2021年4月14日

国内最高クラス(※1)の断熱性能の樹脂サッシを
エクセルシャノンと共同開発
真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」を
国内の建築物用の樹脂サッシに初めて導入

真空断熱ガラス樹脂サッシ「シャノンウインドSPG」、真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」、施工イメージ

パナソニック株式会社 ハウジングシステム事業部は、2020年6月に出資を開始した樹脂サッシのパイオニアメーカー、株式会社エクセルシャノン(本社:東京都中央区、社長:池田 州充、以下:エクセルシャノン)と国内最高クラス(※1)の断熱性能の樹脂サッシを共同開発しました。エクセルシャノンは、本製品を「シャノンウインド」の新シリーズ 真空断熱ガラス樹脂サッシ「シャノンウインドSPG」として2021年6月より発売します。2020年度省エネ大賞にて最高賞「経済産業大臣賞」を受賞した当社の真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」が国内の建築物用の樹脂サッシに組み込まれるのは、今回が初めてです。

政府が2050年にカーボンニュートラルの実現を目指す中、「省エネ性能の説明義務制度」が2021年4月に始まるなど、住宅の高断熱化・省エネ化が今後一層加速していくことが予想されます。そうした中、住宅の断熱性能を大きく左右する窓においては、アルミ製と比較して断熱性能に優れる樹脂製サッシの市場が拡大しています。一方、多くの先進国では樹脂製サッシが一般的である中、日本国内の樹脂サッシの割合は2割程度(※2)と低く、今後より一層の普及拡大が見込まれます。

今回共同開発した真空断熱ガラス樹脂サッシ「シャノンウインドSPG」は、当社の真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」とエクセルシャノンの高断熱フレーム「UF-H樹脂フレーム」を組み合わせた樹脂サッシです。3層のガラス構造で、屋内側に約6 mmの薄さで国内最高クラス(※3)の断熱性能を発揮する「Glavenir(グラベニール)」を搭載することで、ガラス面の断熱性能を最大限に高めています。加えて、フレーム部分は高断熱構造のフレーム内に断熱材を充填することで、窓全体の熱貫流率(※4)が縦すべり出し窓(連窓)で0.52 W/(m2・K)、FIX窓で0.47 W/(m2・K)と国内最高クラスの断熱性能を実現しています。高い断熱性能により住宅のエネルギーロスを抑えられるうえ、結露の発生にも高い抑制効果があります。さらに、3層のうち屋外側2層には高透過ガラスを採用しているため、ガラスを複層化しながらクリアな視界を確保しています。また、住宅性能表示・窓の遮音性の最高等級である等級3と比較して、約3倍の高い遮音性能(※5)も確保しています。

当社とエクセルシャノンは今後も互いの技術を持ち寄った製品開発を協力して行い、高断熱窓の普及拡大に取り組むことで、建築物の高断熱化・省エネ化への貢献をめざします。

【特長】

1. 真空断熱ガラスと高断熱樹脂フレームを組み合わせ、国内最高クラス(※1)の断熱性能を実現

2. 高透過ガラスの採用により、複層ガラスでありながらクリアな視界を確保

3. 住宅性能表示・窓の遮音性能の最高等級である等級3と比較して、約3倍の高い遮音性能(※5)

  • ※1:国内樹脂サッシメーカー各社がHP・カタログで公開する樹脂サッシの断熱性能値を比較。2021年4月14日時点。エクセルシャノン調べ。
  • ※2:日本サッシ協会調べ「住宅用建材使用状況調査」2021年3月調べ
  • ※3:国内真空断熱ガラス市場において。総厚約6ミリの真空断熱ガラス単体の熱貫流率として0.7 W/(m2・K)2021年4月14日現在 当社調べ。
  • ※4:熱の伝わりやすさを表す数値で、断熱性能が高いほど数値が低くなります。この数値はJIS A4710に基づく試験値で、製品の性能を保証するものではありません。
  • ※5:住宅性能表示・窓の遮音性能の最高等級である等級3(平均音圧レベル差25 dBまたはJIS T-2等級)との比較。
    等級3の平均音圧レベル差25 dBに対して、「シャノンウインドSPG」の平均音圧レベル差は35.1 dB、その差10.1 dBを約3倍と表示

【お問い合わせ先】

「Glavenir(グラベニール)」に関するお問い合わせ:ハウジングシステム事業部 建築システムBU VIG事業推進部
電話:06-6908-1131(代表 受付 9:00~17:30)
「シャノンウインドSPG」に関するお問い合わせ:株式会社エクセルシャノン 営業本部 営業企画部
電話:03-3527-2570
https://www.excelshanon.co.jp/contact/

【特長】

1. 真空断熱ガラスと高断熱樹脂フレームを組み合わせ、国内最高クラス(※1)の断熱性能を実現

住宅の断熱性能は熱を伝えやすい窓によって大きく左右されます。「シャノンウインドSPG」は当社の真空断熱ガラス「Glavenir(グラベニール)」と、エクセルシャノンの高断熱フレーム「UF-H樹脂フレーム」を組み合わせることで国内最高クラス(※1)の断熱性能を実現した樹脂サッシです。

当社の「Glavenir(グラベニール)」は、2枚のガラスの間に0.1 mmの真空層を設けることで、約6 mmの薄さで国内最高クラスの断熱性能を発揮するガラスです。
エクセルシャノンの「UF-H樹脂フレーム」は、高断熱構造のフレーム内に断熱材を充填することで高い断熱性能を発揮します。

