パナソニック システムネットワークス株式会社 システムソリューションズジャパンカンパニー(本社:東京都中央区、社長 片倉達夫)は、身近な生活に役立つ防災情報や生活情報をテレビ※1へプッシュ表示可能な「防災情報連携プッシュ型パーソナルサイネージシステム」を2014年12月より、販売開始します。
品名 | 防災情報連携プッシュ型 パーソナルサイネージシステム |
防災情報連携プッシュ型 パーソナルサイネージサービス |
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提供時期 | 2014年12月 | 2015年春 |
提供形態 | オンプレミス型 | SaaS型 |
価格 | 別途見積もり | 別途見積もり |
本システムは、国や自治体から発信される防災・災害情報や、そのほか行政、防犯、地域のお知らせ情報、民間の情報サービス会社の情報など、様々な情報コンテンツをプッシュ型の配信情報として一元管理し、ご利用になるお客様のテレビへ自動表示※2、音声放送することができるシステムです※3。
これまでの防災行政無線や非常用放送設備の提供における豊富なノウハウを活かし、全国瞬時警報システム(J-ALERT)やLアラート(公共情報コモンズ)※4、防災行政無線等のシステムとEnd to Endで連携※5、緊急時の防災・災害情報や避難情報等をワンオペレーションで情報連携可能とし、万一の災害時に、テレビでわかり易くご利用のお客様に緊急情報をお伝えいただくことが可能となります。
また、オンプレミス型での提供に加えて、2015年春にはクラウドサービスでの提供も予定しております。
なお、情報受信端末は、イッツ・コミュニケーションズ株式会社様、株式会社Cueform様のご協力により「テレビ向けプッシュ型生活情報配信サービス」(主体:イッツ・コミュニケーションズ株式会社)の実証実験においてフィールド評価を実施いただいてきたものであり、株式会社ピクセラ様、Entropic Communications Japan株式会社様の技術協力のもと、緊急時のみならず日常的にもご活用いただけるテレビへのプッシュ型情報配信プラットフォームとして、構築・開発に取り組んでまいりました。
当社ではこのIPネットワークとテレビを活用したプッシュ型の情報配信システムを、自治体様の防災情報システムの強化、IPネットワーク事業者様の新たなサービス構築のみならず、各企業様の施設内における情報配信システムへの応用など様々なニーズにもお応えできるシステムと位置付けており、開発・販売を強化致します。
- ※1 HDMI-CECに対応したテレビが対象となります。
- ※2 テレビの仕様によってはご利用いただけない場合があります。
- ※3 ご利用にはインターネット等のブロードバンド回線、対応するプロバイダーとの契約・料金、ルータ等が別途必要となります。
- ※4 「公共情報コモンズ」とは総務省が全国に普及促進しているもので、ICTを活用して、災害時の避難勧告・指示など地域の安心・安全に関するきめ細かな情報の配信を簡素化・一括化し、テレビ、ラジオなどの様々なメディアを通じて、地域住民に迅速かつ効率的に提供することを実現するものです。(一般財団法人マルチメディア振興センターが運営 http://www.fmmc.or.jp/commons/)
- ※5 別途、接続装置が必要な場合があります。
【お問い合わせ先】
- パナソニック システムお客様ご相談センター
- 電話 0120-878-410(受付:9時〜17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
【概要図】
【防災情報連携プッシュ型パーソナルサイネージシステム概要】
【テレビへの自動表示イメージ】
【特長】
- テレビへの情報の自動表示が可能
プッシュ型情報配信システムより各テレビに対し、電源ONや電源OFF※6、入力切替を指示。緊急時には、強制的にテレビへ情報を表示することができます※2 - 防災行政無線システムとのシステム連携により、防災放送や連絡放送などの情報をテレビへプッシュ表示することができます。
