パナソニックグループ エナジー社は、中国 蘇州工場内で建設を進めていた、民生用リチウムイオン電池新工場の竣工式を7月16日に開催しました。新工場の稼動により、蘇州工場における極板・セル・電池パックの一貫生産体制を構築し、グローバル競争力を強化していきます。
リチウムイオン電池は、太陽光など再生エネルギーの蓄電用や環境対応車などの動力用といった新しい用途の拡大が期待される一方、ノートパソコンや携帯電話などの民生用途については、グローバルでの競争激化や為替の影響などにより、より一層のコスト低減が市場から求められています。このためパナソニックでは、中国3拠点(蘇州、無錫、北京)での一貫生産体制を構築して民生用リチウムイオン電池の生産を増強し、中国での生産比率の拡大、現地部材の活用、物流コストの削減等により、コスト低減を図ります。中国展開においては、コスト低減だけでなく、為替変動のリスクヘッジも可能となります。
当社は、中国展開拡大による競争力強化に加え、民生用リチウムイオン電池での幅広いラインアップを生かして、お客様の要望に応えられる電池を迅速に提供し、グローバルでのビジネスを拡大していきます。
■新工場概要
【構造】 | 4階建て(鉄骨造) |
【延床面積】 | 49,000m2 |
【生産品目】 | 民生用リチウムイオン電池の生産 |
■蘇州工場の概要(2012年7月時点)
【会社名】 | 三洋エナジー(蘇州)有限公司(三洋能源(蘇州)有限公司) |
【所在地】 | 中国 江蘇省蘇州市呉中区胥口鎮孫武路86号 |
【設立時期】 | 2000年10月 |
【資本金】 | 1億ドル |
【代表者】 | 総経理 西下 恒司 |
【生産品目】 | 民生用リチウムイオン電池・ニカド電池、各種電池パック等 |
【従業員数】 | 約5,000人 |