「シャノンウインドSPG」は3層のガラス構造で、「Glavenir(グラベニール)」を屋内側のガラスに採用することで縦すべり出し窓(連窓)で0.52 W/(m2・K)、FIX窓で0.47 W/(m2・K)という国内最高クラスの断熱性能を実現。省エネ基準法における住宅の外壁(日本国内の一部地域を除く)と同等の断熱性能(※6)を実現しています。これにより窓からの熱の流出入を大幅に抑制することが可能になりました。

「シャノンウインド SPG」の構造イメージ、熱貫流率の比較グラフ

  • ※6:住宅部分の外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費に関する基準(国土交通省告示第二百六十六号)における、外皮の断熱性能等に関する基準のうち、その他の単位住戸の3~7地域の壁の熱貫流率の基準値。
  • ※7:住宅部分の外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費に関する基準(国土交通省告示第二百六十六号)における、開口部の断熱性能等に関する基準のうち、一戸建ての住宅の5~7地域で開口部比率の区分が(ろ)の場合の、熱貫流率の基準値。
  • ※8:エクセルシャノン製サッシ 縦すべり出し窓(開き+FIX)スマートシリーズ(W:1,690×H:1,370)における値。
    記載の熱貫流率は、複層ガラス1.4 W/(m2・K)はJIS A4710に基づく試験値、三層ガラス0.94 W/(m2・K)はJIS A2102-1,-2及びJIS R3107に基づく計算値。製品の性能を保証するものではありません。性能値は窓種、サイズ、ガラス仕様等により異なります。

2. 高透過ガラスの採用により、複層ガラスでありながらクリアな視界を確保

「シャノンウインドSPG」の3層のガラスのうち屋外側2層には、ショーウインドや展示ケースガラスと同等の高透過なガラスに特殊金属膜をコーティングすることで、断熱性能を保ちながら可視光線の透過性を高めた「ESクリアスーパー」を採用、一般的なフロートガラスの鉄分による青みを克服し、高断熱でありながらクリアな視界を確保しています。

3. 住宅性能表示・窓の遮音性能の最高等級である等級3と比較して、約3倍の高い遮音性能

「シャノンウインドSPG」の平均音圧レベル差は35.1 dB。
住宅性能表示・遮音性能の最高等級である等級3の平均音圧レベル差25 dBと比較して10.1 dB差、音を遮る性能は約3倍です。

製品名称 真空断熱ガラス樹脂サッシ シャノンウインドSPG(エスピージー)

シャノンウインドSPG ロゴ

基本性能 [断熱性能]
縦すべり出し窓
16513(W:1,690×H:1,370)Uw値=0.52 W/(m2・K)
FIX窓
16511(W:1,690×H:1,170)Uw値=0.47 W/(m2・K)
[気密性能]:A-4等級 [水密性能]:W-4等級
[遮音性能]:T-2等級 [耐風圧性能]:S-3等級
  • ※サッシの性能値は、JIS A4710に基づく試験値を一般的な数値として示したものであり、
    製品の性能を保証するものではありません。
    性能値は窓種、サイズ、仕様、ガラスメーカーや種類により異なります。
発売日 2021年6月(予定)

縦すべり出し窓イメージ(単窓、連窓:縦すべり出し+FIX、段窓:上段:縦すべり出し 下段:FIX )、横すべり出し窓イメージ(単窓、連窓:横すべり出し+FIX、)、大開口横すべり出し窓イメージ、FIX 窓イメージ、FIX 窓(横長)イメージ

【ご参考】

■エクセルシャノンについて

  • 社名:株式会社エクセルシャノン
  • 所在地:東京都中央区日本橋馬喰町2-7-8
  • 設立:1994年
  • 代表者:池田 州充
  • 事業内容:樹脂サッシ及び関連製品、住宅用建築資材の製造・販売
  • 売上高:65億円(2019年度実績)
  • 資本金:4億9,500万円
  • 資本構成:株式会社トクヤマ51%、パナソニック株式会社49%
  • 人員:261名(2021年3月末時点)

1976年に日本で初めて純国産樹脂サッシを製造販売し創業。創業以来省エネや健康、快適な住環境を備えた高品質住宅の普及に取り組んでいる樹脂サッシ専業メーカー。住宅用樹脂サッシ、ビル用樹脂サッシなどを展開。2020年6月に第三者割当増資を実施、発行済み株式を株式会社トクヤマとパナソニックが引き受けています。

■当社真空断熱ガラス事業について

プラズマディスプレイパネルの開発・製造技術を応用し、2017年に参入。2枚のガラスの間に0.1 mmの真空層を設けることで、6 mmの薄さで国内最高クラス(※3)の断熱性能を有する真空断熱ガラスを開発、製造。パナソニックの完全子会社である米国の冷凍・冷蔵ショーケースメーカー「ハスマン社」のコンビニ・スーパー向け冷蔵用自動ドアなどに導入。2019年10月には、AGC株式会社と共同で欧州の建築市場向けに生産を開始し、窓ガラスの改修などの用途で展開しています。2019年12月より当社真空断熱ガラスの名称を「Glavenir(グラベニール)」とし、高断熱デバイスとして様々なメーカーへ提案を進めています。真空ガラスがガラスに画期的な断熱性を持たせ、新たな世界の未来を創ることを願い「Glass+Avenir(未来・フランス語)」から名付けました。

Glavenir ロゴ

以上