録などの800Mbps以上の高ビットレート動画の内部記録は、CFexpressカード(Type B)で対応。600Mbps以下のビットレートの内部記録は、CFexpressカードとSDカード両方に対応します。また600Mbps以下のビットレートでは、CFexpressカードとSDカードの2枚のカードを使用した[リレー記録][バックアップ記録][振り分け記録]など撮影意図に適した設定が可能です。
MOVやProResで動画記録する場合、XLRマイクロホンアダプター(別売)と内蔵マイクや外部マイクを使った、24 bitでの4チャンネル音声収録が可能。XLRマイクの音声はCH1とCH2に、内蔵マイクや外部マイクの音声はCH3とCH4に記録されるので、インタビューの音声と環境音の同録やバックアップ収録など幅広い用途で活躍します。またXLRマイクロホンアダプターを使えば、96 kHz/24 bitの音声収録も可能です。
背面モニターは、高輝度約184万ドットの3.0型タッチパネル液晶モニターを採用。フルサイズミラーレス一眼のDC-S1Hでも採用しているチルトフリーアングル機構を採用しました。チルトとフリーアングルをそれぞれ単独で使用することに加え、チルトとフリーアングルを組み合わせて使うことで、本体にHDMIケーブル・USBケーブルを挿した状態でもモニターがケーブル類に干渉せずに撮影することが可能です。
インタビューなどの対面撮影において、撮影者はファインダー上で確認しながら撮影すると同時に、被撮影者も反転した背面モニターで撮影状況を確認することができます。
高精度の放熱シミュレーションを繰り返すことにより、ファン搭載の効果を最大限に発揮する放熱構造を開発しました。動作保証温度内における長時間の動画記録を実現します。長時間撮影を可能にすることで、ノーカットのドキュメンタリー撮影や、星空・夜景のタイムラプス撮影、ネイチャー系の長時間撮影など、プロの撮影現場の信頼に応えます。
LUMIX Gシリーズの対応レンズを装着すれば、フォーカスリング操作の回転速度に対して移動量可変でピントを移動する「ノンリニア方式」か、回転量に対して移動量固定でピントを移動する「リニア方式」に切り替えることができます。加えて、リニア方式においては、任意の回転角を選択することができ、撮影者の意図に沿ったピント送りをサポートします。リニア/ノンリニア設定は、対応するレンズのファームウェアアップデートが必要です。
【ファームウェア 2022年3月1日公開予定】
対応レンズ:H-NS043/H-X012/H-X015
【ファームウェア公開済み】
対応レンズ:H-E08018/H-X1025/H-X2550/H-ES12060/H-ES50200/H-RS100400/H-XA025/H-ES200/H-HSA12035/H-FS12060/H-HSA35100/H-FSA45200/H-FSA100300
ファームウェアアップデートは、下記ページをご覧ください。
https://panasonic.jp/support/dsc/
●DC-GH6の詳細な仕様は、WEBサイトをご覧ください。
https://panasonic.jp/dc/products/g_series/gh6/spec.html
以上
記事の内容は発表時のものです。
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