松下電器産業株式会社(以下、松下電器)は、子どもたちに理科と数学(算数)についての興味や関心を持ってもらい、好奇心を育むことを目的とした新施設 「リスーピア」を、2006年8月5日より、東京・有明の「パナソニックセンター東京」内にオープンいたします。
松下電器は従来から、企業市民として、人材育成・教育支援、芸術・文化支援、社会福祉支援、ボランティア・NPO/NGOへの支援と協働など、さまざまな社会貢献活動を通じて子どもたちの健全な育成に取り組んでまいりました。
近年、子どもたちの理数離れを懸念する声が高まる中で、「リスーピア」は、小、中学生をメインターゲットに、理科の面白さや驚き、数学(算数)の美しさや不思議を伝えることで、子どもたちの好奇心を育みます。
「リスーピア」は「展示」と「ワークショップ」の大きく二つからなります。
「展示」の部分では子どもたちに疑問を投げかけ考えてもらえるような、身近で親しみやすい体験型の「原理モデル展示」や、映像・音響・照明などを駆使した空間演出により、子どもたちの五感に訴えかける「体感型展示」を行います。また、展示の「驚き」をきっかけに、館内のPDAシステム※1で理科や数学(算数)の原理・法則を「知り」「学ぶ」ことができ、さらに、学校や自宅では新施設のホームページにアクセスすることで、子どもたちが主体的にもっと「知り」もっと「学ぶ」ことのできる仕組みをあわせて構築します。
「ワークショップ」の部分では、参加者の規模に応じたスタイルで、講師から直接ポイントを学びながら実験・工作ができるなど、目的別に開催します。
なお、それぞれの内容については、理科は、信州大学教育学部 川村康文助教授、数学(算数)は埼玉大学経済学部 岡部恒治教授の監修、および、日本数学協会の協力のもと、「展示」や「ワークショップ」の開催を行ってまいります。
松下電器は、「リスーピア」において、理科と数学(算数)を通じて深い感動や忘れがたい経験を提供し、ひいては、将来の日本の技術やものづくりを支える人材の育成に貢献してまいります。
パナソニックセンター東京 ホームページ URL:http://panasonic.co.jp/center/tokyo
※1 | PDAはPersonal Digital Assistants の略。利用者のペースや興味の対象の違いに配慮したパーソナルガイドシステム。 展示場所の「光のポール」にPDAを近づけるとガイダンスが起動する可視光通信システムで展示を体感できます。 |
【お問い合わせ先】
お客様 パナソニックセンター東京 電話:03-3599-2600(受付時間:10:00〜18:00)
【「リスーピア」の概要】
施設名称 | 「リスーピア」 |
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フロア面積 | 1,320m2(約400坪) |
オープン日 | 2006年8月5日(土曜日) |
休館日 | 月曜日、年末年始 |
料金 | 大人(18歳以上) 500円 高校生 300円 小・中学生以下 無料 |
【概念図】
●子どもたちの主体的な「学び」につながるサポートシステムを構築 |
【フロア図】
【展示】
1階:常設展示(原理モデル展示)年齢を問わず普遍的な“数”や“形”などの数学(算数)の法則や、振り子やモーターといった“力”や“電気”などの物理(理科)原理について、実際に手に触れて体験学習できる展示です。3階:常設展示(体感型展示)
3Dクロマキーシアター※2を設置し、円周率、多面体や数の不思議にまつわる映像の中に自分が入り込んでのパフォーマンスなど、驚きの演出で印象深い体験ができる展示です。
【ライブラリ】
1階:Q&Aライブラリ誰でも簡単に直感的に操作できるタッチパネル式のディスプレイで、理科と数学(算数)に関する多彩なコンテンツを各自で検索して閲覧することができ、さまざまな分野での謎解きや発見を通じて、子どもたちが学習への興味を拡げていくのをサポートします。
【ワークショップ】
身近なものでできる工作やワークシートを利用した学習など手作り感のあるワークショップや、教育機関やNPO/NGOなどの関係先から外部講師を招待し、より専門性・新規性の高いワークショップを幅広く開催することで、学びのきっかけとなり、学びを深める場づくりを目指します。以上