2022年4月5日

【訂正】2022年4月7日訂正
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フルデジタル溶接機のフラッグシップモデル

フルデジタル CO2/MAG/MIG溶接機(パルス搭載)
YD-400NE1を発売

高精度波形制御技術をさらに進化、操作の分かりやすさ、使いやすさを追求

画像:フルデジタル CO2/MAG/MIG溶接機 YD-400NE1

品名 フルデジタル CO2/MAG/MIG溶接機
品番 YD-400NE1
溶接法 CO2/MAG/MIG/パルスMAG/パルスMIG
希望小売価格 オープン価格
発売日 2022年4月27日
月間生産台数 15台

パナソニック コネクト株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 執行役員 社長・CEO:樋口 泰行)は、フルデジタル溶接機のフラッグシップモデルとして、パルス機能を搭載したフルデジタルCO2/MAG/MIG/溶接機 YD-400NE1を2022年4月27日より発売します。YD-400NE1を皮切りにこれまでのフルデジタル溶接機をさらに進化させた次世代フルデジタル溶接機Nシリーズのラインアップ展開を開始します。
本製品は、フルデジタル溶接機のフラッグシップモデルとして、これまでのフルデジタル溶接機で培ってきた技術を継承、発展させながらもゼロベースで見直しを行い、高精度波形制御技術をさらに進化させるとともに、操作の分かりやすさ、使いやすさを追求しました。便利な機能として現行のVシリーズで好評の「溶接ナビ」、「板厚指令」、「出力管理」に加え、溶接作業の課題解決につなげる「溶接コンシェルジュ」を新たに搭載し、最高品質の溶接を作業が不慣れな作業者にも提供します。また、CO2溶接では、当社独自の溶滴移行を安定化させるスパッタ低減制御技術を改良することで低スパッタを実現するとともに、溶接の安定性を向上させました。さらに、今後、ネットワーク対応により生産性向上および品質の改善に貢献していきます。
当社は、本製品で今後より一層高度化する「モノづくり」に貢献できるフルデジタル溶接機の拡充を図り、さまざまな場面における高品位溶接の実現を目指します。

<特長>

  • 1. 課題解決や溶接条件決定をサポートする簡単操作のユニバーサルデザイン
  • 2. さらなるスパッタ低減や溶接の安定性を向上
  • 3. ネットワーク対応で溶接現場の見える化を実現

【お問い合わせ先】

パナソニック コネクト株式会社 ご相談窓口
https://industrial.panasonic.com/cuif/jp/contact-us?field_contact_group=1096

【開発の背景】

近年、モノづくりの現場では熟練技能者の減少、生産コストの増大などにより、溶接品質や生産性の向上がより強く求められてきています。経験や勘が求められる熟練者の技能をどう伝承するか、現場の働き手を3K作業からいかに開放し、生産の効率化を実現するかは大きな課題です。また、グローバル競争の激化や、昨今の新型コロナウイルスの影響において、製造業のお客様の課題解決は急務となっています。当社は、フルデジタル溶接機の高精度波形制御技術をさらに進化させるとともに、使いやすさにこだわった新世代型溶接機Nシリーズをお客様に提供することで、高度化するお客様の「モノづくり」にお役立ちできる新たなソリュ―ションを提案します。
2000年に発売を開始した「フルデジタル溶接機」は、インバータ制御とモーター一定制御に加え、業界に先駆けて溶接波形をデジタル制御することにより精密な波形調整を実現して、高品位・高品質な溶接を追求した溶接機としてお客様に支持されてきました。その後、2014年に発売したフルデジタル溶接機YD-350VR1を皮切りとした『フルデジタル溶接機Vシリーズ』により、溶接波形のデジタル制御はさらなる進化を遂げ、「高い溶接性能」と「多彩な機能」を高次元で融合させることで、高度化・多様化するお客様のご要望にお応えしてきました。
本製品から始まる新世代型溶接機Nシリーズは、【Comfortable(使いやすく)、Capable(溶接性能の向上)、Connectable(つながる)】を3つの開発コンセプトとして、これまでのフルデジタル溶接機からフルモデルチェンジを行い、新しいフルデジタル溶接機シリーズとしてラインアップ展開していきます。

■新世代型溶接機Nシリーズの開発コンセプト

  • (1)Comfortable ~簡単操作のユニバーサルデザイン~
  • (2)Capable ~可能性を追求した溶接性能~
  • (3)Connectable ~ネットワーク対応による生産性支援~

