品名 | 幅狭耐力壁 | |
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壁幅(※1) | 1階用 300mm/450mm |
上階(2階・3階)用 450mm |
対応開始日 | 2015年11月16日設計受付分より | 2016年1月5日設計受付分より(予定) |
対応地域 | 沖縄・離島を除く全国 |
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、独自の耐震住宅工法「テクノストラクチャー」のプラン対応力のさらなる向上のため、幅狭タイプの耐力壁「幅狭耐力壁」を開発、2015年11月16日より順次、本耐力壁を用いた設計への対応を開始します(※2)。
耐震性に優れた木造住宅工法「テクノストラクチャー」は、独自の木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高度な構造計算により、従来の木造住宅では実現することの難しかった大空間や斬新な外観デザインが実現可能な工法です。
今回、一般的な耐力壁よりも幅が狭い「幅狭耐力壁(幅300mm/450mm)」を開発することで、従来は耐力壁の設置によりプランに制約が出やすかった狭小地の3階建住宅などで、間取りの設計自由度が高まりました。また、より大きな開口の提案などが可能になり、ビルトインガレージにする場合は袖壁の幅を減らせるため、車の出し入れに余裕が生まれます。さらに大きな窓で採光・通風に配慮したプランが容易になるなど様々なメリットが得られます。
1995年に発売を開始した「テクノストラクチャー」は、20周年の2015年11月中に累計販売棟数50,000棟を達成する見込みです。これまで高い耐震性・設計自由度の高さなど工法の優位性を生かし、魅力あふれる建物を提供してきました。これからは、限られた敷地・条件のもと、開放的で暮らしやすい住宅が求められる都市部狭小地の3階建においても、お客様のニーズに合わせた建物を「テクノストラクチャー」のプラン対応力で提供します。
<特長>
- 室内に設置する壁の幅を1/2以下に抑える(※3)ことができ、見通しや間取りの自由度が向上
- ビルトインガレージなどの開口を広くとれ、スペースに余裕を創出
- より大きな窓を設置でき開放感が向上。採光・通風プランも容易に
- ※1:「幅狭耐力壁」の壁幅はいずれも芯々寸法。
- ※2:建設条件により使用できない場合があります。
- ※3:一般的な面材耐力壁の幅(600mm)と幅狭耐力壁1階用(300mm)との比較で約1/2に幅を抑えられる。
【お問い合わせ先】
- お客様ご相談センター
- フリーダイヤル 0120-878-365(受付 9:00~20:00)
- エコソリューションズ社 ハウジングシステム事業部 住宅システム事業推進部
- 電話:06-6908-1131(代表 受付9:00~17:30)
- テクノストラクチャー ホームページURL:http://panasonic.co.jp/es/pestst/
【特長】
1. 室内に設置する壁の幅を1/2以下に抑える(※3)ことができ、見通しや間取りの自由度が向上
「幅狭耐力壁」を活用することで、室内に設置が必要な耐力壁の出っ張りを抑制。
一般的な幅の大きな壁(幅約900mm)が立って見通しを妨げたり、間取り上の制限になっていた部分も、「幅狭耐力壁」(最小幅300mm)であれば壁の幅を抑えられます。さらに、そのコンパクトさを生かして壁の位置を変更し「幅狭耐力壁」を収納や飾り棚の一部にするなどの柔軟な工夫も可能。従来のような大きな壁をなくしたり移動したりすることで、室内の見通しを良くしたり、間取りの自由度を向上させることができます。
2. ビルトインガレージなどの開口を広くとれ、スペースに余裕を創出
2台並列のビルトインガレージを作る際に、「幅狭耐力壁」を使って袖壁の幅を減らすことが可能。
開口が広がることでスペースに余裕ができ、車をスムーズに出し入れすることができます。
3. より大きな窓を設置でき開放感が向上。採光・通風プランも容易に
「幅狭耐力壁」を活用することで一般的な袖壁の幅を半分以下(※5)にすることができ、従来よりもより大きな窓の設置も可能に。狭小地や住宅密集地域での採光・通風プランを容易にするほか、貴重な開口を生かした開放感のあるプラン提案が可能になります。
- ※5:一般的な筋かい耐力壁(900mm)と幅狭耐力壁(450mm)の比較。
【ご参考:テクノストラクチャーについて】
(1)長寿命な構造体「テクノストラクチャー」で長く住める住宅を実現
パナソニック耐震住宅工法「テクノストラクチャー」は、木造住宅の良さを生かしながら、構造の要となる梁を鉄で強化したオリジナル工法。耐震等級は最高ランクの「3」に対応しています。テクノビームは劣化対策等級「3(最高等級)」の基準をクリア。加えて、30年後のたわみが木製梁の1/4以下(※)と、高い耐久性を示しています。また、全棟に対して行う緻密な構造計算により、設計段階で災害時の建物へのダメージを計算し万一の災害にも備えています。現在、パナソニックと取扱契約を結んだ全国約400社のビルダーや工務店が「テクノストラクチャー」を採用しています。
(2)全棟に構造計算を実施
「テクノストラクチャー」の住宅は、法律で義務付けられていない2階建以下の木造住宅を含め、全棟で緻密な構造計算を行い、災害時に住宅にかかる力を厳密に388項目(多雪区域は440項目)にわたってチェックし、1995年の発売以来全棟に構造計算書を作成しています。
また、構造計算書に関する保証書も一棟ごとに発行しています。
(3)2015年11月中に販売累計50,000棟を達成見込み
「テクノストラクチャー工法」は1995年の発売から20周年の2015年11月中に、累計販売棟数50,000棟を達成する見込みです。当社は、テクノストラクチャーの目指す住まいづくりをあらわす「未来に、ずっと続く住まいを~ロング&スマート テクノストラクチャーの家~」というコンセプトを掲げ、これからも先進的で安心・健康に暮らせる、そしてその価値が長く続く住まいを目指すとともに、新しい商品や技術の開発により非住宅など様々なニーズに応えていきます。
以上