- Lアラート(公共情報コモンズ)とのシステム連携により、消防庁が配信する「国民保護情報」や気象庁発表の「防災気象情報」など、J-ALERTの副次的なサブルートとしてプッシュ配信に活用することが可能となります※7。
- テレビへのプッシュ表示に最適な画面テンプレートを多数ご用意。緊急情報から生活情報までさまざまな情報配信に対応。
- 情報受信端末にスピーカを搭載。テレビへの情報表示に加えて、音声メッセージでもわかりやすくお知らせします。
- IPマルチキャスト放送に対応。同報系防災行政無線との連携により、市町村からの非常時の防災情報を、IPネットワークを用いて音声伝送し、情報受信端末からのリアルタイムな音声放送を実現。
- テレビへの情報表示だけでなく、スマートフォン、タブレット端末に対して情報をプッシュ配信可能な連携サービスの構築も可能。
【今後の展開について】
今後、このプッシュ型パーソナルサイネージシステムをベースとし、無線センサーネットワークやデジタルサイネージシステムとの連携など、安心・安全な街づくりに必要な情報配信ソリューションの開発を進めてまいります。
【ご協力会社】(順不動)
株式会社ピクセラ: 技術開発協力 関連URL:http://www.pixela.co.jp/company/news/2014/20140912.html
Entropic Communications Japan株式会社: 技術開発協力
株式会社インテリボイス: 技術開発協力
株式会社Cueform: コンテンツ提供・運用協力
アールシーソリューション株式会社: コンテンツ提供・運用協力
株式会社レスキューナウ: コンテンツ提供・運用協力
交通情報サービス株式会社: コンテンツ提供協力
- ※6 電源OFFとは、テレビのスタンバイ状態です。
- ※7 ご利用には、Lアラート(公共情報コモンズ)情報配信プラットフォーム契約が必要となります。
【ご参考】
1. テレビへのプッシュ表示に最適な画面テンプレート
目の不自由な高齢者の方においても情報の内容が瞬時に認識できる配慮など、テレビへの情報のプッシュ表示に適した画面テンプレートを多数ご用意致します。たとえば、防災情報などは、警戒レベルが識別できるようなわかりやすいデザインです。また、情報受信端末毎に音量を指定しての音声放送が可能で、情報のレベルや情報受信端末の設置場所状況に応じた情報の告知設定が可能です。
重大な災害発生ポテンシャルのレベル※8に応じた、防災情報のプッシュ配信例※9
- ※8 「防災気象情報の改善に関する検討会(H25)」にて導入検討されています。
- ※9 画面・音声は開発中のものです。実際のものとは異なる場合がございます。
2. 端末毎にプッシュ配信の履歴を管理※10
情報配信時にご不在の場合など、配信された情報を後から確認することができます。
高齢者や障がい者にも配慮し、身近に役立つさまざまな生活情報を多くの方にご覧いただけます。
【お知らせ一覧画面】 | 【高齢者に配慮したお知らせ一覧画面】 |
- ※10 画面は開発中のものです。実際のものとは異なる場合がございます。
3. 民間の情報サービス会社との情報連携※11
民間の情報サービス会社との連携により、より様々な生活に密着した情報コンテンツを提供することが可能になります。
【株式会社レスキューナウ様コンテンツ例】 | 【交通情報サービス株式会社様コンテンツ例】 |
【アールシーソリューション株式会社コンテンツ例】 | 【株式会社Cueform様コンテンツ例】 |
- ※11 情報のご利用には、各情報サービス会社様との契約が必要となります。
4. 防災行政無線と連携した、テレビへの防災情報配信
防災行政無線と連携し、情報弱者のご家庭や公共施設のテレビへ防災情報を配信します。大画面の映像と音声で、誰にもわかりやすい情報提供が可能です。防災用にプッシュ型情報配信システムを自治体様に設置する構成(オンプレミス型)もご提案可能です。
5. テレビを使った見守り支援へのご利用も可能
テレビの電源ON/OFF(スタンバイ)情報を情報受信端末がキャッチし、ご家族や自治体様にメールでお知らせ。離れて暮らすご家族の安否確認にご利用いただけます。