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2019年10月28日
製品・サービス / プレスリリース
マスメディア業界の働き方改革に貢献
使いやすい編集UI・番組制作の効率化を実現
パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(以下パナソニック)は、放送業界に対して、音声処理・音声認識技術を活用した文字起こしサービス「P-VoT※1」のベータ(β)版を2019年6月13日から提供しておりましたが、このたび正式にマスメディア業界(放送、新聞、出版等)向けに商用サービスとして提供を開始します。
サービス名 | マスメディア業界様向け 文字起こしサービス P-VoT(ピーボット) |
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サービス開始日 | 2019年11月13日 |
サービス価格 | 1コンテンツあたりの時間長を基準とした従量制:20円/10秒※2 |
現在、放送局をはじめとするマスメディアの業界では、事件・事故・災害など報道現場の速報性や正確性が求められている一方で、業界における不規則な労働や長時間労働など働き方における改革が課題となっています。
本サービスは、動画・音声ファイルをパナソニックのクラウドサービスにアップロードするだけで、文字起こしを自動化することができます。番組制作業務のワークフローのなかで時間と手間がかかる文字起こし作業を、約3分の1※3の時間に削減することが可能になります。たとえば、取材現場で撮影・録音したデータをその場でアップロードし自動で文字起こしを進めておけば、放送局にいるメンバーがすぐに確認・編集作業に取り掛かることができるため、チーム全体で効率よく作業を進められ、時間を有効活用することができます。
また今回の商用サービス化に伴い、ベータ版の利用者アンケートであがったご要望を反映させた編集画面のユーザーインターフェースに改良しました。制作現場に寄り添ったシステムとして、マスメディア業界の働き方改革に貢献していきます。
多層のニューラルネットワーク(Deep Neural network:DNN)技術(AI技術)を用いた高精度音声認識により、幅広いジャンルの文字起こしに対応します。
現場担当者がリクエスト(アップロード)、事務所での修正・編集担当者が認識結果を確認・編集できます。また認識の完了・結果の通知は登録されたユーザのみに通知され、担当者間による個別メールでの送付がないため、利便性と安全性を兼ね備えた情報管理・運用が可能です。
インターネットに接続したウェブブラウザでのリクエスト(アップロード)から、テキストの修正作業まで行うことが出来ます。特別な機器・設備を必要とせず導入が可能です。
編集画面では文字をクリックすると、文字起こしした音声の位置から頭出し、プレビュー再生を開始します。再生中はプレビュー動画/音声に追従して音声認識結果にマーキングします。煩わしい映像・音声から発声位置を探しだす作業もクリックひとつで、効率的な文字起こしの編集作業が可能です。
当社のプロダクトとシステムと連携することで、運用ワークフローとシームレスな連携を予定しております。
動画・音声ファイルを複数(同時に最大5ファイルまで)アップロードすることが可能になり、アップロードにかかる時間を削減しました。
タイムコードを設定(オフセット計算)することで、アップロードした動画・音声ファイルとのタイムコードを合わせることが可能になりました。
確認・編集後に修正結果をダウンロードするデータは、オフセットで計算後のデータになり、様々なシステムでの活用が容易になります。
編集画面では30秒おきの時間区切り(セクション)にレイアウトを変更。メモ情報欄を設けることで申し送り事項、補足情報などを追記することが可能になりました。
編集作業において複数人で分担作業を行う場合に、時間区切り(セクション)毎に編集担当者が「編集ロック」を掛けることが可能になりました。セクション単位での分担作業による誤編集を抑止します。
パナソニックでは、制作現場に寄り添ったシステムを提供することで、社会課題である「働き方改革」において放送業界の業務をサポートしていきます。そして放送業界の経営課題に向き合い、放送という情報社会インフラの永続的な安心・安全の維持・発展に貢献していきます。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。