ニュージーランドとハンガリーの作品がグランプリを受賞

パナソニック株式会社は、現地時間12月5日14時よりパリ・ユネスコ本部にて「パナソニックキッズスクールグローバル表彰式 2013」を開催しました。今回は世界各国に展開する次世代育成支援プログラム「キッド・ウィットネス・ニュース（以下、KWN）」と「エコ絵日記コンテスト（以下、EPD）」のグローバル表彰式を初めて合同で開催し、各プログラムのグランプリと、それぞれ5つの賞^※が発表・表彰されました。

今回の表彰式では、ユネスコ世界遺産副センター長のメチルド・ロスラー氏がウェルカムスピーチを行い、グランプリ受賞者には賞状とトロフィーが贈呈されました。

今年度、KWN部門では児童労働問題に着目した大人顔負けの作品や、生きる希望を描く作品など、子ども達の個性的な視点から作成された作品が最終審査に残る中、高度な企画力と映像制作技術が高評価を受けたニュージーランドのマウントアスパイアリングカレッジ（中学校）の作品「フォーエバーエミリー」がグランプリを受賞しました。

EPD部門では、子ども達が自ら考え、実践したエコ活動が色彩豊かに表現された作品が多く集まり、地球環境保護への高い関心が伺われました。グランプリはハンガリーのアダム・リバさんが受賞し、地球を守るための高いエコ意識や、仕掛け絵本のようなユニークな表現方法が評価されました。

当社は今年6月にユネスコとのストラテジックパートナーシップの契約を更新しており、未来を担う子ども達に、今後も本パートナーシップを活かした環境教育を推進できるよう、引き続きプログラムを発展させていきます。

【ご参考】

●「パナソニック キッズスクール」とは
未来の主役になる子ども達が“夢や未来”の可能性を発見し、自発的な興味・関心に基づいて、自ら学び、生きる力を身につけることを応援する次世代育成支援プログラムの総称です。次世代を担う子ども達が21世紀を生きる上で鍵となる「環境」をテーマとしたプログラム「エコ絵日記コンテスト」や「キッド・ウィットネス・ニュース」、「環境学習授業」「ユネスコ世界遺産環境学習プログラム」など、世界各地で様々なプログラムに取り組んでいます。

●「KWN」とは
各参加校へビデオ機材を提供し、制作されたビデオ作品を毎年のコンテストで表彰する参加型の教育プログラムで、現在世界29ヵ国／地域で展開しています。子ども達自らが主体的にテーマを選び、企画、取材、撮影、編集までを行っています。1989年に米国で始まって以降、今年で24年目を迎え、これまでに累計17万人以上、年間約1万人の子ども達や先生が参加しています。

●「エコ絵日記コンテスト」とは
子ども達が学校や家庭など身近なところで実際に行った地球環境を救う・守ることにつながるエコ活動を、専用の絵日記帳に描いて応募する参加型プログラムです。2008年に日本でスタートして以降、世界的に広がり、2013年には世界47カ国から約30万人の子ども達が参加しました。