【特長】

1. 課題解決や溶接条件決定をサポートする簡単操作のユニバーサルデザイン

新機能として「溶接コンシェルジュ」を搭載。現場の作業状況や作業者の課題を液晶表示に従って入力していくことで、課題解決につなげるとともに、経験や専門知識が必要で複雑な溶接パラメータ調整もわかりやすくサポートします。また、溶接機の操作や条件設定の操作性向上のため、前面操作パネルには豊富な情報を表示できるタッチパネル式カラー液晶モニターを搭載しました。タッチパネル操作により直感的な操作が可能になるとともに、カラー液晶モニターを活用し、わかりやすい情報表示によって視認性を格段に向上しました。さらに、溶接作業の推奨条件を自動選択する『溶接ナビ』においては、溶接継手などの情報が絵で表示されることで作業者は実際の作業をイメージしながら簡単に設定することができます。

2. さらなるスパッタ低減や溶接の安定性を向上

CO2溶接では、当社独自の溶滴移行を安定化させるスパッタ低減制御技術である『MTS-CO2溶接法[*1]』を改良。アーク期間中のスパッタ発生のメカニズムと溶接電流波形の相関に着目し、溶融池の振動を抑制することでさらなる低スパッタを実現するとともに、溶接の安定性を向上させました。MAG溶接では、セカンダリスイッチング[*2]と『SP-MAG溶接法[*3]』により、スパッタ発生をさらに抑制、そして溶接速度アップに追従することを可能にしました。パルス溶接では、溶接材質に合わせて多数のパラメータを自在に制御しながらパルス周期を高精度で安定化させることによって、スパッタの発生量を低減、ウィービングや突出した長さの変化にも素早くアークを安定させ、低電流域から高電流域まで幅広く高品位溶接を実現しました。特にアルミ溶接では、ビード外観を美しくしたい、スタート時の溶込み量を増やしたいといった要望に対して高い性能を発揮します。

  • [*1]溶滴移行安定化制御(Metal Transfer Stabilization Control)によるCO2溶接法。短絡を解放して、アークを再点弧させるときの溶融池の振動を抑えます。またアーク期間中の微小短絡を抑制します。
  • [*2]短絡の直前・直後の溶接電流を急峻に垂下させて、短絡もしくはアークへスムーズに移行し、スパッタを低減させる制御方法。
  • [*3]短絡解放直後に電流を重畳(Super-Imposition)することでワイヤ先端の溶融速度を高め、次回短絡をスムーズに行うとともに、短絡周期を短く制御する溶接法。

3. ネットワーク対応で溶接現場の見える化を実現

本製品は、2022年7月以降に、溶接施工の前後工程も含めた溶接関連情報のプラットフォームとなる「統合溶接管理システム iWNB[*4]for Welding Machines」に対応する予定です。iWNB for Welding Machinesとの接続によって、溶接機の情報を収集、蓄積、分析することが可能となり、「生産性向上」「品質向上」「トレーサビリティ強化」を実現します。さらに、今後予定されている溶接機、iWNB for Welding Machinesの機能拡張によって、溶接現場の見える化が推し進められ工場全体の生産性向上および品質の改善に貢献します。

  • [*4]integrated Welding Network Boxの略

【定格仕様】

品番 YD-400NE1
定格入力電圧・相数 AC 200 V ~ 220 V・三相
周波数 50 Hz/60 Hz 共用
定格入力 19.0 kVA(17.5 kW)
出力電流 DC 30 A ~ 400 A
出力電圧 DC 12 V ~ 38 V
外形寸法(幅 × 奥行 × 高さ) 306 × 602 × 701 mm
質量 55 kg

【パナソニック コネクトについて】

パナソニック コネクト株式会社は2022年4月1日、パナソニックグループの事業会社制への移行に伴い発足した、グローバルで約28,500名の従業員を擁し、売上高が8,182億円の、B2Bソリューション事業成長の中核を担う事業会社です。当社は、企業としての存在意義であるパーパスを、「現場から 社会を動かし 未来へつなぐ」と掲げています。このパーパスには、製造業100年の知見とソフトウェアを組み合わせたソリューションや、高度に差別化されたハードウェアの提供を通じて、サプライチェーン・公共サービス・生活インフラ・エンターテインメントのそれぞれのお客様とつながり、お客様の「現場」をイノベートすることで、人と自然が共存できる豊かな社会・地球の「サステナビリティ」と、一人ひとりが生きがいを感じ、安心安全で幸せに暮らすことができる「ウェルビーイング」の世界を目指していきます。

※2020年度、旧パナソニック株式会社コネクティッドソリューションズ社として

以上