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2021年3月4日
製品・サービス / プレスリリース
パナソニック株式会社は、株式会社アインホールディングス、Fujisawa SST協議会とともに、小型低速ロボットを用いてエリア内の店舗から住宅へ商品を届ける配送サービスの実証実験を神奈川県藤沢市のFujisawaサスティナブル・スマートタウン(以下、Fujisawa SST)にて3月5日から実施します。今回の実証実験では、2台の小型低速ロボットを用いて、処方箋医薬品(以下、医薬品)をアイン薬局 FujisawaSST店(以下、アイン薬局)、冷蔵品の弁当を商業施設「湘南T-SITE」から住宅に向けて配送します。屋外での小型低速ロボットによる医薬品の配送は国内で初めて※1の取り組みとなります。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中、薬局や店舗および配送時における人との接触を最小限にすることで感染リスクを抑えることが求められています。今回、医薬品の配送では、患者様は医師から電話等により診察、アイン薬局の薬剤師からオンライン服薬指導を受けた後、小型低速ロボットがお届けする医薬品を受け取ります。診察、服薬指導、医薬品の受け取りまでを非対面で完結することが可能となります。
また、複数店舗と住宅をつなぐ配送サービスを提供することで、いつでも気兼ねなく、なじみのお店の味が自宅で楽しめる、買い忘れてしまった日用品がすぐに自宅に届くなど新たな体験価値の創出を目指します。
パナソニックでは、「小型低速ロボットを用いた住宅街向け配送サービス実証実験」を昨年11月から開始しており、これまでに公道走行における技術的な検証を実施してきました。今回の配送サービスでの検証を通じて、エリア内の店舗と住民をつなぐ配送インフラ構築に向けた取り組みを加速します。今後もFujisawa SST協議会とともに様々な店舗との連携を拡大しながら、持続可能な街づくりと、そこで生活を営む皆様の安心・安全で豊かなくらしの実現に貢献していきます。
なお、本取り組みは、国の成長戦略実行計画(令和2年7月)における小型低速ロボットの社会実装に向けて遠隔監視・操作型の公道走行実証を実施するとの方針を踏まえて実施するものです。当社も経済産業省が主催する「自動走行ロボットを活用した配送の実現に向けた官民協議会」へ参画するとともに、本研究開発および実証活動の一部は、NEDO「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」の補助を受けて実施しています。
2021年3月5日~3月26日の期間中の木曜日と金曜日
アイン薬局からFujisawa SST住宅街区および湘南T-SITE駐車場付近からFujisawa SST住宅街区内の公道を走行。
当社は国土交通省による道路運送車両の保安基準の基準緩和措置を受け、藤沢警察署より遠隔監視・操作型の自動走行ロボットの公道実証実験に関する道路使用許可を取得し、神奈川県および藤沢市の協力を得て実施しています。
アイングループは「アイン薬局」を中心とした1,057店舗の調剤薬局と65店舗のコスメ&ドラッグストア「AINZ&TULPE(アインズ&トルペ)」を展開しています(2021年1月末店舗数)。アイン薬局では、全店においてオンライン服薬指導の対応体制を整えている他、患者さまの多様なニーズに寄り添った薬局として、新しい医療サービスを提供しています。
https://www.ainj.co.jp/
神奈川県藤沢市のパナソニックの工場跡地にて、Fujisawaサスティナブル・スマートタウンの開発をすすめる18団体からなる街づくり協議会(代表幹事:パナソニック株式会社)です。藤沢市と官民一体で、持続可能なまちづくりに取り組むとともに、街に関わる企業・自治体・住民などが共創する仕組みを導入し、新しいサービスの創出を通じて、社会や地域の課題解決を目指しています。
https://fujisawasst.com/JP/
以上
記事の内容は発表時のものです。
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