農畜産用換気扇「DCスマートファン」を発売

パナソニック環境エンジニアリング株式会社 (パナソニック エコシステムズ株式会社の100％出資　本社：大阪府吹田市、代表取締役社長 石津哲男)は、業界№1 ^（※1）の風量840m³／minで、消費電力を約15％低減^（※2）した農畜産用換気扇「DCスマートファン」を2015年4月1日より発売します。

1928年にシャッター付き換気扇の販売をパナソニック エコシステムズ株式会社が開始。その後住宅用に加え、トンネル用、農畜産用などさまざまな用途の換気システムを販売し、空気質事業に取り組んできました。

当社が販売する農畜産用換気扇は、主に牛・豚・鶏などの農業施設（畜舎）内における夏場の暑熱対策や、空気滞留・悪臭などへの対策として設置される製品です。
近年、夏場の著しい気温上昇や農業施設の大型化などにより、施設に設置される換気扇の台数も増え、連続運転時間も増加傾向にあります。これにより、動力光熱費も増加するため、換気扇の消費電力の低減も大きな課題となっています。

本製品は、羽根をS字形状にすることで送風の高効率化を実現し、新たに採用したDCモーターの組み合わせにより、業界№1^（※1）の風量840m³／minを実現。これにより、当社従来製品に比べ、連続的により強い風を家畜に当てることができます。また、消費電力も約15％低減^（※2）、動力光熱費を節約します。

当社は、この「DCスマートファン」により、農畜産業の空気質・環境改善に貢献します。

＜特長＞

【お問い合わせ先】

パナソニック環境エンジニアリング（株）アグリ機器EU 伊垣

電話：(0568)81-1162（代表）

ホームページURL：http://panasonic.co.jp/es/peseseng/

【特長】

(1)業界№1^（※1）の最大風量840m³／minを実現

当社開発のS字形状羽根「スマートブレード」の「迎え角」と「そり」を最適化し、DCモータとの組み合わせにより、当社従来製品の最大風量を750m³／minから840m³／minと12％増加。 羽根径１m の農畜産用換気扇において業界№1^（※1）の風量を供給することが可能になりました。
当社従来製品と比べ、連続的により強い風を家畜に当てることができ、特に夏場の家畜の気道や皮膚表面から放出する水分を取り去ることで家畜の体温調節を行うとともに、蚊やハエの寄り付きなどの軽減が期待できます。

(2)消費電力を約15％低減^（※2）CO2の低減に貢献

DCモータの採用によるモータ効率改善に伴い、消費電力を約15％低減^（※2）します（当社従来製品 NK-14FZCの最大風量750m³／min時との比較）。この結果、当社従来製品の約85％の消費電力で同等の風量供給が可能となります。また、夏場以外でインバータ制御により運転速度を下げて使用する場合には、消費電力の低減、 CO2排出量の低減がさらに期待できます。

(3)インバータファンを既設の場合は、換気扇本体のみの交換で対応可能

当社製インバータファンを既設し、換気扇のみ更新・増設の場合は、お手持ちのコントローラをそのまま使用することが可能です。これにより、換気扇電気工事のみとなり、複雑な配線工事は不要です。
また、コントローラを使用することでインバータ制御により風量が可変でき、畜舎環境・家畜の体調に適した換気送風ができます。さらに温度設定機能により、畜舎温度を検出して自動で風量制御ができ、畜舎内作業者の作業効率を向上させることができます。　なお、DCスマートファンを新設する場合は、コントローラFKC01（別売品）と電源ユニットDYA05（別売品）が必要です。

【ご参考】

■仕様一覧

（温度センサー付。コントローラは別売となります。）

以上